毎日日中は40度を越える気候が続いている任地グルミマです。夜も時には35度を下回らない程、私の部屋は暑いくらいで、常に汗をかき続けている今日この頃です。
さて、日本も今はちょうど夏祭りや花火大会の季節で盛り上がっているかと思いますが、地球の反対側のモロッコでも、ラマダン後のせいもあってかお祭りがたくさんあって盛り上がっています。お祭りと言っても、日本みたいに屋台がたくさん出て、食べ物や飲み物、遊びの屋台があるというわけではありません。モロッコのお祭り(フェスティバル)はどちらかというと、音楽などのステージパフォーマンスが中心で、その他周りに物産展のようなブースが出ているといった感じで、食べ物の屋台とかはほどんど出ません。
私の任地グルミマでも、ラマダン後には既に2つのお祭りがありました。
1つは活動先集落の隣にある集落のワッカというところ、ベルベル文化を促進するアソシエーションが主催するお祭り。そしてもう1つは、私の活動先アソシエーションが主催するお祭り。2つとも二晩連続で開かれました。
集落ワッカでのお祭りは結構レベルが高くって、地元のテレビ放送局のスポンサーもついているせいか、当日はテレビの取材が入ったり、ステージパフォーマンスのレベルも思ったより高くって、ビックリ。
パフォーマンスでは、子どもたちのダンスからベルベル音楽、詩の朗読(?)など色々あったけど、中でも印象的だったのは、地元グルミマ出身の若者たちによるラップ。何を歌っていたかは分からなかったけど、聞いた話によるとベルベル人の権利について歌ったりしているそうな。
そして私の活動先アソシエーションの1つが急遽ブース出展に参加することになって、展示のみということでこれまでに作った商品を並べることに。他にも地元のアソシエーションがいくつかブース出してました。
実は私の活動先のアソシエーションの女性が、来ていたTV取材でインタビュー受けてて、2日後の夜のニュースに映ったとか。
女性たちとブースで店番していたら、なぜか一緒に店番していた女性たちは家事があるせいか帰りだし、最後の方はなぜか私が1人で店番する羽目に・・・。おーい、私はあくまでも補佐役なわけで、あなたたちが売る主役なんですけどー・・・。でも私も帰らないと行けなかったので女性の1人に連絡して帰宅しました。
そして、もう1つ目のフェスティバル。
私の活動先アソシエーション主催のフェスティバルで、このフェスティバルにて行う販売会に出す商品の製作で、女性たちはラマダン中大忙しでした。そして子どもたちはステージで踊るダンスやら演劇などの練習のために、毎日アソシエーションに集まっていたのを覚えています。
私もフェスティバル開始の数時間前に行って、女性たちが商品を並べるののお手伝いをしたりしました。
商品の中でも、今回私が開発を手助けしたベルベル刺繍巾着が初めて正式に販売される機会だったので、ついつい嬉しくなりました!
ここのフェスティバルはもう1つのワッカにてあったフェスティバルよりもこじんまりとした感じで、主に地元の住民やパフォーマンスをする子どもたちの保護者たちが主な来客者たちでした。
夜にはパフォーマンスを見る人とアソシエーションの販売会に来る人たちで会場は人で溢れてました!
同任地のピースコーボランティアの子たち2人も来てくれて、早速新商品のベルベル刺繍巾着や、タハルート(ベルベル刺繍マント)を買ってくれました!
私も実は気に入ったタハルートがあったので買ってしまいました・・・。
二日間あったこのフェスティバルで、ほぼずっと女性たちと一緒に店番していて思ったのは、以下のこと。
●地元の人たち(集落のモロッコ人たち)は、結婚式の季節だからか、結婚式用のもの(花嫁が持つバスケットのようなものや、ベルベル女性が頭に巻くスカーフ、お祝いのプレゼントとしても使える編み物のクッションなど)を手に取る人が多かった。
→季節的なこと?あるいはモロッコ人の好みがこれらなのか?
●私が開発に携わったベルベル刺繍巾着は、手に取るモロッコ人は多かったが、買うまでには至らなかった(でもピースコーの子は1枚買い、巾着のオーダーメイドの注文もしてくれた)。
→モロッコ人と外国人では好むもののタイプが違う
●タハルート(ベルベル刺繍マント)は現在サイズ大は150DH、サイズ中は100DHで販売しているが、この値段は地元の人にとっては高いらしい。(※ただ、かなり手間をかけて女性たちが作るのは知っているし、私がこれまでずっと観察してきたタハルートの中でも、ここのアソシエーションの女性たちが作るものは他の物よりも良質だし可愛いので、妥当な気もするが・・・)。
→妥当な価格設定の難しさ
●全体的に私が思ったよりもこのフェスティバルでは商品が売れなかった。(元々この集落はわりと貧困層が多いのも関係しているのかも。手に商品をとっても買うまでにはなかなか至らなかったことが多かった気がする)
→じゃあ他の場所で販売したらもっと売れるのだろうか・・・?
などなど。
上記の点を元に全体的に再認識したのは、やはりモロッコ人が良いと思う商品は、私個人的な日本人感覚から見ると、あまりいいとは思わない(正直言ってちょっとダサイと思ってしまう・・・)。逆に、もしかしたら私のような外国人が開発に携さわり、他のボランティアや日本の友達からは好評なベルベル刺繍巾着などは、モロッコ人から見たら、別にそこまで良いと思わないのかもしれない(同僚の女性たちは「可愛い、自分も欲しい」と言ってくれたりするけど)。
活動目標である「女性たちの現金収入の向上」の一環として、今まで行ってきた商品開発だが、やはりモロッコ人にウケる物と外国人にウケる物って、多少の違いはあるから、今後「現金収入向上」を達成するために、今後どの層をターゲットとしていくかによって、開発、製作、販売を進める商品は違ってくるのかな、とも思ったりしました。
私の任期もあと7ヶ月程で、後任も来ない予定だから、今後彼女たちが持続的に販売を続けられるような方法や市場を確立しなければ・・・。そんなことを毎日考えながら活動してます。
このフェスティバルの2日目には、夜帰宅が遅くなってしまうので集落に泊まることにしたのですが、なんと同じ集落にて結婚式がやっていて、アソシエーションの役員たちは、フェスティバル主催で疲れているだろうに、フェスティバル後の深夜頃から結婚式に参加してました(笑)。私もせっかくだからと思って1時間程いたけど、眠さに負けて途中で帰ることしました。いつもお世話になっている女性リーダーのお家にて、時々ふらふらっと遊びにくる猫ちゃんと一緒にちょっとだけ遊んで、寝させてもらいました〜。
いつも彼女のお宅に感謝です♥
さて、日本も今はちょうど夏祭りや花火大会の季節で盛り上がっているかと思いますが、地球の反対側のモロッコでも、ラマダン後のせいもあってかお祭りがたくさんあって盛り上がっています。お祭りと言っても、日本みたいに屋台がたくさん出て、食べ物や飲み物、遊びの屋台があるというわけではありません。モロッコのお祭り(フェスティバル)はどちらかというと、音楽などのステージパフォーマンスが中心で、その他周りに物産展のようなブースが出ているといった感じで、食べ物の屋台とかはほどんど出ません。
私の任地グルミマでも、ラマダン後には既に2つのお祭りがありました。
1つは活動先集落の隣にある集落のワッカというところ、ベルベル文化を促進するアソシエーションが主催するお祭り。そしてもう1つは、私の活動先アソシエーションが主催するお祭り。2つとも二晩連続で開かれました。
集落ワッカでのお祭りは結構レベルが高くって、地元のテレビ放送局のスポンサーもついているせいか、当日はテレビの取材が入ったり、ステージパフォーマンスのレベルも思ったより高くって、ビックリ。
ワッカのフェスティバルの会場。 普段は空き地で子どもたちがよくサッカーしてる。 |
パフォーマンスでは、子どもたちのダンスからベルベル音楽、詩の朗読(?)など色々あったけど、中でも印象的だったのは、地元グルミマ出身の若者たちによるラップ。何を歌っていたかは分からなかったけど、聞いた話によるとベルベル人の権利について歌ったりしているそうな。
そして私の活動先アソシエーションの1つが急遽ブース出展に参加することになって、展示のみということでこれまでに作った商品を並べることに。他にも地元のアソシエーションがいくつかブース出してました。
実は私の活動先のアソシエーションの女性が、来ていたTV取材でインタビュー受けてて、2日後の夜のニュースに映ったとか。
女性たちとブースで店番していたら、なぜか一緒に店番していた女性たちは家事があるせいか帰りだし、最後の方はなぜか私が1人で店番する羽目に・・・。おーい、私はあくまでも補佐役なわけで、あなたたちが売る主役なんですけどー・・・。でも私も帰らないと行けなかったので女性の1人に連絡して帰宅しました。
そして、もう1つ目のフェスティバル。
私の活動先アソシエーション主催のフェスティバルで、このフェスティバルにて行う販売会に出す商品の製作で、女性たちはラマダン中大忙しでした。そして子どもたちはステージで踊るダンスやら演劇などの練習のために、毎日アソシエーションに集まっていたのを覚えています。
私もフェスティバル開始の数時間前に行って、女性たちが商品を並べるののお手伝いをしたりしました。
活動先アソシエーションのブースはこんな感じ! |
商品の中でも、今回私が開発を手助けしたベルベル刺繍巾着が初めて正式に販売される機会だったので、ついつい嬉しくなりました!
ここのフェスティバルはもう1つのワッカにてあったフェスティバルよりもこじんまりとした感じで、主に地元の住民やパフォーマンスをする子どもたちの保護者たちが主な来客者たちでした。
始まりはこれくらいの集客だったけど、 夜になったら会場が一杯になってた! |
夜にはパフォーマンスを見る人とアソシエーションの販売会に来る人たちで会場は人で溢れてました!
同任地のピースコーボランティアの子たち2人も来てくれて、早速新商品のベルベル刺繍巾着や、タハルート(ベルベル刺繍マント)を買ってくれました!
私も実は気に入ったタハルートがあったので買ってしまいました・・・。
彼女が作るタハルートは大胆かつ繊細なお花の模様が特徴的で、 個人的に大好きです☆ |
二日間あったこのフェスティバルで、ほぼずっと女性たちと一緒に店番していて思ったのは、以下のこと。
●地元の人たち(集落のモロッコ人たち)は、結婚式の季節だからか、結婚式用のもの(花嫁が持つバスケットのようなものや、ベルベル女性が頭に巻くスカーフ、お祝いのプレゼントとしても使える編み物のクッションなど)を手に取る人が多かった。
→季節的なこと?あるいはモロッコ人の好みがこれらなのか?
●私が開発に携わったベルベル刺繍巾着は、手に取るモロッコ人は多かったが、買うまでには至らなかった(でもピースコーの子は1枚買い、巾着のオーダーメイドの注文もしてくれた)。
→モロッコ人と外国人では好むもののタイプが違う
●タハルート(ベルベル刺繍マント)は現在サイズ大は150DH、サイズ中は100DHで販売しているが、この値段は地元の人にとっては高いらしい。(※ただ、かなり手間をかけて女性たちが作るのは知っているし、私がこれまでずっと観察してきたタハルートの中でも、ここのアソシエーションの女性たちが作るものは他の物よりも良質だし可愛いので、妥当な気もするが・・・)。
→妥当な価格設定の難しさ
●全体的に私が思ったよりもこのフェスティバルでは商品が売れなかった。(元々この集落はわりと貧困層が多いのも関係しているのかも。手に商品をとっても買うまでにはなかなか至らなかったことが多かった気がする)
→じゃあ他の場所で販売したらもっと売れるのだろうか・・・?
などなど。
上記の点を元に全体的に再認識したのは、やはりモロッコ人が良いと思う商品は、私個人的な日本人感覚から見ると、あまりいいとは思わない(正直言ってちょっとダサイと思ってしまう・・・)。逆に、もしかしたら私のような外国人が開発に携さわり、他のボランティアや日本の友達からは好評なベルベル刺繍巾着などは、モロッコ人から見たら、別にそこまで良いと思わないのかもしれない(同僚の女性たちは「可愛い、自分も欲しい」と言ってくれたりするけど)。
活動目標である「女性たちの現金収入の向上」の一環として、今まで行ってきた商品開発だが、やはりモロッコ人にウケる物と外国人にウケる物って、多少の違いはあるから、今後「現金収入向上」を達成するために、今後どの層をターゲットとしていくかによって、開発、製作、販売を進める商品は違ってくるのかな、とも思ったりしました。
私の任期もあと7ヶ月程で、後任も来ない予定だから、今後彼女たちが持続的に販売を続けられるような方法や市場を確立しなければ・・・。そんなことを毎日考えながら活動してます。
このフェスティバルの2日目には、夜帰宅が遅くなってしまうので集落に泊まることにしたのですが、なんと同じ集落にて結婚式がやっていて、アソシエーションの役員たちは、フェスティバル主催で疲れているだろうに、フェスティバル後の深夜頃から結婚式に参加してました(笑)。私もせっかくだからと思って1時間程いたけど、眠さに負けて途中で帰ることしました。いつもお世話になっている女性リーダーのお家にて、時々ふらふらっと遊びにくる猫ちゃんと一緒にちょっとだけ遊んで、寝させてもらいました〜。
いつも彼女のお宅に感謝です♥
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