2013/07/07

サマーキャンプ① 〜総集編〜 / Summer Camp (1) - Summary

今週は、JICAボランティアの米国版であるピースコー(Peace Corps、平和部隊)のボランティアと私の活動先団体が中心となって、HIVS/AIDSに関するサマーキャンプを行いました。

サマーキャンプと言っても、どっかに団体で出かけて行ってテントで宿泊するキャンプではなくって、一週間など一定の期間を使って何かを集団で学んだりする、いわゆる夏休み集中コースみたいなことをここでは指します。

今回参加の対象(任意)となったのは、グルミマ周辺に住む15歳〜20代前半の女の子たちでした。

キャンプのプログラムの内容は大体こんな感じ。
【午前中】
サッカーボールなどを使ったゲームを通したHIV/AIDSに関するワークショップ
【午後】
長いお昼休み(日差しが強く暑いから、みんなこの時間に家帰って昼寝)
【夕方〜夜】
課外授業(英語授業1時間、その他スポーツなど1時間)
※5日間の授業&修了式=計5日半
オアシスのど真ん中でワークショップ
ワークショップのファシリテーターを務めてくれたモロッコ人のムスタファ。
彼は普段は女性に識字教育をしている先生。なんとカンフーもできる!

私はそのお手伝いとして、プログラムの課外授業の時間に英語を教えたり、折り紙を教えたりする機会がありました。

まず午前8時から普段活動している集落に自転車で行くことは初めてだったので、結構別の時間帯では見られないような光景が見えて面白かったです。畑で草を刈る女性、収穫したものをロバの背中に大量に乗っけてあるいている女性たち・・・、そして普通なら繋がれているはずのロバが野放しになって道路の脇で道草している姿まで・・・(笑)。
朝の光景① 田舎の家庭にはパンを家で焼く石窯があり、
そこから煙がもくもくと上がっていた
朝の光景② なぜかロバが野放しになっていた・・

キャンプ初日は、企画協力団体などの代表のスピーチなどがあって、次から次へともうどこの団体の誰何だか分からなくなるくらいに色んな人が開会の挨拶をしてました。その日当日に、「AICHA(私のアラビア語名)、君もJICAボランティア代表として一言挨拶をしてくれ」と言われ、急遽挨拶をすることに・・・。もっと早く言ってくれたら原稿作ったのに・・・。しょうがないから、つたないフランス語とダリジャ(モロッコ方言アラビア語)がごちゃ混ぜになりながらも簡単な短い挨拶をして、フランス語部分はカウンターパートに訳してもらいました。

ここ2ヶ月間の生活では、午後の数時間しか活動していなかったので、あまりストレスを感じることなく暮らしてたけど、今週は、朝8時出勤→昼休みに一旦帰宅→夕方〜夜まで出勤、というように、朝から活動する、そして自宅〜集落を炎天下の中2往復する、など、今までに慣れていなかった生活をしたせいか、やたらに疲れました。。。

それに、ほぼ一日中ダリジャ(モロッコ方言アラビア語)でモロッコ人とコミュニケーションをとらなくてはいけないという状況も今までにあまりなかったし、対象人数も今までは少人数だったのに対し、今週はモロッコ人が周りに50人程いて、一日中ダリジャでコミュニケーションをとらなくてはならないというのも相当ストレスになった気がします。

課外授業の時間帯は、いつも私が商品開発を一緒にしている女性たちが活動しに集まってくる時間でもあったので、キャンプをやりながら女性たちと一緒に商品開発を進めるというのも結構大変でした。

でも、このキャンプのためにモロッコ各地から集まったピースコーのボランティアが10人近くいて、一緒に活動できたのも楽しかったです。何人かは早速、私が女性たちと開発している商品を買ってくれたり助言してくれたりしたので、女性たちも自分たちの作品に自信が持てたんじゃないかと思います。
ピースコーボランティアと一緒に
モロッコ人家庭でクスクスをいただきました〜☆

キャンプでどれだけ女性たちがHIV/AIDSのことを学ぶことができたかははっきりわからないけど、みんな楽しんで帰っていった様子だったので、実施してよかったなと思います。

ただ、キャンプは計6日間しかなかったけど、この1週間でモロッコに来て今までで一番強いカルチャーショックを感じさせる週でした。その詳細は、次回の記事でたっぷりと書こうと思います!

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