2016/08/21

2ヶ月が経って・・・/ 2 months on...

国連ボランティア(UNV)としてモロッコに赴任してから、早いことにもう2ヶ月が経ちました。

首都ラバトの生活はかなり快適です。以前私が協力隊時代に住んでいた砂漠地方の小さな町に比べて気候的にも過ごしやすいし、食べ物も基本ほとんどのものが手に入ります。レストランも色々もあるし、そして以前に増して日本食というか寿司を扱うお店が増えています。
これ、Sushi Houseというレストランにあるサーモンのタルト風の食事。
私は結構美味しいと思う。

ラバトの生活は本当に快適だけど、時々やたりに元任地のグルミマの田舎生活が恋しくなります・・・。そりゃ、砂漠の田舎町で生活していた時は、砂埃、暑さ、時々ある断水・停電、ベルベル語やアラビア語のみのコミュニケーションなどで苦労はしたけど、でも、あの素朴な田舎生活は、本当に地元の人たちと一緒に生活しながら地域に溶け込んで過ごせた貴重な時間だったんだなあと改めて思います。

仕事は、赴任して一ヶ月目くらいになってやっと仕事が回ってきたって感じです(笑)。(↑私のフランス語能力が他の同僚に比べると明らかに低いせいもあるのかもしれませんが・・・)最近はUNDP事務所が実施している(あるいは実施する予定の)ガバナンス関係のプロジェクトの企画書を書く補佐をしたり(英語・フランス語)、広報の仕事を少し手伝ったりしてます。いずれにせよ、通常の事務所のコミュニケーション言語はフランス語だし、扱う書類もほとんどフランス語なんで、かなり仏語にはどっぷり浸かっているはずなんだけど、なかなか上達しないのがもどかしいところです・・・。
事務所の庭によく立ち寄る猫ちゃん。妊娠してました。

昔モロッコで協力隊員だったこともあって、まだ知っている隊員さんや職員さんが残っていたりして、おかげさまで何か集まりがあったりすると呼んでいただけるので、ありがたいです。おかげさまでこちらでは特に寂しい想いをすることなくやってます。

家は、結局元ラバト隊員が住んでいたところを借りて、一人暮らしを始めました。ボロアパートだけど、窓から大西洋が見えます。もともとNGOスタッフだった頃は船乗りだったので、やはり海が見えるところにいると落ち着きます。
こんな感じで、遠くにだけど海(大西洋)が見えます!

家から5分以内のところに世界遺産の旧市街(メディナ)があるんで、よく週末には遊びに行きます。マラケシュとかフェズとか他の世界遺産の街のメディナと比べると全然大したことないんだけど、あの下町な感じが好きなんです。ずっとモロッコの田舎に住んでいた私にとって、ラバトの新市街は綺麗でヨーロッパ風でいいけどあまり肌に合わず、もっと旧市街に近くって下町っぽい地区で暮らす方が自分には合っています。
こんな青の地区もわりとすぐ近くにある
旧市街の横にある要塞の壁沿いを歩く


旧市街の近くに住むようになってからは、新市街で仮住まいにいた頃よりも職場には遠いんで、毎日トラム(路面電車)とタクシーを乗り継いで通ってます。トラムは通勤時間帯は結構混む時もあって、一度、東京の満員電車に近いくらいに人がいっぱいでびっくりしました。まさかラバトに来てまで満員電車を味わうとは・・・。(苦笑)

という感じで、グルミマにいた頃に比べて、写真をたくさん使って田舎の生活を伝えるようなブログ内容が書けるほどネタがあまりないんですが、こんな感じでボチボチブログも更新していこうと思います。

では、引き続きよろしくお願いします。