2014/01/13

2回目の販売会@ラバトと初めてのお給料 / Second sale in Rabat and the first salary

年始にフェズに旅行に行った後は、その足で首都ラバトへ。目的は先輩隊員の中間報告および最終報告を聞くこと、送別会に参加すること、そして私が活動しているアソシエーション(女性団体)の商品の販売会を行うこと。

前回2013年9月末にラバトのJICA事務所で商品販売会を行ったのが初めてで、今回販売会を事務所で行うのは2度目。今回は、3つのアソシエーションの商品を持って行きました。

フェズとラバトに行く時のスーツケースの荷物のうち、実に4分の3が商品!というくらいに今回はたくさん商品を持って行きました。うち、半分くらいは以前の販売会で注文を頂いていた商品でした。

前回持っていた商品と比べると種類が増えたというよりは、商品の数を増やして持って行ったという感じでした。前回売れきれてしまった商品は、今回多めに作ってもらって持って行きました。
タハルートのティーポットカバーとコースターは種類が増えた
タハルートの巾着には新色(青)が登場
フェズ刺繍のコースターのバリエーションもちょっと増えた


実は2013年12月末には、ベナンからの同期村落隊員や同期のモロッコ隊員がグルミマに遊びに来たり、同任地のピースコーボランティアの家族がグルミマを訪問したりして商品を買ってくれた関係で(ありがたい!)、ラバトに持って行った時には一部の商品の品数が減ってしまっていたという裏話もあるのですが・・・。

事務所では、先輩隊員たちの感動的な報告を聞き、自分の今までの活動やこれからの活動を考えさせられました。

その後他の村落隊員と一緒に販売会をやらせてもらいました。相変わらずたくさんの隊員たちが商品を買ってくれました。結局、持って行った商品の数が多いということもあって、今回は3つのアソシエーションの売上を合計すると前回の売上の4倍近い金額になりました!前回持っていった1つのアソシエーションの売上だけを見ても、今回は前回の2倍以上の金額となりました。

グルミマに赴任して、その3ヶ月後にアソシエーションの中で女性たちと手芸グループを立ち上げて6ヶ月が経った今、やっとこれまでの売上を手芸グループの女性たちに分配できる程の金額が集まりました。

ただ、分配方法や今後のグループの運営方法などが手芸グループのメンバーとアソシエーションの運営役員で食い違っている部分もあり、それを合意させるために、ミーティングを設定するように提案しました。結局、早速翌日にミーティングをすることになり、会は2時間以上続いて(私はベルベル語が分からないのでほとんど様子を見ているだけと言った感じでしたが・・・)、議論してもらいたかった点は大体網羅できたようでした。

ただ、ミーティング中に、アソシエーションの男性役員と手芸グループの女性たちの意見が結構割れている感じの点もあって、今後両者が諸々な点に関してお互い満足いくような合意の仕方ができるまではまだまだ議論が必要だなと感じました。

結局、その翌日にはグループ発足後初のお給料を女性たちに配布することになり、会計担当の女性が、メンバーの女性たちにお給料を配布しました。1人の女性は、「このお金で来週あるお祝いのための洋服を買う」と言ってワクワクしていたようでした。他の女性はわりと落ち着いた感じでお金を受け取っていたけど、どんな気持ちで初任給を受け取ったかは彼女たちに聞いてみないとわかりません。

私は残念ながらその後すぐに別のアソシエーションで英語を教える予定が入っていたので、速攻その場を去らなくてはいけなくて、女性たちに感想は聞けませんでした。

グループ発足からこれまでに6ヶ月間、試行錯誤しながら一緒に商品開発を行ってきた女性たち。6ヶ月間お給料が支払われずに一生懸命働いてきて、今になってやっと少しのお給料を払えることができた。。。ちょっと感慨深い瞬間でした。そこまで大した金額ではないかもしれないけど、家族の生計の足しにしたり、何か自分の好きなことにお金を使って、少しでも女性たちの幸せにつながってもらえれば、私は嬉しいです。

そんなことを思いながら、今後もどうやって商品開発や販路拡大を行っていけばいいのか日々考えます。あと2ヶ月もすれば自分の中間報告の番が来るので、改めて今までの活動を振り返り、今後の活動も真剣に考えなければ・・・と思う今日この頃です。

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