1ヶ月程前に、活動先の女性団体の女性たちが作る手芸品の販路開拓のために、先輩隊員とトドラ渓谷という場所に行きました。(前回行ったときの記事はこちら。)
今回は女性団体にて識字教育を受けて来た女性たちが、18ヶ月のコースを終了したお祝い(?)も兼ねて、女性たちと一緒にトドラ渓谷に行く機会がありました。
役員も含めて約60人くらいの人たちが参加したので、普段学校がある時に運営している、村と学校を巡回しているスクールバス2台を貸し切って行きました。
朝6時半に集合して出発と聞いていたので、普段以上に早起きしたのですが、どうせバスの中で眠れるからいいや〜と楽観的な考えでいました。
・・・でも、それは甘かった・・・。
なぜなら、スクールバスは私が乗ろうとした時点で、もう席がいっぱい・・・。それどころか、座席の間にある通路に、児童用の小さめの木の椅子が敷き詰められてあり、そこに狭そうに座っている女性たちの姿がありました(おまけに結構年配だったりする)。結局、私は同僚で私とほぼ同い年の女の子と1つの座席をシェアすることになり、キツキツの状態で渓谷へ出発。
っていうか、こんなに満席(というか満席を越えている!)状態なのに、よく私も招待してくれたなあと思ったけど、さすが、ピンチの状態でも臨機応変に対応するモロッコ人たち!前方座席には、本来なら2人用の座席のところに男性役員が3人でキツそうに座ってました。さすがに、行きは1つの座席を2人でシェアしていたために全然眠れませんでした。
グルミマを出発して、1時間くらいしてトドラ渓谷の近くの町のティネリールに到着。ここからトドラ渓谷はさらに山道を奥に14km程進んだところにあります。
途中、川で洗濯をする女性たちの姿が見えました。グルミマでもよく灌漑用の用水路で洗濯をしている女性の姿を見ます。
どんどん山道を上がって行くと、ティネリールの茶褐色の町並みやベルベル人が建てたカスバ(城塞)が見えて来て、いかにもモロッコ南部内陸部らしい風景が印象的でした。
渓谷に着いてからは、まず渓谷入り口の手前にある川の横にて、ピクニックのように屋外にて朝食の準備開始。スクールバスに積んでいたパンやらジャムやら、そしてお茶まで色々出て来て、空腹が満たされました。
渓流に足を入れると冷たくって気持ちいい!ちなみにここの渓流はとても水がきれいで、飲んでも全然問題ありません。グルミマの水道水よりも全然美味しいです。
朝食の後は自由時間って感じで、同僚のモロッコ人と一緒にに渓谷の入り口付近までぶらぶらと歩いて、渓谷の涼しい風を感じ、まったりとしました。途中、こんな人の姿まで見ました・・・。↓
その後は、また川に入って涼しんだり、同僚と会話をしたりしてました。識字教育の先生がやたらと長くイスラム教に関してフランス語で語っていたので、ちょっと疲れちゃいましが、これも現地の女性たちとの関係作りの1つの方法なので、頑張って聞いてました。
お昼は、女性団体から持ち出して来たコンロやバーベキュー用の肉を焼く台(なんて言うんだっけ?)を使って、串刺しの肉を女性たちが手際よく作ってくれました〜。
そして、食後にお茶を飲みながらゆっくりしていたら、雲行きがどんどん怪しくなり、ぽつぽつと雨が降り出した・・・。全然モロッコ人の同僚らは気にせずにおしゃべりを続けている・・・。でもさすがに結構大粒の雨が降り出してきて、ピクニックの道具を片付けて撤収することに。皆がバスに乗り込む頃には土砂降りの雨が降って来て、みんなびしょ濡れになりました。まるで日本の梅雨のような雨の振り方はモロッコでは初めて経験しました。
再び人でぎゅうぎゅうになったスクールバス2台は、ティネリールの町を経由してグルミマへ戻るために出発。だけど、途中ティネリールに戻るための一本道でバスが途中ストップした。どうしたのかなと思って車の窓から外をのぞくと・・・
あ、あれ・・・?なんと一本道を横切るかたちで土砂降りの雨が川となって、道路を封鎖しているではないですか・・・!
来た時は天気がよかったから、何も問題なく通行できたこの道も、雨が降ると雨水が川と化してしまうのね・・・。
ちょっと報道写真家になった気分で急いで車を降りて写真を撮り始めました。周りにいた観光客や現地の人たちも、開き直って川となった道をバックに写真を撮ったりビデオを撮ったりして、撮影会みたいになってました(笑)。
この道はトドラ渓谷からティネリール方面に戻る唯一の道なので、この水が引かないと戻れません。でも、しばらく待っていたら徐々に水が引いてきたので、勇気あるどこかのミニバスの運転手が、まだ多少水が流れいている川を車で横断しました。
無事に横断できたので、次々と他の車も様子をみながら通行し始め、結局うちの団体のスクールバスも、この川を横断することに・・・。
ゆっくりと前の車の様子を見ながら車を進め、無事に川の横断に成功!車内は拍手喝采になるかと思ったら、以外とみんな落ち着いていて、私と他数名の女性だけが拍手していた・・・(笑)。っていうか、勇気あるドライバーさん、30人程の命を預かりながら運転するのはプレッシャーだったでしょうね・・・。安全運転してくれた彼に感謝・・・。
ティネリールの町に下りる途中に、町を一望できる展望台みたいなところがあり、そこで一旦写真ストップ。雨が降った後は町の茶褐色の景色が少し普段とは違って、これはまた綺麗でした。
そして無事にティネリールの町に着いたと思ったら、今度は同じ川が下流のティネリールの町中でも道路をふさいでいて、またもや渋滞・・・。でも、ここは水が既に浅かったから、わりと簡単に通行できました。
でも、ロバを連れた人やバイクの運転手はさすがにもう少し水が引くまでは渡れなかったようで、道で待っていました。
ティネリール〜グルミマ間は、ぎゅうぎゅう詰めで狭かったけど、バスの通路に置かれた児童用の小さな椅子に座りながら爆睡・・・。途中、隣に座っていた同僚が、通過する町の説明をしてくれたりしたけど、そんなのも半分聞こえない状態で寝てました・・・。
結局グルミマに到着したのは夜の9時近かったのかな。
疲れたけど、良い1日を過ごさせてもらいました☆
※ちなみにこれはラマダン開始の前々日の出来事だったので、日中飲食したりしても平気でした。
今回は女性団体にて識字教育を受けて来た女性たちが、18ヶ月のコースを終了したお祝い(?)も兼ねて、女性たちと一緒にトドラ渓谷に行く機会がありました。
役員も含めて約60人くらいの人たちが参加したので、普段学校がある時に運営している、村と学校を巡回しているスクールバス2台を貸し切って行きました。
朝6時半に集合して出発と聞いていたので、普段以上に早起きしたのですが、どうせバスの中で眠れるからいいや〜と楽観的な考えでいました。
・・・でも、それは甘かった・・・。
なぜなら、スクールバスは私が乗ろうとした時点で、もう席がいっぱい・・・。それどころか、座席の間にある通路に、児童用の小さめの木の椅子が敷き詰められてあり、そこに狭そうに座っている女性たちの姿がありました(おまけに結構年配だったりする)。結局、私は同僚で私とほぼ同い年の女の子と1つの座席をシェアすることになり、キツキツの状態で渓谷へ出発。
っていうか、こんなに満席(というか満席を越えている!)状態なのに、よく私も招待してくれたなあと思ったけど、さすが、ピンチの状態でも臨機応変に対応するモロッコ人たち!前方座席には、本来なら2人用の座席のところに男性役員が3人でキツそうに座ってました。さすがに、行きは1つの座席を2人でシェアしていたために全然眠れませんでした。
グルミマを出発して、1時間くらいしてトドラ渓谷の近くの町のティネリールに到着。ここからトドラ渓谷はさらに山道を奥に14km程進んだところにあります。
途中、川で洗濯をする女性たちの姿が見えました。グルミマでもよく灌漑用の用水路で洗濯をしている女性の姿を見ます。
どんどん山道を上がって行くと、ティネリールの茶褐色の町並みやベルベル人が建てたカスバ(城塞)が見えて来て、いかにもモロッコ南部内陸部らしい風景が印象的でした。
渓谷に着いてからは、まず渓谷入り口の手前にある川の横にて、ピクニックのように屋外にて朝食の準備開始。スクールバスに積んでいたパンやらジャムやら、そしてお茶まで色々出て来て、空腹が満たされました。
お茶のお湯を湧かすためのガスコンロ、 そしてお茶のカップまで持ってきていた! |
渓流に足を入れると冷たくって気持ちいい!ちなみにここの渓流はとても水がきれいで、飲んでも全然問題ありません。グルミマの水道水よりも全然美味しいです。
朝食の後は自由時間って感じで、同僚のモロッコ人と一緒にに渓谷の入り口付近までぶらぶらと歩いて、渓谷の涼しい風を感じ、まったりとしました。途中、こんな人の姿まで見ました・・・。↓
ぱっと見、ちょっと怖い・・・。 でも涼しんでいるだけのようだった・・・。 |
その後は、また川に入って涼しんだり、同僚と会話をしたりしてました。識字教育の先生がやたらと長くイスラム教に関してフランス語で語っていたので、ちょっと疲れちゃいましが、これも現地の女性たちとの関係作りの1つの方法なので、頑張って聞いてました。
お昼は、女性団体から持ち出して来たコンロやバーベキュー用の肉を焼く台(なんて言うんだっけ?)を使って、串刺しの肉を女性たちが手際よく作ってくれました〜。
そして、食後にお茶を飲みながらゆっくりしていたら、雲行きがどんどん怪しくなり、ぽつぽつと雨が降り出した・・・。全然モロッコ人の同僚らは気にせずにおしゃべりを続けている・・・。でもさすがに結構大粒の雨が降り出してきて、ピクニックの道具を片付けて撤収することに。皆がバスに乗り込む頃には土砂降りの雨が降って来て、みんなびしょ濡れになりました。まるで日本の梅雨のような雨の振り方はモロッコでは初めて経験しました。
再び人でぎゅうぎゅうになったスクールバス2台は、ティネリールの町を経由してグルミマへ戻るために出発。だけど、途中ティネリールに戻るための一本道でバスが途中ストップした。どうしたのかなと思って車の窓から外をのぞくと・・・
あ、あれ・・・?なんと一本道を横切るかたちで土砂降りの雨が川となって、道路を封鎖しているではないですか・・・!
来た時は天気がよかったから、何も問題なく通行できたこの道も、雨が降ると雨水が川と化してしまうのね・・・。
ちょっと報道写真家になった気分で急いで車を降りて写真を撮り始めました。周りにいた観光客や現地の人たちも、開き直って川となった道をバックに写真を撮ったりビデオを撮ったりして、撮影会みたいになってました(笑)。
この道はトドラ渓谷からティネリール方面に戻る唯一の道なので、この水が引かないと戻れません。でも、しばらく待っていたら徐々に水が引いてきたので、勇気あるどこかのミニバスの運転手が、まだ多少水が流れいている川を車で横断しました。
無事に横断できたので、次々と他の車も様子をみながら通行し始め、結局うちの団体のスクールバスも、この川を横断することに・・・。
ゆっくりと前の車の様子を見ながら車を進め、無事に川の横断に成功!車内は拍手喝采になるかと思ったら、以外とみんな落ち着いていて、私と他数名の女性だけが拍手していた・・・(笑)。っていうか、勇気あるドライバーさん、30人程の命を預かりながら運転するのはプレッシャーだったでしょうね・・・。安全運転してくれた彼に感謝・・・。
ティネリールの町に下りる途中に、町を一望できる展望台みたいなところがあり、そこで一旦写真ストップ。雨が降った後は町の茶褐色の景色が少し普段とは違って、これはまた綺麗でした。
らくだくんも笑顔☆ |
そして無事にティネリールの町に着いたと思ったら、今度は同じ川が下流のティネリールの町中でも道路をふさいでいて、またもや渋滞・・・。でも、ここは水が既に浅かったから、わりと簡単に通行できました。
でも、ロバを連れた人やバイクの運転手はさすがにもう少し水が引くまでは渡れなかったようで、道で待っていました。
ティネリール〜グルミマ間は、ぎゅうぎゅう詰めで狭かったけど、バスの通路に置かれた児童用の小さな椅子に座りながら爆睡・・・。途中、隣に座っていた同僚が、通過する町の説明をしてくれたりしたけど、そんなのも半分聞こえない状態で寝てました・・・。
結局グルミマに到着したのは夜の9時近かったのかな。
疲れたけど、良い1日を過ごさせてもらいました☆
※ちなみにこれはラマダン開始の前々日の出来事だったので、日中飲食したりしても平気でした。
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