2016/11/13

モロッコ・再発見 / Re-discovering Morocco

数週間前に誕生日を迎えたのですが、ちょうど偶然にもそのタイミングで、イギリスの大学院時代の友人がモロッコに遊びに来てくれました。私と一緒に通訳翻訳の修士を専攻していた彼女は、卒業後数年日本で翻訳系の仕事をした後、インドで翻訳の仕事を見つけて、もうインド生活も3年を超えるところ。

一週間遊びに来てくれたんだけど、さすがに私は彼女の旅行に一週間同行するわけにはいかなかったので、週末と有休を利用して、フェズに行ってきました。

フェズは前にも既に3度ほど訪問しているけど、まだ行ってみたことがないところがあったりするし、今回彼女はリヤド(昔のお金持ちの家族が住んでいた家を改装したホテル)に泊まってみたいと言っていたので、せっかくの機会にちょっと奮発してリヤドに泊まってみることに。今回泊まったところはおそらく今までモロッコで泊まった宿で一番いいところだったので、それなりにやっぱりゴージャスでした。こういった機会がないと、自分一人では安宿にしかとまらないので、友人が来てもらえたことに感謝☆
リヤドから中庭(パティオ)を見る

私たちが泊まった部屋。家具も可愛い。

ちなみにこれはうちらが泊まったリアドじゃないけど、夕食だけ食べさせてもらったリアド。
パティオだけでもかなりゴージャス!

フェズはマラケシュに比べて商人も押し売りがしつこくないし、喧騒な雰囲気があまりないので、わりと落ち着いてぶらぶらできるのが好き。フェズでは、2日間滞在して、旧市街(メディナ)を友人に案内し、お買い物したりして、友人もモロッコの可愛い雑貨を楽しみ大量買いし(笑)、やっぱりモロッコの良さが再確認できる訪問でした。

ネジャリン広場。左奥が木工職人の博物館で右が水場。
よく見ると中央の猫がすごい格好している。
モロッコは猫天国。街中にたっくさんいる。

タイルワークが見事。今でも公共水場として使われている。

何気ないこの店の雰囲気も絵になる

照明器具もかなり可愛い。。これ、全部職人さんによる手作り。

カラウインモスクと大学

ムーレイ・イドリス廟

ほらね、子どもたちもこの水場を使っている

フェズブルーと呼ばれる白地に青の模様を施したと陶器が有名なフェズ。
これは元リヤドを陶器屋さんに改造した店。
陶器に見とれてて、店の人に「上見てごらん」って言われて、
初めてこの壮大さに気づいた。

「フェズ刺繍」という種類の刺繍があるくらいモロッコでは知られる、フェズ刺繍。
これは1.5mx3mくらいはある大きい布に施された刺繍の練習(数十年前)。
フェズ刺繍の店に飾ってあって、すごく素敵だったから写真だけ撮らせてもらった。
値段聞いたら、3800DH(約38000円)だって。
でもそれくらいの価値はある。


フェズブルーの陶器を作るおじさん。

「ゼリージュ」というモロッコのいたるところ(特にモスクや水場)にある、
幾何学模様のタイルを作っているところ。粘土を近くの山から持ってきて、
水で溶かして、焼いて、タイルの形に割って、パズルのようにはめていく。

模様をパズルのようにはめたところ。でも、これは裏返しの状態。
職人さんは、表の色を見なくても経験でどのタイルをどこにはめるのかわかるらしい。
すごすぎる。これにセメントを流し込み、固まったら表に返すと彩どりのタイルワークの出来上がり。

タイル職人たちと、タイル(右)。ちょっと見にくいけど、仕上がりがこのようになる。

フェズの旧市街(メディナ)を一望する

ということで、2日間と短い滞在期間だったけど、久しぶりに首都ラバトから出て、古き良きモロッコの伝統が残るフェズに大満足させられました。

友人はその後一人でシェフシャウエン(青の街として有名)に行って、その後またラバトに戻ってきて、無事に出国していきました。彼女はモロッコには大満足だったようで、絶対にまた来る!と意気込んでいました(笑)。今回はモロッコ北部が中心だったので、次はマラケシュとか砂漠とか南部の方に行きたいとのこと。そうなんです、モロッコは到底1週間では見尽くすことができないほど、見所がたくさんです。おまけに行くところ行くところで雰囲気が全然違うし。なので、モロッコに来たいと思っている皆さんは、最低2週間の日程を確保することをオススメします!

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