2013/07/19

織物 / Textile

連日暑い日が続いてるグルミマです。
昨日の夜の室内温度はなんと37度。。。汗が止まりません。

引き続きラマダン中なので、毎日日の出から日没までは飲食を絶っています。
多少お腹が空くくらいなら我慢できますが、内陸乾燥地帯のグルミマで、
水を飲むこともできないのは正直辛いです。
まあ無理のない程度に頑張ってます。

そんな中、週末にピースコーボランティアのホストマザーが織物を作っていることを聞きつけ、製作の様子を見学させてもらうことができました。

場所は、グルミマ中心地から少し離れたところにある、一見閑静な新興住宅街。

私のイメージでは、「織物を製作している=田舎の集落の家の片隅」みたいな勝手な偏見があったので、こんな住宅街のどこで織物を作っているんだろう・・・?って思っちゃいました。

作業していたのはまさにこの住宅街の一軒のお家の中でした。
でも、玄関を入るとなんだか動物の匂いが・・・。
何かと思ったら、まず玄関を入ってすぐ左側の部屋に羊の毛が大量に・・・!

奥に進むと1階は普通に家族が住むためのスペース(リビングやキッチンなど)がありました。

2階に進むと、今度は階段のあたりから少しずつ土やら草やらが見えてきました・・・。
2階はどうやら作業スペースに使っているようで、動物に与えるような草などの餌らしきものが一室に大量に置いてあったり、刈った羊の毛が置いてあったりしました。

その奥に、やっと織物を作る部屋を発見!ピースコーボランティアのホストマザーと、このお家の住人であるAICHAという女性が、共同で織物の作業を行ってました!

作っていたのは、ジェラバというモロッコ人が日常生活で着るワンピースのような衣服の生地。一本一本の糸が本当に細いので、大きな生地を織るにはすごく時間のかかる作業!

私たちは3時間くらい滞在して、その間に写真の2人の女性たちはずっと作業してましたが、多分進んだのは3cmくらい・・・。本当に気が遠くなる作業だ〜・・・。

女性たちはこの他にも、ラグやブランケットを作ったりしているようで、色々完成した作品を見せてくれました。


そして、この家の屋上に案内してもらうことに。
3階にある屋上へ行くための階段には、何やら干し草がたくさん並べられている・・・。

屋上へたどり着くと、「メエ〜〜〜」という鳴き声と共に、羊の群れが!!
なんと、この家の屋上で羊を飼っていたのです!



これらの羊は、毛を刈って毛を紡いで毛糸を作り、織物の糸として使ったりするそうですが、その他大人の羊は食用としてスーク(市場)で売られたり、ライードというイスラム教の羊の犠牲祭で使われたりするそうです・・・。

この家を去った後には、あまりにも暑かったので、グルミマ某所にある個人宅のプールにて泳がせてもらいました!(まさかグルミマで泳ぐ機会があるとは思ってもいませんでしたが!)

何しろ汗が止まらない程暑かったので、冷たいプールに入れて快適でした〜☆


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