6月に入ってからグルミマでは毎日暑い日が続いてます。
この日は一応、今後私が活動する団体の商品をオーベルジュに置かせてもらえるか相談するために行ったので、トドラ渓谷そのものはあまりゆっくり見る時間はなかったのですが、一緒に行った先輩隊員が気を使って下さって、渓谷の入り口付近まで歩いていくことになりました。渓谷は本当に壮大なスケールで、近くを流れる渓流では泳ぐ人がいたり洗濯する女性たちがいたり、渓谷の涼しい風が吹く日陰で休む人がいたりして、とても癒される場所でした。今度行くときは絶対にゆっくり見たい!
刺繍のやり方自体はそれほど難しくなさそうだけど、通常のタハルートはダブルベッドを覆うくらい大きいので、この刺繍を地道にやる女性たちの苦労は、実際にやってみて始めて分かった気がします。
今後はこのタハルートを利用したこの地域独特の手工芸品を開発していきたいと思っています。そしてそれを上手く販路拡大につなげられれば、少しは女性たちの現金収入向上につながるんじゃないかと思って、毎日試行錯誤で活動してます。まあ、そんなにすぐに成果が出るとは思っていないので、あせらずにぼちぼちやっていきたいと思います。
最近では、室内でも毎晩30度を超え、日中は屋外は40度近くまで気温が上がるので、活動先まで自転車で通う時も超汗だくになって通ってます。
先週は活動においてちょっとした進展がありました。
前から私が、「過去にJICAボランティアが活動していたグルミマの反対側にある女性団体(仮名M)を訪問してみたらいいんじゃないか」という提案をしていたのですが、その提案がやっと実現しました。他の女性団体を訪問して、作品を見せてもらったり、どうやってJICAボランティアが団体と活動してきたのか、どうやって販路拡大して商品を売って来たのか、など色々意見交換をすれば、私の活動している女性団体も色々参考になることを得られるのではないかと思ったからです。
女性団体Mを訪問したのは、私のカウンターパートでいつも面倒を見てくれているAさんと役員の男性もう1人、役員の女性1人、そして手芸の先生4人、プラス私。受け入れてくれた女性団体Mでは、会長の男性と主要メンバーの女性たちが5〜6人、そして遅れて若い女の子たち4人が参加してくれました。
ミーティングはなかなか白熱して、2時間くらいで終了。会話は全てベルベル語だったから話された内容は私にはほとんど分かりませんでした・・・(涙)。でも、後でフランス語も話せる役員の女性に内容を聞いたら、自己紹介から始まって、お互いの団体でどういった活動をしているのか、今抱えている課題は何か、そして今後どうやって2つの団体が協力し合えるかなどを話し合ったそうです。
ミーティング後に、「どうだった?役に立った?」と聞いたら、「うん、色々情報交換ができて良かった」と言ってくれたので、私も嬉しかったです。
過去に女性団体MにはJICAボランティアが数人交代で入っていたので、その時は彼女たちがモロッコ国内で販売会を行ったりして多少売り上げが伸びたみたいだけど、もうJICAボランティアの派遣が今年3月で終了したこの女性団体Mの今後の課題は、どうやって持続的に販路を確保・拡大していくかというところだそうです。
でも、やっぱりJICAボランティアが過去に入って商品開発していたこともあって、ここの女性団体の商品は他の団体に比べて可愛いのは間違いなし!私も商品の1つを買って帰りました☆
そして、女性団体Mで活動していた先輩隊員が商品を置かせてもらっているオーベルジュ(民宿)にも行ってきました。このオーベルジュは日本人女性が経営していて、近くにトドラ渓谷というグランドキャニオンみたいな岩山がそびえ立つ大きな渓谷がある観光地のために、多くの日本人や外国人旅行客が宿泊する所です。
オーベルジュの入り口の目印 |
オーベルジュのテラスからはトドラ渓谷の景色の一部が楽しめて綺麗☆ |
先輩隊員が活動していた女性団体の商品の一部 |
トドラ渓谷付近の景色 |
渓流が流れていて、飲める程水が綺麗なところもある |
そして活動先にてトドラ渓谷の近くのオーベルジュで商品を置いてくれると成果を報告したところ、前日の女性団体Mとのミーティングからも良い刺激を受けたのか、早速カウンターパートが、「4つの作業グループを作って商品開発をしよう」と言い出し、4人の手芸の先生たちをそれぞれ別の種類の商品開発のリーダーとして立たせることを提案してきました。そして「明日には材料を買いに行こう」とまで言い出し、スイッチの入り具合には私もビックリ!
・・・でも、結局翌日は先生たちは忙しくて誰も来なくって、活動先団体の掃除を手伝って終わりました(笑)。まあこんな感じなので、売れる商品が開発できるまでは時間はかかりそうです。
・・・でも、結局翌日は先生たちは忙しくて誰も来なくって、活動先団体の掃除を手伝って終わりました(笑)。まあこんな感じなので、売れる商品が開発できるまでは時間はかかりそうです。
ちなみに、今商品開発のためにベルベル人女性が身にまとう「タハルート」という生地の刺繍を習ってます。
これが「タハルート」。黒地にたくさんの色を 使った刺繍が施されてます。 |
刺繍のやり方自体はそれほど難しくなさそうだけど、通常のタハルートはダブルベッドを覆うくらい大きいので、この刺繍を地道にやる女性たちの苦労は、実際にやってみて始めて分かった気がします。
今後はこのタハルートを利用したこの地域独特の手工芸品を開発していきたいと思っています。そしてそれを上手く販路拡大につなげられれば、少しは女性たちの現金収入向上につながるんじゃないかと思って、毎日試行錯誤で活動してます。まあ、そんなにすぐに成果が出るとは思っていないので、あせらずにぼちぼちやっていきたいと思います。
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