2020/06/13

スーダン🇸🇩での任務を終えました / Finished my assignment in Sudan 🇸🇩

半年ぶりのブログ更新ですが、5月31日でUNHCRスーダン事務所での任務を終えて、6月8日にはスーダンを出国しました。

2018年4月にJPOとしてUNHCRスーダンの首都ハルツーム事務所に着任して、あっという間に2年間が経ちました。最初一年はわりと順調に始まり、職場での上司や同僚にも恵まれて、楽しい思い出がほとんどなんですが、2年目になる頃からスーダンの情勢が不安定となり、2018年12月末に始まったパンの価格高騰から始まった反政府の大規模デモ、そして翌年19年4月の元バシール大統領の退陣とその後に発足した暫定政府、そして同年6月にはハルツームでも100人以上が犠牲になったとされる市民に対する治安の悪化(銃撃や棒で殴るなどの暴力や怪我をしたデモ参加者の治療を行う医療従事者に対する暴力やレイプなど。うちの近くでも銃声が何度か聞こえた)に伴った突然の国外退避(これに関しては過去のブログ投稿にも書いているので詳細はそちらを参照)などがありました。隣国エチオピアに1ヶ月退避して、やっとハルツームに帰れたのは7月。帰った後くらいから部署内の人事の変化などから新しい役割も与えられて、特に2019年10月から2020年3月頃までは、仕事以外あまり何やってたか記憶にないくらいに忙しかったですね(笑)。

実は2019年11月にハルツーム事務所のスタッフアソシエーション(スタッフ組合みたいな感じ?)の役員選挙に出馬するように同僚からノミネートを受け、まあ役員の一員くらいならいっか、と軽い思いで返事したら、なんと選挙で最大多数の投票を受けて、会長になってしまいました(笑)。まあボチボチやればいっか、と思っていたら、その直後に難民高等弁務官補佐などVIPのスーダン訪問や、2020年3月には難民高等弁務官のスーダン訪問などがあり、全スタッフを代表してスタッフの声(人事や福利厚生に関して伝えたいこと)を述べるなどの大役(?)がまわってきて、かなり大変な時期もありました。

そんな中で、スーダン(というか99%程度はハルツームにしかいなかった)での2年間では、学びが多く、UNHCRスタッフとして初めて働いたところだったので、やり方とかも最初は全くわかりませんでしたが、同僚や上司のおかげで色々と経験させてもらいました。本当はダルフールや白ナイル州、コルドファン州など、自分が担当していた地域にもっと出張行きたかったんですが、残念ながら2年間で一度しか地方への出張いけず、これに関しては悔しかったですね(本当はその他ダルフールと白ナイル州への出張機会があったのだが、ちょうど移動許可証の更新時期で、革命直後の政府機関は半分機能していなくて、更新が間に合わなかったので、同僚のみ出張に行った、という。。。涙)。ということで、ほとんど現場の仕事を味わていなかったので、唯一現場っぽい仕事に参加させてもらったのは、ハルツーム郊外にあるOpen Areaと呼ばれる南スーダン難民が自主的に集まって住み込んでいる地域で行われた物資配布のみでした。1日だけだったけど、直接難民の方々に物資を配布したり、難民登録の作業を手伝わせてもらえて、普段のデスクワークだけではわからなかったことを、現場の状況を見ることによって初めてより理解することができたので、やっぱり現場に行って自分の目で現場の状況を確認したり、難民の方々と接するのは大事だなと思いました。
物資をトラックから下ろす人たちに指示を出す
UNHCR物資担当のスタッフ

2019年後半からは、JPOの任期が残すところあと半年ということもあってその後にUNHCRに残るために正規職員のポストに応募を始めたんですが、その数ヶ月間は何にも音沙汰なく、(仕方なく)ダメ元で2020年1月にとあるUNHCRの緊急支援のポストに応募したら、なんと2月には合格結果通知がきて(!)、ショックを受けたのでした(詳細はこのあとの投稿に書きます)。

なのでJPOの2年目が終わる4月には新しいポストに着任できるように準備進めてたんですが、新型コロナの影響でスーダンは3月中旬から国境封鎖、そして自宅からのテレワークが始まり、新しいポストに着任するのも難しくなり、とりあえず着任できるようになるまで一時的に2ヶ月間UNHCRスーダン事務所で短期雇用スタッフとして延長することになったのでした。

このテレワークの間、私が2018年11月に養子に迎えた愛猫サミラ(元々事務所にいた野良猫)とは更に仲良くなり、朝起きると私の髪の毛の中で寝ているなど、面白い写真やエピソードがたくさん増えました(笑)。
おすましサミラ

イナバウアー並に沿って寝ている

テレワーク中、よく邪魔しにきた

サミラの好きな寝る格好
よくお腹丸出しで寝てる

こちらもお腹丸出し、笑


でも正規職員のポストが決まっているのにいつまでもハルツーム事務所で短期雇用で仕事を続けるわけにもいかないので、6月1日からテレワークで新しい事務所の仕事を始め、新しい上司の合意を得て、ハルツームからでなく日本からテレワークをさせてもらうことになったので、無事にスーダンを出発して日本に一時帰国することになりました。
スーダン国内移動でもよく使われている
WFPの人道支援サービスの飛行機(UNHAS)。
これに乗って国内出張行くことに若干憧れていたけど、
結局それは今回は最後まで叶わず。
まさか出国する時に乗ることになるとは。。。

ハルツームらしい色と風景。砂っぽい。笑。ちなみに、この日の午後、ハブーブ(砂嵐)だったらしい。

2年間いたところをいざ去るとなると、寂しい・・・。
奥に見えるのは雄大なナイル川

コロナの影響で、お世話になったスタッフなどにもちゃんと挨拶できずに離任するのは残念でしたが、スーダン人やその他同僚などの暖かいサポートがあったからこそ、スーダンでの任期を無事に終えられたのだと思います。

ナイル川の水を飲んだ者はナイルへまた戻る、というような言い伝えがあるそうで、実際にスーダンにいた外国人の多くがスーダンへそのあとも戻ってきているので、私もナイルの水は飲んだかわからないけど、また戻れることを祈っています!

شكرا السودان