2014/01/13

2作目のタハルート(ベルベル刺繍)/ My second Taharout (Berber embroidery)

第2作目のタハルート(ベルベル刺繍)が完成しました!

初めて自分でタハルート(ベルベル刺繍)を作った時は、薄い青の生地にパステル系の糸で作ったので、今回はグルミマの女性たちがまとっている典型的な黒地の生地にカラフルな色をふんだんに使ったタハルートを作ることにしました。

その結果がこちら↓


通常女性たちはこの2倍の大きさのタハルートを外出時に身にまとって体型を隠しますが、私の場合はショール代わりに使いたかったので、大体市販のショールやマフラーと同じようなサイズの仕上がりになってます。

両端にあるフサフサの部分(「ジウイ」とアラビア語では呼ぶ)も通常は黒一色が多いですが、時々カラフルなジウイが付いたタハルートをまとう女性の姿を見て「あれ可愛い!」と思ったので、自分のもカラフルなジウイを付けてみました。


あと、黒の生地とジウイの間には「シブカ」と呼ばれる網状の部分が付いています。これも、現地の女性の多くがタハルートに用いている手法なので、それもやり方を教えてもらって取り入れました。


黒地の中央にある幾何学模様の刺繍も、現地の女性(特に私が活動しているスフリ村の女性)がタハルートに用いる典型的な模様で、これもとても可愛かったので、真似することに(笑)。配色は自分で適当に決めました。


あと、モズンと呼ばれるスパンコールを大きくしたようなシルバーの飾りをタハルートに付ける女性もいて、私もそれを参考にお花模様の上に付けてみました。モズンは上記のジウイ(ふさふさの飾り)部分にも1つおきに付いてます。これがあると、太陽の光や蛍光が当たった時にキラキラ光って綺麗です。

これをショール代わりに巻いてグルミマを歩いていると、特に女性たちが目に留めてくれます。「綺麗ね」と言ってくれるので、「自分で作ったよー」というと、ビックリされます。そして、「見せて」と言って刺繍がきちんとされているかなどをまじまじとチェックしてきます。そして、「よく出来ている。いくら?」と値段まで聞かれることもあります(笑)。売り物として作ったのではないので売りませんが、自分の好きなようにデザインや配色を決めながら作ったものを通して、こうやって少しずつ現地の人たちと打ち解けていくのが楽しいです。
らくだとも打ち解けたい・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿