2013/07/16

ラマダン経過報告① / Update on Ramadan (1)

ラマダンが開始してから今日で6日目です。

今のところ、毎日日没から日の出まで飲食を絶つことに成功してます!

ラマダン中は通常、日没と同時にモスクからアザーン(お祈りに来いよ〜の呼びかけの声)が聞こえてきて、それと同時に家族で日没後初の食事をします。この食事をモロッコでは、「ルフトール」または「フトール」と呼びます。ちなみに現在モロッコの日没時間は大体夜7時35分です。

通常ルフトールは家族皆で食卓を囲んで食べるので、これを1人で食べるのはちょっと寂しいことです。日本人にとってはお正月のおせち料理を1人で食べるような寂しさと同じなのかもしれません。

そうしたら、ラマダン初日はグルミマに住むピースコー(青年海外協力隊の米国版)のボランティアが、彼らのホストファミリーのところに招待してくれて、モロッコ人家庭にてこのルフトールを食べることができました。

そんな調子で、実はラマダンが始まってから今日まで、このルフトールを毎日異なるモロッコ人家庭で頂いてます!ピースコーのボランティの知り合いのところに行ったり、私の知り合いのモロッコ人のところに行ったりして、おかげで現在これまでに6つの家庭にてルフトールを頂きました!このままいけば、ラマダン30日間全部モロッコ人家庭にてルフトールを迎えることができるか?!
典型的なルフトール:牛乳、ジュース、ナツメヤシ、パン(ホブス)、
ゆで卵、シュバキア(甘いお菓子の一種)、ハリラ(トマトスープ)など


グルミマは夏場毎日40度近くまで気温が上がり、内陸乾燥地帯なので、湿度もほとんどありません。そんな中で飲食を絶つのは正直辛いです。活動中も何度も水を飲みたくなることがあります。

でも、断食をしたあとにモロッコ人と一緒に迎えるルフトールは何ともいえないのです!達成感があるというか、水や食べ物のありがたさを改めて感じることができるというか・・・。それに、毎回ルフトールをモロッコ人家庭で頂くのは良い関係作りにもなるから、ずっとアラビア語で会話をするのはちょっとしんどいけど、これも良い経験だと思ってやってます。

「やっと食べれるように/飲めるようになった!」と思って毎回ルフトールを食べるのですが、胃が小さくなったようであまり食べ物・飲み物が胃に入りません。最近じゃ、ろくに食べてないのにすぐにお腹いっぱいになっちゃいます。

ルフトールの後は、夜9時のお祈りまでまったりして、現地の人たちは夜9時のお祈りでモスクに行きます。

ラマダン初日は、近くのモスクに行って様子を伺ってみました。そうしたら、いつもよりも人がたくさん集まって来て、モスクには人が入りきらず(それとも暑さ対策のために中には人をいれなかったのか?)、モスクの外の広場に人が溢れていました。
グルミマ中心地のモスクのお祈りの様子

お祈りの後、大体夜10時頃から再び商店がオープンします。そしてその頃には町の中心地の公園には、大人も子どももたくさん集まって来て、屋台も出たりして、ちょっとお祭りみたいな感じになります。

そして、真夜中くらいに商店は店じまいし、みんな一旦家に寝に帰るようです。または夜中起きている家庭もあるようです。そして、大体早朝3時半頃には日の出前の最後の食事をして、お祈りをして、その後に寝ます。再び起きるのは人にもよりますが、みんな大体午前中〜午後早い時間まで働いて、午後〜夕方はお昼寝をしているようです。

普段、私は日の出前の最後の食事は家で1人でひっそりと食べているのですが(主に野菜、ご飯、ジュースなど)、今朝は目覚ましをセットするのを忘れてしまい、起きたらもう早朝5時くらいでした・・・。「しまったー、やってしまったー!!!」と思って、水を一杯飲んで(←多分ムスリムからしたら、これは日の出後の時間帯だから、本当はアウト)、それでまた寝ました。でもそのせいで私は前夜に食べたルフトール以降、今日のルフトールまで飲食をしなかったことになるので(早朝の水一杯以外は・・・)、いつも以上にやたらと喉が乾きました。。。

今日は普段活動しに行っているグルミマ郊外の集落にて、ルフトールを頂きました〜。家に帰って来たら、同じアパートに最近引っ越して来た若い新婚夫婦の奥さんが、「今日AICHA(私のアラビア語名)を招待しようと思ってドアをノックしたのにいなかったわ。今度うちにルフトール食べにいらっしゃい〜」って言ってくれました。

こんな感じで、これからもホスピタリティーいっぱいのモロッコ人に毎日ルフトールを頂くことになりそうです〜☆ シュクラン!

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