ラベル Samira の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Samira の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021/09/12

ギターを買いました / I bought a guitar

東京に8月はテレワークと休暇を兼ねて1ヶ月ほど帰国してたのですが、先週再びウガンダに戻ってきました。

日本では皆さんご存知の通り新型コロナウイルスの第五波?とかで一日の感染者数が増える一方で、東京都は緊急事態宣言真っ最中だったこともあり、残念ながら多くの友人には会えませんでしたが、日本食や日本の快適な暮らし、そしてショッピング(かなりがオンライン)を満喫し、2キロ太ってウガンダに戻りました(笑)。

ウガンダに到着したのは現地時間の土曜日午後。元々、日本からウガンダに帰るときにはカンパラでギターを買おうと決意し、あえて楽器屋さんが開いている土曜日(日曜日は閉店)に到着する便を選んだのです(まあたまたまた最安のフライトがあった日が土曜日だったということもあるけど)。

ウガンダ政府の発表によると、私が到着する日の前日の3日から到着後空港でPCR検査が全ての国からウガンダに来る入国者に対象となるはずだったのに、「導入する準備ができていない」とのことで実行開始の前日に、導入は2週間後に延期するという発表があり(笑)、こっちとしてはもうけたもんだと思い、空港ではスイスイ入国手続きも済み、あっという間に空港外に出れました。

以前から予約してたタクシー運転手さんに迎えにきてもらってたので、運転手さんに空港があるエンテベから週末を過ごす予定の首都カンパラへ向かってもらいました。ホテルに到着する少し前にちょうど行こうとしていた楽器屋さんの近くを通りそうだったので、運転手さんに店番してもらいながら、私だけタクシーから降りて、楽器屋さんへダッシュ!

この地域は楽器屋さんがいくつか固まっているのですが、その中でも一番信頼できそうだったヤマハ・ミュージックセンターというところで、YAMAHAのアコースティックギターを無事にGET!あまり迷っている時間もなかった(それに選択肢もあまりなかった)ので、私と同じタイミングでギターを買いに来ていた外国人2人が選んだものと同じやつにしました。


そして週明けの月曜日に、カンパラから任地のチャカへ4時間ほどかけて移動し、無事に任地に戻りました。

私がいない間、同僚にお世話になりながらお留守番をしてた愛猫サミラと再会できるのを楽しみにしていたのですが、実際に会ってみると、結構冷たい反応(涙)。。。どうやら1ヶ月ほど留守していたので、相当いじけているようで、前みたいに一緒に寝てくれるものの、撫でようとすると嫌がったりする時もあります・・・。悲しい。。。
相変わらずの変な寝相


ウガンダでは1ヶ月ほど前から雨季が始まったようで、チャカでは私が休暇に入る前よりも頻繁に雨が降ります。そのせいか、宿舎から見える難民居住区の丘は以前よりも緑が少し増したように見えます。気候としては、日本の秋みたいな過ごしやすい気候です。
私の部屋の前の景色



私が着任した6月初旬からちょうどウガンダ国内ではロックダウンが始まって、州を越えた移動が禁止されて、普段だったら週末はほぼみんな実家に帰ったりするウガンダ人同僚がロックダウン中はみんな宿舎にいたので、週末はパーティやBBQがあったりしたけど、ロックダウンが軽減された今では、週末は宿舎がほぼもぬけの殻となり、めちゃくちゃ静かです。残った組は、そのメンバーで一緒に呑んだりする感じのメンツでもないので、呑み仲間がおらず(仲良い呑み仲間は現在休暇中)、ちょっと寂しいので、今週末は1人でジントニックを呑みながら、ギターの練習を始めました。

ひねくれたサミラは、私がギターを弾いていると自分にかまってくれないと思ってか、私がギターを弾いてるとその前にあるテーブルに寝転がってきます(笑)。

スーダンにいた時は、任期満了して帰国した友人からギターを譲り受けて、練習しようと思いながらもほとんど練習できなかったので、今回はちゃんと練習して上手くなりたいところです。



2021/07/04

ウガンダに着任しました / Reassignment to Uganda

 前回のブログ記事にも書いた通り、6月上旬からウガンダの新しいポストに着任しました。私が着任したのは、ウガンダ南西部にあるKyaka(「チャカ」)というところにあるUNHCRフィールド事務所で、主にコンゴ民主共和国やブルンジ、ルワンダなどから来た難民・庇護申請者が約12万人ほど暮らす居住地のど真ん中に位置しています。

ウガンダは西側にコンゴ民、東側にケニア、南側にルワンダとタンザニア、北側に南スーダンに囲まれている

スタッフは大体30人程度、うち国際スタッフはケニア人2人、エチオピア人1人、タンザニア人1人、アメリカ人1人、そして日本人(私)1人で、他は皆ウガンダ人スタッフ。事務所とスタッフ寮が壁に囲まれたほぼ一つの敷地内に位置してて、自分の部屋からは徒歩で3分もあれば事務所に着くような距離。周りは豊かな自然と家畜、そしてその中に点々と見える難民の居住地くらいしかなく、晴れると景色は本当に綺麗。


スタッフ宿舎の敷地内。良く例えると、高原にあるリゾート地。
階段を下がると私の部屋がある。






ただ、本当に田舎にあって、最寄りの町からは45分〜1時間半ほど離れていて、チャカにある小さな村の市場で手に入らないものはKyegegwaあるいはMubendeまで出ないと手に入りません。現在は、コロナの件数がウガンダで急激に増えているので大統領命令で全国的に移動が禁止されて、普段は週末にカンパラやその他大きな都市まで遊びに行っては物資を買い出すことができていたのが現在はできない状態なので、週に一度、数人のスタッフが代表して、事務所が公用車を出して他のスタッフの買い物を一括して行うことになってます。


 Googleマップにも道が載っていないような田舎に位置するチャカ。
最寄りの町はKyegegwaで、スタッフは日用品の買い出しのためにKyegegwaかもう少しは離れたMubendeまで行く。ちなみにMubendeには中華系のスーパーがあり、買い出しに行く時はいつもそこに行っているそう(私は着任してから一度もチャカから出たことがない。。。)
























チャカに着任してから10日近く自主隔離期間があったので、実際に事務所で仕事を始めたのは6月中旬頃。今回の仕事は准フィールドオフィサーということもあって、まずは難民居住地区や実施中のプロジェクトなどを知らないと話が始まらないので、私の前任者や、チャカにもう数十年もいる定年退職直前でかつ歩く歴史教科書のような長老ウガンダ人スタッフと一緒にいろんなところ(居住地内の施設など)をまわることから始めてます。

週末以外は毎日この前任者と歩く歴史教科書的長老、そして同い年のエチオピア人の同僚と一緒に、仕事の後に事務所の周辺地域を1時間半くらいウォーキングに行ってます。本当に周りの景色が素晴らしくっていい気分転換になるのと、前任者のタンザニア人おばちゃん(彼女も実は定年退職直前)と長老がものすごく周りの居住地区の情報をよく知っているので、いい勉強になっています。


ウガンダ人長老(前)と同じく定年退職直前のタンザニア人のベテランおばちゃん















散歩先から見えるUNHCRの宿舎の壁(白と水色)。本当にど田舎にあるのがよくわかるでしょう(笑)


宿舎から出ると外はすぐ難民居住地区。とは言っても、難民キャンプのようにシェルターが固まってあるわけではなくて、どちらかというと土壁の家が村の中に点々とあるというイメージ。家の作りも、コンゴ民東部からきた難民が多いためにコンゴ東部と全く同じで、またコンゴ民にいるような錯覚に陥る。


時々散歩で遅くなるとお月様が見えて綺麗

 

ちなみに、チャカは1984年から存在する難民居住地なので、長年国際機関やNGOなど多数の団体が支援に入っていて、日本のNGOも実はプロジェクトを実施しています。日本人スタッフはチャカには常駐していないけど、日本の団体がウガンダの僻地に入って難民支援を行なっていることを知ると、やっぱり嬉しいですね。

多数の支援団体のボードがある

日本のNGO、ピースウィンズジャパン(PWJ)が建設した難民居住地にある小学校のトイレ。




























ちなみに、コンゴ民から一緒に引っ越してきた愛猫サミラもとても元気にやってます。前任地のブニアからはとっても長旅だったのと、途中で首都カンパラで数日ホテル暮らしだったこともあって、かなり精神的にも負担になっていたとは思うのですが、チャカに着いてから1週間ほどで慣れて、宿舎の敷地内ならば外に出しても自由に遊べるほどまでになりました。今ではほぼ全てのスタッフに存在を知られるほど、みんなに親しまれる猫となってます(笑)。

チャカも日中は結構暑くなるので、またお腹を出した体勢で寝ることが多くなった


平時はウガンダ人スタッフは毎週末ほとんど皆地元に帰るために、事務所の宿舎は閑散とするらしいですが、移動制限があるためにほぼ全員宿舎に残り、毎週末簡単なパーティーがあります。移動制限とかは不便なので早く終わって欲しいけど、他のスタッフと交流するには新米の私にはこのような機会は絶好のチャンスなので、ピンチをチャンスとして活用してます。

こんな感じでボチボチやっております。今のところ、田舎で不便な面もありますが、幸いとてもいい同僚たちに恵まれて、元気にやってます。

2020/10/25

サミラのお引っ越し / Samira moves house

以前ブログにも書きましたが、私はスーダンで仕事をしていた2018年に、事務所に住みついて出産までしてしまった雌猫を家に迎え入れることにしました。事務所のセキュリティの人に、「この猫は事務所の猫?名前は?」と聞くと、「うーん、サミラだ」と言っていたので、そのままサミラという名前をつけました。後から知ったことですが、サミラというのはスーダンでは日本で犬にポチと名前をつけるように、猫につける典型的な名前だそうで、猫のサミラという歌があるくらいだそうです(笑)。


そんなサミラですが、私が2020年5月でスーダンでの仕事を終えたあとは、スーダンで同僚の家に一時的に預かってもらい、私が現在の任地コンゴ民のブニアにて落ち着き現地の様子や猫の輸出入の手続きがわかるまではずっとスーダンで預かってもらっていました。そして、現地の様子やスーダンからコンゴ民への輸入手段が分かった頃、R&R休暇のタイミングと合わせてスーダンへ行ってサミラをブニアまで連れてくることに成功しました!

往路のブニア〜ゴマ、ゴマ〜アディス経由〜ハルツームはスムーズで、特に問題なく無事にスーダンに入国することができました。ちなみに、ブニアからきた人間からすると、エチオピア航空の機内食も、ハルツームでの品物やレストランの豊富さに感動するほどでした(笑)。ハルツームでは一応自主隔離をしなければいけないとのこともあって、事務所には行かず、特定の人のみと会ったり、サミラの輸出手続きを進めたり、あとは仕事をする程度でしたが、短い間だったけど久しぶりに友人・同僚とあったり、思わぬところで再びサルサ踊ったり卓球することもできて、リフレッシュすることができました。

復路経路としては、ハルツーム(スーダン)〜アディスアベバ(経由)〜ゴマ(コンゴ民)はエチオピア航空(待ち時間を入れると合計12時間)、そしてゴマ〜ブニアはUNHAS(国連人道支援サービスの飛行機)が動物の輸送の許可をくれなかったために民間機のCongo Airways(飛行時間1時間)を利用。今回これだけの長距離の移動はサミラも初めてだったためにかなり心配で、行きのエコノミークラスがかなり混んでたことも鑑みて、思い切ってハルツーム〜ゴマまでは人生初めてビジネスクラスにアップグレードしました。

飛行機に乗っている間は割と大人しくしていたものの、空港内で歩いて移動する時などは私がケージを背負って歩くために揺れるのがいやなのか、キューン、キューンと鳴いていてかわいそうでした・・・。乗り継ぎの時に一緒にトイレに入って用足しさせようとしても、自分がどこにいるかわからないために不安でトイレの中をキョロキョロして用足しはせずに、12時間ずっとトイレを我慢していました。

ゴマの空港ではあっけないほど輸入するのは簡単で、空港内の税関(らしき)デスクで「猫を持っているんですけど」と猫を見せても、「いいよ、出ていい」と荷物受け取りカウンターの方を指す。指示に従い、荷物受け取りカウンター(カオス)のところに出たら結構すぐに自分のスーツが出てきたのでピックアップし、もうこのまま空港から出れる状態に。でも、何も申告せずに出るのはまずいんでないかと思い、近くにいる空港係員に、「猫を輸入するんですけどどうしたらいいですか?」と聞いたら、やっと担当(らしき)係員が出てきて、狂犬病注射の記録と動物健康証明書・輸入許可証をチラッと確認して、30ドル払って、おしまい(笑)。あっけなさすぎる。。。

途中、週末を過ごしたゴマでは、ペットもOKな湖の真横にあるホテル(ロッジ)に泊まって、普段ブニア(そしてハルツームでも!)では食べれないような美味しいリゾットやワインを飲んで、ちょっとしたリゾート気分を味わうことができました。マッサージも受けることができ、ゴマ最高!って感じでした(笑)。
(※ちなみに、ゴマがある北キブ州(そして私が住むブニアがあるイツリ州も)は、州内で武装勢力が複数活動するために、外務省渡航安全情報ウェブサイトでは危険度4(渡航禁止地域)になっています。でも、ゴマとブニアの町中は現時点では比較的安全です。)

Lac Kivu Lodgeホテルのレストランからの眺め。
見えるのはキブ湖。ゴマのすぐ東はルワンダ。

ホテルの隣にあるお洒落なレストラン・カフェ・バー、Chalet

ホテルのレストランで食べた、
エビのリゾットと白ワイン、美味しかった!

意外なことにコンゴ民産チョコレートも美味しい!

ここのホテルはインテリアも素敵

サミラもここのホテルにご満足の様子

余談だけど、コンゴ民(少なくともブニアやゴマ)では日本の中古車が多く走っており、
町中で結構日本語が書かれた車をみる。
ゴマで見たのは、「高野ふとん店」の車。
住所と電話番号までが残っているので、ここの店電話したらまだ繋がるのかな?笑。
「お宅の車、コンゴ民でまだ使われていますよ」
って言ったらどれだけびっくりするんだろう、笑。

ゴマ〜ブニアに戻る時は、民間機のCongo Airwaysを使ったのだけど、猫の輸送のために追加料金30ドルを払って、無事にサミラを機内に持ち込むことができました。ゴマ〜ブニア間は1時間と飛行時間は短いので、あっという間にブニアに着いたのですが、荷物を受け取るにもカオスで、空港から出るまでに時間がかかりました。無事に家に着き、あと荷物を下ろすだけという時に、どうやらサミラは緊張がマックスに達していたのか、事務所の車の中(ケージの中)でおしっこをしてしまいましたが(汗)、無事にブニアの家に到達することができました!
このケージに入ってお利口さんにしてました。えらい。

家に着いてからも1〜2日は落ち着かなかったけど、一週間近く経ってからはだいぶ慣れてきた様子です。
同僚の家にいた時はずっと屋内にいたので、
ちょっとふくよかになったサミラ

蚊帳に絡まって出れなくなっている・・笑

無事に到着してよかったね〜。よくできました⭐️