2015/08/28

南米旅行① ペルー編(3) マチュピチュ / A trip to South America 1: Peru (3) Machu Pichu

そして、いよいよ待望のマチュピチュへ!

数日前から滞在していたクスコ発着で、2泊3日でクスコ郊外のインカ遺跡や「聖なる谷」を回ってマチュピチュ遺跡を見学するツアーに参加した。

バスでクスコを出発して、バスでひたすら山道を進んで約2時間。

途中、景色の綺麗なところにあるお土産屋の並ぶところでトイレ休憩とお土産ストップを挟んだ。そこで、観光客待ってましたというかのように、いかにも観光客ウケしそうな民族衣装を身にまとったおじさんが、リャマやアルパカの群れに囲まれて写真を撮るように待ち構えている・・・。


どうしても可愛いし絵になるから撮ってしまう(もちろん少額のチップを払わなければいけないのだけど)。

そして最初に到着に着いたのは、ピサックという遺跡。広大な山の中に広がる遺跡と段々畑のような斜面がとても綺麗。


こちらはペルーの国の花(名前を忘れてしまった・・・)
ピサックは日曜日になると市場が出るらしいので、それを楽しみにしていたのだけど、思ったよりも市場は普通だったので若干残念・・・。でも可愛い民族衣装姿の女の子たちの写真を撮れたので、それはちょっと満足。カメラを向けると揃って「チーーーーーズ!」と言ってくれる、笑。

そしてそのあとは、カルカ、ウルバンバなど、渓谷の中にある小さな街を通り、ウルバンバでランチを食べて、午後は、オリャンタイタンボという遺跡へ。ここから見た渓谷の景色は素晴らしかったし、遺跡自体もかなりの段数のある段々畑に沿って建てられていて、見応えがあったのだが、私たちはそこでツアーから離脱して、すでに旅行会社が予約してくれているマチュピチュ鉄道に乗って、マチュピチュ村と言われるアグアスカリエンテスという村に移動しなくてはいけなかったために、ほとんどオリャンタイタンボという遺跡は見る時間がなかった・・・。
オリャンタイタンボからの景色

オリャンタイタンボ遺跡を急いで後にして、インカ鉄道が通るオリャンタイタンボ駅へ向かう。無事に時間までに到着して、鉄道の様子を写真に撮ったり、これからどんな電車に乗るのかワクワクしながら待つ。
電車は複数種類があるけど、そのうちの一種。
電車に乗ると中はわりと綺麗で、乗客はみんな観光客ばっかり(地元の人が乗るのはもう少し安い別の電車らしい)。電車が出発すると「世界の車窓から」を歌わずにはいられない私たち・・・。

電車はどんどんと深い渓谷を進んでいく。途中、かなり急な斜面や雪解け水であろう清流が見えたり、時には雪山が見えたりと、景色は私たちを退屈させない。

途中電車が止まった時に見えた、地元の人たちの生活の一面を覗けたのが良かった


そして1時間ほどかけて、終点のマチュピチュ村(アグアスカリエンテス)の駅に到着。現地では、旅行会社が手配した案内人の方が来ていてくれて、既に予約してくれていたホテルに無事チェックイン。マチュピチュ村は、遺跡の麓にある小さな村。ここからバスに乗って、遺跡まで行く。降りた瞬間、「日本の温泉街みたい」と思ったくらいに、どこか懐かしい風景というか雰囲気だった。街の中心地を流れる川や、その周りにそびえ立つ渓谷、そして街の中心地を彩る商店街の明かり・・・。その雰囲気を味わうだけでもなんだか楽しい。食事を済ませる前に少しだけ街を散策して、可愛い雑貨を売るお土産やさんにて案の定足止めを食らう・・・。笑。
色とりどりの手工芸品が目を引く

この日はホテルに泊まって翌日に遺跡に向かうのだが、翌日マチュピチュを案内してくれるというガイドさんと翌日のスケジュールを聞くと、なんと「早朝5時にここのバス停からマチュピチュ遺跡行きに乗って。僕は向こうで旗を持って待っているから」という。朝5時!!!一瞬聞き間違えたかと思ったけど、聞き直しても5時と言っていた。。。

ということで、翌朝は皆3時半くらいに起きて、朝食もほとんど食べずにバス停に5時ごろに向かうと、なんとバス乗り場は100m以上に及ぶ長蛇の列!!!マチュピチュに行くためにはこのバスに乗るしか手段がなく、遺跡への入場時間やその周りにあるマチピチュ山やワイナピチュ山への入山時間も制限されているために、朝早く(8月末は5時頃)からバスが観光客をアグアスカリエンテス村と遺跡の間をピストン輸送しているのだ。

20〜30分程並んでやっとバスに乗って、かなりの断崖絶壁の斜面のくねくね道を45分くらい進むと、マチュピチュ遺跡の入口でバスは止まり、そこで下車。既にかなりの観光客が入場口で並んでいる。前日にあったガイドさんも入口で旗を持って待っていた。

ガイドさんに従って、グループになって、入口からツアー(英語)開始。この時点で既に日は昇り、徐々に明るくなってきている。朝もやが少しまだ残る中、断崖絶壁の山の頂上にあるマチュピチュの遺跡が徐々に姿を現してくる・・・。
仙人になった気分・・?
朝もやが少しずつ晴れて、徐々に遺跡の姿や周りの山々が見えてくる・・・

そ、そして、なんと・・・・・!!

これが、あのマチュピチューーーーーーー!


今までに写真やテレビで見たようなマチュピチュ遺跡の姿が目に入ると、やっぱりテンションはかなり上がる!もうここからは、そこまで説明は必要なく、写真で見てもらったほうが感動が伝わると思うので、説明は少なめに。






ガイドさんの説明付きで大体1時間半ほど回ったら、後は自由時間となる。私たちは事前にマチュピチュ山に登るチケットを買っていて、山に登るには入場時間が決まっているので、山の入口へ。入口でチケットを見せて自分の名前と入山時刻を記入したら、いざ登山開始!

山を登り始めてみるものの、緩やかな道は一切なく、ひたすら岩の階段を登るような道・・・。実は、私たちみんな、このマチュピチュ山をなめていた・・・・。チケットを日本から現地の旅行会社を通して手配してもらった時は、マチュピチュ山登山がどんな感じなのか全然わかっておらず、まあ高尾山くらいでしょ、みたいな感じで、軽いハイキング程度だと思っていた。しかし、ハイキングどころか、そこそこの登山ではないか・・・。
既にマチュピチュ遺跡の標高は2300m程度で空気も若干薄い中、ずーっとそこそこ急な登り階段を進むのは、日頃登山などしない私たちにとっては結構きつかった・・・。
遺跡がどんどん下になっていく
 そして、何度も何度も途中で休憩を入れながら、登山を開始して約2時間後、やっと登頂!!!山頂からは、下にマチュピチュ遺跡を眺め、周りの山が低く見えるほどの景色が広がっていた。向かい側にあるワイナピチュというもう一つの山の方が、急だけどどうやら標高はマチュピチュ山よりも低いように見える。そして、マチュピチュ山の頂上には、クスコの巨大な旗が風に舞って翻っていた。
このカラフルな旗がクスコの旗
左中央に見えるのがマチュピチュ遺跡、その奥に見える尖った山がワイナピチュ山

そして、山頂で一休みしてから山を下山したのでした。
登るのは大変だったけど、下山は結構私にとってはすんなりと行き、あの登山時の苦労は一体何だったんだろうというくらいにわりとスムーズに下山完了!
振り返って見てみると、よくあんなに高いところまで登ったなあ、、、と思ってしまう。
写真の右上あたりにある尖った頂がマチュピチュ山の山頂(写真を撮ったのはマチュピチュ遺跡付近)


















そして、マチュピチュ遺跡を通過して、麓のアグアスカリエンテス村へ再びバスで移動したのでした。

村でランチを食べた後は、再びクスコへ戻るために、オリャンタイタンボ駅へインカ鉄道を使っておりて、そこからは旅行会社の人が手配してくれたドライバーさんにピックアップしてもらって、クスコの街へ。帰りはみんな疲れていたので爆睡でした。

天気も良かったし、特に怪我などの問題もなかったし、本当に恵まれてたマチュピチュへの良い旅でした!

0 件のコメント:

コメントを投稿