10月末になったというのに、モロッコの砂漠地帯ではまだまだ日中は日差しが強い日が続いてます。
さて、今週は日本からモロッコに来た「コミュニティ開発巡回調査団」の方々が、私の任地での活動を視察に来ました。
【注】私の協力隊の職種は「村落開発普及員」ですが、私の隊次以降この名前が改名されて「コミュニティ開発」という職種になりました。
隊員たちはそれぞれの職種ごとに、技術補完研修を派遣前に受けることになっています。私の場合、日本で派遣前にコミュニティ開発に関する2つの技術補完研修を受けました。研修では、主にそれぞれの技術顧問の先生たちが、隊員たちが現場で必要あるいは有用と思われる技術や理論を教えてくれます。
実は、その技術補完研修でお世話になった技術顧問の先生の1人が、今回なんとこの視察団の一員としてモロッコに来ました!!
JICA側からは事前に、「コミュニティ開発巡回調査団視察があなたの活動を視察に来ます」と聞いていたので、どんな調査なんだ・・・、どんなことを指摘されるんだろう・・・とちょっとびくびくしていました(汗)。。。
そして調査団には、顧問の先生と共にJICA本部のモロッコ担当者の方も一緒にいらしていました。
私の任地に視察が入る前日には、エルラシディア(任地から1時間の県庁所在地の町)の県で活動する協力隊員たち10名と、調査団の方々、JICAスタッフなど、総勢15人程の人たちとの夕食会があったので、エルラシディアに向かいました。
そして、8ヶ月ぶりに技術顧問の先生と再会することができました!
この先生は協力隊受験時の面接官でもあった先生だし、2つ受けた技術補完研修のうち1つの最終発表の時に審査に来ていた先生でもあったので、とても思い出深い先生です。
いつも辛辣なコメントが多い先生なので、最初は緊張しましたが、お酒が大好きなこの先生は私が着いたころには既にほろ酔い気分だったようで、どんどんいろんな話が出てきました(笑)。
ネタがつきない先生の話を一生懸命聞き入ってたら、食事が全然進みませんでしたが(笑)、技術顧問の先生が自分の任期中に自分の任国、ましてや任地まで来るなんてチャンスはめったにないので、必死に話に聞き入ってしまいました。
そして、翌日はエルラシディア県庁にて、グループ型派遣による開発計画支援のミーティングがありました。最近、エルラシディア県庁とJICAの間で、エルラシディア県にて活動する隊員たちが「エルラシディア地域の人々の生活向上」という大きな共通の目的を持って、それぞれの分野にて活動しつつも、普段の活動の延長線上で隊員たちが一緒に活動するような、グループ派遣形態が認められたのです。
この日のミーティングは、県庁側とJICA、そして対象となる隊員たちとの一回目の顔合わせでした。日本から来ていたコミュニティ開発調査団の方々も参加して下さいました。
ミーティングでは、今後の活動計画についてや県庁側のニーズを確認したりして終わりました。今後は隊員たちが活動計画を県庁に持って来て、県庁側の意見も盛り込みながら具体的な活動を行っていくことになりそうです。
そして午後はいよいよコミュニティ開発調査団の方々が私の活動を視察に来る番!
一足先に任地グルミマに戻り、調査団の方々が着くのを待ちました。
調査団と最初に訪問したのは、私が1ヶ月程前から活動し始めたアソシエーション(女性団体)。グルミマ中心地から7kmくらい離れたところにあるということや、設立してまだ3年しか経っていないということもあって、色んな資材や資金が不足していて、色々試行錯誤しながら活動している団体です。商品開発したいけど、ミシンがなかったり、女性たちの手工芸スキルが商品化するにはまだまだだったりして、私も今後どういった活動したらいいか悩んでます。
アソシエーションに着いたら、いつもいるメンバーがずらっと並んで私たちを迎えてくれました。こういったJICAの正式な訪問があるとどうやらアソシエーション側も構えてしまうようで、いつもよりみんなこぎれいな格好してました(笑)。
調査団の方はアソシエーションの会長や副会長に運営方法や資金源のことを聞いたりして、私自身もまだまだ知らない情報もたくさん引き出してくれたので、ぶっちゃけ私にとっても勉強になりました(笑)。
そして、次は赴任当初から活動しているもう1つのアソシエーションの視察。こちらの団体は設立が1998年で、資金も経験もある程度ある団体で、女性たちの手芸スキルも高いので、わりと商品開発がスムーズに行っている団体です。
こちらも、「JICAから視察団が来る!」ということで大分構えてしまったようでで、いつもは不在の会長やら副会長、会計担当者まで、いろんな役員やメンバーが勢揃いでした!
会長が視察団の方々に、アソシエーション内の案内や活動の説明などをしてくれて、私も少しだけここの団体で行っている活動を説明し、質疑応答があった後に、集合写真を撮って、視察は終わりました。
せっかく来た調査団の方々やボランティア調整員たちが来ていたのに、開発した新商品の在庫がなかったので実物を見せられなかったのがとても残念でしたが、商品の一部は見てコメントを頂くことができました。
技術顧問の先生からは、「手工芸=女性、だけじゃなくて、男性も巻き込むような手工芸品も面白いかもよ」など私では考えつかないようなアイディアやコメントを頂いたり、今後の進路のことまでアドバイスを下さいました。
こんな風に、技術顧問の先生や国担当者の方が、自分の任期中に任国に来て、任地での活動も見てもらって、コメントを頂けるなんて多分滅多にないチャンスだと思うので、本当にこういった機会に恵まれてラッキーだなと思いました!また、普段は滅多に任地まで視察に来ることがないボランティア調整員の方々も調査団と一緒に任地まで来て下さったでの、これも実はとてもラッキーなことだと思います。
本当はこの日の晩にあった第2回目の夕食会にも行ってもっと顧問の先生や他の方とも話したかったけど、明日の活動の準備が終わってないし、またエルラシディアまで出て戻ってくるのが大変なので、仕方なく任地にて1人で夕食を食べました・・・(涙)。
もうグルミマでの活動を始めて6ヶ月が経つので、そろそろ本腰を入れないといけない頃・・・。明日からはアソシエーションで英語の補習授業も始める予定なので、手工芸品開発以外にも、教育分野などにも活動を広げていこうと思ってます。
さて、今週は日本からモロッコに来た「コミュニティ開発巡回調査団」の方々が、私の任地での活動を視察に来ました。
【注】私の協力隊の職種は「村落開発普及員」ですが、私の隊次以降この名前が改名されて「コミュニティ開発」という職種になりました。
隊員たちはそれぞれの職種ごとに、技術補完研修を派遣前に受けることになっています。私の場合、日本で派遣前にコミュニティ開発に関する2つの技術補完研修を受けました。研修では、主にそれぞれの技術顧問の先生たちが、隊員たちが現場で必要あるいは有用と思われる技術や理論を教えてくれます。
実は、その技術補完研修でお世話になった技術顧問の先生の1人が、今回なんとこの視察団の一員としてモロッコに来ました!!
JICA側からは事前に、「コミュニティ開発巡回調査団視察があなたの活動を視察に来ます」と聞いていたので、どんな調査なんだ・・・、どんなことを指摘されるんだろう・・・とちょっとびくびくしていました(汗)。。。
そして調査団には、顧問の先生と共にJICA本部のモロッコ担当者の方も一緒にいらしていました。
私の任地に視察が入る前日には、エルラシディア(任地から1時間の県庁所在地の町)の県で活動する協力隊員たち10名と、調査団の方々、JICAスタッフなど、総勢15人程の人たちとの夕食会があったので、エルラシディアに向かいました。
そして、8ヶ月ぶりに技術顧問の先生と再会することができました!
この先生は協力隊受験時の面接官でもあった先生だし、2つ受けた技術補完研修のうち1つの最終発表の時に審査に来ていた先生でもあったので、とても思い出深い先生です。
いつも辛辣なコメントが多い先生なので、最初は緊張しましたが、お酒が大好きなこの先生は私が着いたころには既にほろ酔い気分だったようで、どんどんいろんな話が出てきました(笑)。
ネタがつきない先生の話を一生懸命聞き入ってたら、食事が全然進みませんでしたが(笑)、技術顧問の先生が自分の任期中に自分の任国、ましてや任地まで来るなんてチャンスはめったにないので、必死に話に聞き入ってしまいました。
そして、翌日はエルラシディア県庁にて、グループ型派遣による開発計画支援のミーティングがありました。最近、エルラシディア県庁とJICAの間で、エルラシディア県にて活動する隊員たちが「エルラシディア地域の人々の生活向上」という大きな共通の目的を持って、それぞれの分野にて活動しつつも、普段の活動の延長線上で隊員たちが一緒に活動するような、グループ派遣形態が認められたのです。
この日のミーティングは、県庁側とJICA、そして対象となる隊員たちとの一回目の顔合わせでした。日本から来ていたコミュニティ開発調査団の方々も参加して下さいました。
ミーティングでは、今後の活動計画についてや県庁側のニーズを確認したりして終わりました。今後は隊員たちが活動計画を県庁に持って来て、県庁側の意見も盛り込みながら具体的な活動を行っていくことになりそうです。
そして午後はいよいよコミュニティ開発調査団の方々が私の活動を視察に来る番!
一足先に任地グルミマに戻り、調査団の方々が着くのを待ちました。
調査団と最初に訪問したのは、私が1ヶ月程前から活動し始めたアソシエーション(女性団体)。グルミマ中心地から7kmくらい離れたところにあるということや、設立してまだ3年しか経っていないということもあって、色んな資材や資金が不足していて、色々試行錯誤しながら活動している団体です。商品開発したいけど、ミシンがなかったり、女性たちの手工芸スキルが商品化するにはまだまだだったりして、私も今後どういった活動したらいいか悩んでます。
アソシエーションに着いたら、いつもいるメンバーがずらっと並んで私たちを迎えてくれました。こういったJICAの正式な訪問があるとどうやらアソシエーション側も構えてしまうようで、いつもよりみんなこぎれいな格好してました(笑)。
調査団の方はアソシエーションの会長や副会長に運営方法や資金源のことを聞いたりして、私自身もまだまだ知らない情報もたくさん引き出してくれたので、ぶっちゃけ私にとっても勉強になりました(笑)。
そして、次は赴任当初から活動しているもう1つのアソシエーションの視察。こちらの団体は設立が1998年で、資金も経験もある程度ある団体で、女性たちの手芸スキルも高いので、わりと商品開発がスムーズに行っている団体です。
こちらも、「JICAから視察団が来る!」ということで大分構えてしまったようでで、いつもは不在の会長やら副会長、会計担当者まで、いろんな役員やメンバーが勢揃いでした!
会長が視察団の方々に、アソシエーション内の案内や活動の説明などをしてくれて、私も少しだけここの団体で行っている活動を説明し、質疑応答があった後に、集合写真を撮って、視察は終わりました。
せっかく来た調査団の方々やボランティア調整員たちが来ていたのに、開発した新商品の在庫がなかったので実物を見せられなかったのがとても残念でしたが、商品の一部は見てコメントを頂くことができました。
技術顧問の先生からは、「手工芸=女性、だけじゃなくて、男性も巻き込むような手工芸品も面白いかもよ」など私では考えつかないようなアイディアやコメントを頂いたり、今後の進路のことまでアドバイスを下さいました。
こんな風に、技術顧問の先生や国担当者の方が、自分の任期中に任国に来て、任地での活動も見てもらって、コメントを頂けるなんて多分滅多にないチャンスだと思うので、本当にこういった機会に恵まれてラッキーだなと思いました!また、普段は滅多に任地まで視察に来ることがないボランティア調整員の方々も調査団と一緒に任地まで来て下さったでの、これも実はとてもラッキーなことだと思います。
本当はこの日の晩にあった第2回目の夕食会にも行ってもっと顧問の先生や他の方とも話したかったけど、明日の活動の準備が終わってないし、またエルラシディアまで出て戻ってくるのが大変なので、仕方なく任地にて1人で夕食を食べました・・・(涙)。
もうグルミマでの活動を始めて6ヶ月が経つので、そろそろ本腰を入れないといけない頃・・・。明日からはアソシエーションで英語の補習授業も始める予定なので、手工芸品開発以外にも、教育分野などにも活動を広げていこうと思ってます。
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