少し遅くなりましたが、2018年明けましておめでとうございます!
このブログも半年以上更新していなかったので、何をしているのか、元気にやっているのか不思議に思った方もいるかもしれません。。。
まず去年1年を振り返ると、正直言って、ブログを更新したくても更新する時間と余裕がないくらいに忙しかったのです。
仕事そのものは大分慣れてきたし、残業もそれほどしていないのですが、国連での仕事は次のポストに着くための就活が常に必要であり、2017年は私にとって、次のポストを取るための就活やスキルアップに集中していた1年でした。
2017年に私が目標として以前から目指してきたことは、毎年外務省が実施している、若手職員を国連に送り出すJPO(Junior Professional Officer)試験に合格すること。この制度の詳細や求められる人材は上記のリンクに記載されているので詳細は省くけれども、2017年のJPO試験に合格するために、私が個人的に2017年に集中して行ってきたのは、以下のことでした。
●英語
英語はこの制度の応募時に必須とされていて、IELTSかTOEFLの試験結果の写し(2年以内に受験したもの)を応募書類の一部として送る必要がある。そのために、IELTSを受験することにした。今の仕事では英語はあまり使っていないので、錆び付いていたのと、最後にIELTSを受けたのはもう10年以上前。同試験で高得点を取るにはある程度の対策が必要な為、攻略本を買って受験一ヶ月前頃から対策した。結果、目標だった8.0を取ることに成功した。
※ちなみに、上記リンクにあるFAQにある通り、JPO試験でIELTS/TOEFL試験のスコアに夜足切りは行っていない。
●フランス語
国連での仕事では、英語以外の国連公用語ができると有利となる場合がある。
私は現在の仕事でフランス語は毎日使っているので、少しずつ上達しているけど、まだまだ仕事で堂々とわかりやすく自分の意見を会議などで発言できるようなほどではないし、議事録や仕事のメールでもフランス人同僚の校正が必要なくらい。。。平日仕事のあとに週に4時間の授業を受けたり、TCF(Test de connaissance du français)の試験を受験し、直近の自らのフランス語レベルを図ることにした。結果、レベルはB2(中上級)。できる限り早く次のレベルのC1(上級)に達することが目標だったので、まだまだ上達が必要。
【専門知識】
●ディプロマ
JPOの募集要項にもある通り、受験するには最低でも修士号以上の学歴と、最低2年以上の関連業務経験が必要とされる。私は修士号は持っているものの(専攻:通訳・翻訳)、実は私が希望する国連機関の分野と業務とは関連性が薄い為に、オンラインでDiplomaを取って関連分野における専門知識を強化することにした。私が受けたのは、Diploma in Human Rights and Forced Displacement(人権と強制移住)というコース。オンラインなので、仕事をしながらでも勉強できるし、実施機関も国際協力の分野では名の知れた大学。期間も3月〜12月なので、1年以内で取得が可能。実際にこのコースを2017年から受講して、無事に12月にDiplomaを取得することができた。(ちなみにJPOの二次選考の面接では、このディプロマを確実に取得できるのか聞かれたので、このディプロマを取っていたことは有用だったと思われる。)
●その他のコース
最近はネットの普及により、世界どこからでも様々な分野のコースをオンライン上で受講することができる。私はその利便性を利用して、実際に以下の短期コース(どれも全6週間、各週4時間ほどの学習時間が必要)を受講し、修了証書を受け取ることができた。
- "Community Development"(コミュニティ開発)
- "Education in Emergencies"(緊急時の教育)
- "Project Development and Management from Gender Perspectives"(プロジェクト形成とマネージメントにおけるジェンダー的視点)
その他、現職の一環でも、UN Womenが企画するジェンダー主流化の研修や、プロジェクトマネージメントの基礎となる手法であるResult-based Management(RBM)の研修にも参加することができた。
結果、これらの勉強を仕事以外の時間はずっーっとやっていたために、ブログを書くほどの余裕が2017年はなかったのです。でも、その甲斐もあってか、外務省からJPO試験の合格通知をいただき、現在UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のスーダン事務所にAssociate Programme Officerとして推薦を頂いている状況です。まだ最終的な手続きが終わっていませんが、早ければ2018年春頃には首都ハルツームの事務所に赴任予定です。
でも、落ち着いてはいられません!冒頭でも書いた通り、国連で仕事をするためには常にいろんなスキルを向上が必要であるために、努力を続ける必要があります。
そこで、今年の目標は以下。
【言語】
●フランス語
2月3日に、DALF C1(上級レベル)を受験する予定なので、まずはこの試験に合格することが目標!かなりレベルが高い上に、自らのレベルがまだそこには到達していない気もするので、本気で努力しないと不合格になってしまいます。。。
●アラビア語
これまでにずっと怠けてきたアラビア語・・・。モロッコ方言のアラビア語(ダリジャ)は、モロッコでの協力隊員時代に使っていたので会話レベルでならば理解できるのだけど、正則アラビア語からは大分かけ離れているので、まずは正則アラビア語を勉強したいです。次の任地となる予定のスーダンもアラビア語圏のために、スーダンに着いたらアラビア語の習得にも励みます。
【専門知識】
●修士号
2つ目の修士号をオンラインで取ろうと思っています。これから申し込む予定ですが、専攻は国際協力と人道支援のコースを検討しています。スムーズに行けば約1年半で修士が取得できるので、仕事しながらめげないように頑張ります!
●その他
これまでに難民支援の仕事はほぼ未経験のために、まずは難民法や国際法、人権法など、難民の保護にまつわる勉強をしてもっとこの分野の知識を深めたいです。UNHCR内部でも様々なオンラインコースがあるそうなので、そのコースなどを積極的に受講したいです。
あとは、現職を通してジェンダー主流化やジェンダー平等に関する仕事に取り組んできたこともあったので、さらに同分野、特に難民女性に対する性的暴力に関してや、女性の社会的・経済的エンパワーメントにおいて更に知識と経験を増やしたいと思っています。
なんか大きなことを色々と書きましたが、こうやって書くことによって自分で設定した目標にコミットする責任感も生まれるので、書いてみました。
それでは、このブログを読んでいるみなさんにとっても、良い1年となりますように!
このブログも半年以上更新していなかったので、何をしているのか、元気にやっているのか不思議に思った方もいるかもしれません。。。
まず去年1年を振り返ると、正直言って、ブログを更新したくても更新する時間と余裕がないくらいに忙しかったのです。
仕事そのものは大分慣れてきたし、残業もそれほどしていないのですが、国連での仕事は次のポストに着くための就活が常に必要であり、2017年は私にとって、次のポストを取るための就活やスキルアップに集中していた1年でした。
2017年に私が目標として以前から目指してきたことは、毎年外務省が実施している、若手職員を国連に送り出すJPO(Junior Professional Officer)試験に合格すること。この制度の詳細や求められる人材は上記のリンクに記載されているので詳細は省くけれども、2017年のJPO試験に合格するために、私が個人的に2017年に集中して行ってきたのは、以下のことでした。
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【言語】●英語
英語はこの制度の応募時に必須とされていて、IELTSかTOEFLの試験結果の写し(2年以内に受験したもの)を応募書類の一部として送る必要がある。そのために、IELTSを受験することにした。今の仕事では英語はあまり使っていないので、錆び付いていたのと、最後にIELTSを受けたのはもう10年以上前。同試験で高得点を取るにはある程度の対策が必要な為、攻略本を買って受験一ヶ月前頃から対策した。結果、目標だった8.0を取ることに成功した。
※ちなみに、上記リンクにあるFAQにある通り、JPO試験でIELTS/TOEFL試験のスコアに夜足切りは行っていない。
●フランス語
国連での仕事では、英語以外の国連公用語ができると有利となる場合がある。
私は現在の仕事でフランス語は毎日使っているので、少しずつ上達しているけど、まだまだ仕事で堂々とわかりやすく自分の意見を会議などで発言できるようなほどではないし、議事録や仕事のメールでもフランス人同僚の校正が必要なくらい。。。平日仕事のあとに週に4時間の授業を受けたり、TCF(Test de connaissance du français)の試験を受験し、直近の自らのフランス語レベルを図ることにした。結果、レベルはB2(中上級)。できる限り早く次のレベルのC1(上級)に達することが目標だったので、まだまだ上達が必要。
【専門知識】
●ディプロマ
JPOの募集要項にもある通り、受験するには最低でも修士号以上の学歴と、最低2年以上の関連業務経験が必要とされる。私は修士号は持っているものの(専攻:通訳・翻訳)、実は私が希望する国連機関の分野と業務とは関連性が薄い為に、オンラインでDiplomaを取って関連分野における専門知識を強化することにした。私が受けたのは、Diploma in Human Rights and Forced Displacement(人権と強制移住)というコース。オンラインなので、仕事をしながらでも勉強できるし、実施機関も国際協力の分野では名の知れた大学。期間も3月〜12月なので、1年以内で取得が可能。実際にこのコースを2017年から受講して、無事に12月にDiplomaを取得することができた。(ちなみにJPOの二次選考の面接では、このディプロマを確実に取得できるのか聞かれたので、このディプロマを取っていたことは有用だったと思われる。)
●その他のコース
最近はネットの普及により、世界どこからでも様々な分野のコースをオンライン上で受講することができる。私はその利便性を利用して、実際に以下の短期コース(どれも全6週間、各週4時間ほどの学習時間が必要)を受講し、修了証書を受け取ることができた。
- "Community Development"(コミュニティ開発)
- "Education in Emergencies"(緊急時の教育)
- "Project Development and Management from Gender Perspectives"(プロジェクト形成とマネージメントにおけるジェンダー的視点)
その他、現職の一環でも、UN Womenが企画するジェンダー主流化の研修や、プロジェクトマネージメントの基礎となる手法であるResult-based Management(RBM)の研修にも参加することができた。
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結果、これらの勉強を仕事以外の時間はずっーっとやっていたために、ブログを書くほどの余裕が2017年はなかったのです。でも、その甲斐もあってか、外務省からJPO試験の合格通知をいただき、現在UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のスーダン事務所にAssociate Programme Officerとして推薦を頂いている状況です。まだ最終的な手続きが終わっていませんが、早ければ2018年春頃には首都ハルツームの事務所に赴任予定です。
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でも、落ち着いてはいられません!冒頭でも書いた通り、国連で仕事をするためには常にいろんなスキルを向上が必要であるために、努力を続ける必要があります。
そこで、今年の目標は以下。
【言語】
●フランス語
2月3日に、DALF C1(上級レベル)を受験する予定なので、まずはこの試験に合格することが目標!かなりレベルが高い上に、自らのレベルがまだそこには到達していない気もするので、本気で努力しないと不合格になってしまいます。。。
●アラビア語
これまでにずっと怠けてきたアラビア語・・・。モロッコ方言のアラビア語(ダリジャ)は、モロッコでの協力隊員時代に使っていたので会話レベルでならば理解できるのだけど、正則アラビア語からは大分かけ離れているので、まずは正則アラビア語を勉強したいです。次の任地となる予定のスーダンもアラビア語圏のために、スーダンに着いたらアラビア語の習得にも励みます。
【専門知識】
●修士号
2つ目の修士号をオンラインで取ろうと思っています。これから申し込む予定ですが、専攻は国際協力と人道支援のコースを検討しています。スムーズに行けば約1年半で修士が取得できるので、仕事しながらめげないように頑張ります!
●その他
これまでに難民支援の仕事はほぼ未経験のために、まずは難民法や国際法、人権法など、難民の保護にまつわる勉強をしてもっとこの分野の知識を深めたいです。UNHCR内部でも様々なオンラインコースがあるそうなので、そのコースなどを積極的に受講したいです。
あとは、現職を通してジェンダー主流化やジェンダー平等に関する仕事に取り組んできたこともあったので、さらに同分野、特に難民女性に対する性的暴力に関してや、女性の社会的・経済的エンパワーメントにおいて更に知識と経験を増やしたいと思っています。
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この子猫のように、常に上を向いていたい。 |
それでは、このブログを読んでいるみなさんにとっても、良い1年となりますように!
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