2013/04/21

ハマム(公衆浴場)体験!/ Hamam experience!

今週末は、ホームステイ先の14歳の娘さんに誘われて、モロッコ式のハマム(公衆浴場)に行ってきました!

ハマム(ハンマームとも言う)は中東全域に広く見られる伝統的な公衆浴場のことで、日本で言えば銭湯のようなところです。私も前職のピースボートでモロッコのカサブランカ港に寄港した時にハマムに一度だけ行ったことがありました。

私のアラビア語の先生やホームステイ先の娘さんなどに聞いたところ、モロッコ人は週に1度くらいの頻度でハマムに行くようです。ステイ先のすぐ近くにあるハマムでは、男性と女性と入れる時間が決まっていて、交代制になっているようです。朝から夜の8時までは女性の時間で、夜8時以降は男性の時間になるようです。

持ち物は、シャンプー、リンス、石鹸、タオルなどに加えて、なんと銭湯の中の洗い場によくあるようなプラスティックの椅子や洗い桶、そしてお湯をためて置くための大きなバケツのような入れ物も持参します!この大きなバケツがなぜ必要かは後ほど説明します。


実際に行ってみたハマムはこんな感じ。アラビア語が読めないと絶対にハマムがここにあると分からないくらいに、質素な入り口です。。。

入り口を奥に入ると、日本の銭湯でいう番頭さんみたいな人がチケットを売っていて、そこで入場料を払います。今回行ったハマムの入場料は13DH(約130円)でした。

入場料を払った場所のすぐ後ろはすぐに脱衣所や荷物置き場があり、そこで服を脱いで、パンツ一丁になります。そして、バケツや洗い桶、シャンプーなどを持っていざハマムの中へ!

中に入ると日本の銭湯よりちょっと広いくらいの部屋があり、3つの部屋に分かれてました。私が行ったのは午前中10時くらいでしたが、既に結構人が来ていて、おそらく女性が30人くらいいたと思います。東洋人は私しかいなかったので、注目の的。。。おそらく外国人が日本の銭湯に入る時はこんな気分なんだろうな〜と思いました。。。

でも日本の銭湯みたいな浴槽はなくて、ただ広い洗い場スペースにお湯を汲むための蛇口が数個あるだけ。広いスペースの中に、持参したピクニック用のビニールシートみたいなものや椅子を広げて自分の場所を確保します。個々のシャワーみたいにお湯が出るところはないので、部屋の片隅にある蛇口に行ってお湯をバケツに汲んで、各自で確保したスペースまでバケツを持って来て、バケツのお湯を洗い桶で汲んで体にかけて洗います。とりあえず勝手がよくわからないので、ステイ先の娘さんの真似をずっとしてました。

周りを見渡すとみんな垢擦りを一生懸命やってました。ハマムのスタッフにお願いすれば垢擦りを30DH(約300円)でやってもらえるので、やってもらうことにしました。かなり恰幅のいいおばさんが10分程かけて私の体全身をゴシゴシとこすって垢擦りをしてくれました!結構強くゴシゴシやるんでちょっと痛かったですが、久しぶりに垢出しをしたので気持ちよかったです!

垢擦りをやっている際にアラビア語で垢擦りおばさんに何かを言われたのですが、私のアラビア語ではさっぱり分からなかったので、ステイ先の娘さんに通訳してもらいました。そうしたら、冗談半分でおばさんが「あなたと私の肌の色を交換しましょ!」みたいなことを言っていたそうです。そのおばさんはアフリカ系で濃いオリーブ色の肌をしていて、どうやら白い私の肌が羨ましかったようです。なんだか複雑な気分になりました。

日本の公衆浴場とはまたちょっと違いますが、モロッコでも公衆浴場で人々が裸の付き合いやリラックスをする姿を見て、モロッコと日本の以外な共通点を発見した気がします。
ハマムの体験を通して、モロッコ文化を垣間みるは興味深くて良い経験になりました。任地でもハマムがあれば定期的に行きたいと思います!

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    モロッコの生活の様子、楽しく拝見しています。
    こちらは、25-1隊がスタート。
    二本松で候補生たちが、語学に取り組んでいます。
    モロッコ派遣の候補生もたくさんいるので、
    どうぞ、よろしくね。

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    1. >>ぶち姐さん
      コメントありがとうございます。
      25−1には8人もモロッコ派遣の候補生がいるようですね。
      モロッコ隊の方、そしてスタッフの方々にもよろしくお伝えください。

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