モロッコに赴任して6ヶ月経った9月末、グルミマで今まで活動してきた女性団体のメンバーと一緒に開発してきた手工芸の商品を、初めて他の隊員やJICA関係者に販売する機会がありました。
私が今回派遣されている要請は新規。つまり、活動内容を引き継がせてもらう前任者がいません。私が派遣されている団体で村落開発普及員が活動するのは初めてなので、実に全て一から始めることになるのです。ニーズ調査や、新商品開発、販路開拓、などなどを、今までに手探りでやってきました。
そんな中、3ヶ月程前から活動先の女性たちと一緒に、主にグルミマに伝わる伝統的なベルベル刺繍を用いた手工芸品を開発してきました。商品は、巾着袋、ティーポットカバー、ベルベル刺繍のマント(「タハルート」)、など。まだ品数や種類はあまりないけど、女性たちと一生懸命作り上げてきた作品たちです。
首都ラバトのJICA事務所では、隊員たちの報告会や送別会が毎3ヶ月ごとに開かれます。それに合わせて首都へ上がる時に、手工芸品開発や販売に携わっている村落隊員たちは、自分が活動する団体の商品を持っていっては販売会を行い、売上全額を活動団体へ持って帰ります。
もちろん、JICAボランティアのみを対象に販売会を行っているだけでは、ボランティアが去った後には、継続的に商品を販売できる場所がなくなってしまうので、他の販路を探す必要が当然あります。あくまでも、JICAボランティアや関係者への販売会は、販路の1つでしかないと思ってます。
しかし、最初に説明した通り、3ヶ月前に商品開発を始めたばかりのこともあって、今はこの流れに勢いをつけるためにも、JICAボランティアや関係者対象の販売会に頼っても仕方ないと思っています。もちろん、いずれは別の販路を開拓して、女性たちが持続的に商品を販売できる販路が必要です。
こういった背景を踏まえて、初めて行うJICAボランティア&関係者対象の販売会は、ちょっとドキドキでした・・・。
「売れるかな?」
「この商品は皆どう思うかな・・・?」
などなど、いろんな考えが頭をよぎりましたが、実際に販売会が始まったら、
なんだかあっという間でした。
結果から言うと、私が今回ラバトに持っていた商品のうち、
なんと約75%の商品が売れました!
買って下さったのは、仲間の隊員たちが中心でしたが、
中にはボランティア調整員や同伴家族の方もいらっしいました。
まだ商品開発段階というのもあって、商品の品質がイマイチの部分もあったのですが、
そんなことも理解した上で、商品を手にとり、買って下さった方々に本当に感謝です。
そして、なんと商品の追加注文も数件いただきました!
ルンルン気分で売上を持って帰り、グルミマの女性たちのお金を渡したときは、
すごく喜ぶ女性もいたし、わりと薄い反応の人もいたけど、
その日、家に帰る間際に、女性たちに「ありがとう」と言われました。
「どうして?仕事をしたのはあなたたちでしょう。私に感謝する必要はないよ。」
って答えたけれども、本当は女性たちから感謝されて嬉しかったです。
まだスタートしたばかりで、女性たちに還元できる程の売上は、
全体的には上がっていないのだけれども、
今後、働いた分だけ女性たちにお金が行き渡るようになるのが楽しみです。
少しでも彼女たちの現金収入が増えるように。
そして、彼女たちの生活が今よりももっと良くなり、
商品を自分で作って、いずれは自分たちで売って、
それが彼女たちの自信につながって、
そしてコミュニティーにもその動きが波及して、
コミュニティー全体の生活がもっと良くなるように・・・。
そこまで達成するには、私の任期が満了するまでにはできないかもしれないけど、
自分ができる限りのことはやってみようと思います。
ひとまず、今回の販売会で商品に対する反応を見ることができて良かったです。
頂いたコメントやアドバイスなどを参考にして、今後女性たちとより良い商品を作って行きたいと思います。
私が今回派遣されている要請は新規。つまり、活動内容を引き継がせてもらう前任者がいません。私が派遣されている団体で村落開発普及員が活動するのは初めてなので、実に全て一から始めることになるのです。ニーズ調査や、新商品開発、販路開拓、などなどを、今までに手探りでやってきました。
そんな中、3ヶ月程前から活動先の女性たちと一緒に、主にグルミマに伝わる伝統的なベルベル刺繍を用いた手工芸品を開発してきました。商品は、巾着袋、ティーポットカバー、ベルベル刺繍のマント(「タハルート」)、など。まだ品数や種類はあまりないけど、女性たちと一生懸命作り上げてきた作品たちです。
首都ラバトのJICA事務所では、隊員たちの報告会や送別会が毎3ヶ月ごとに開かれます。それに合わせて首都へ上がる時に、手工芸品開発や販売に携わっている村落隊員たちは、自分が活動する団体の商品を持っていっては販売会を行い、売上全額を活動団体へ持って帰ります。
もちろん、JICAボランティアのみを対象に販売会を行っているだけでは、ボランティアが去った後には、継続的に商品を販売できる場所がなくなってしまうので、他の販路を探す必要が当然あります。あくまでも、JICAボランティアや関係者への販売会は、販路の1つでしかないと思ってます。
しかし、最初に説明した通り、3ヶ月前に商品開発を始めたばかりのこともあって、今はこの流れに勢いをつけるためにも、JICAボランティアや関係者対象の販売会に頼っても仕方ないと思っています。もちろん、いずれは別の販路を開拓して、女性たちが持続的に商品を販売できる販路が必要です。
こういった背景を踏まえて、初めて行うJICAボランティア&関係者対象の販売会は、ちょっとドキドキでした・・・。
「売れるかな?」
「この商品は皆どう思うかな・・・?」
などなど、いろんな考えが頭をよぎりましたが、実際に販売会が始まったら、
なんだかあっという間でした。
結果から言うと、私が今回ラバトに持っていた商品のうち、
なんと約75%の商品が売れました!
買って下さったのは、仲間の隊員たちが中心でしたが、
中にはボランティア調整員や同伴家族の方もいらっしいました。
まだ商品開発段階というのもあって、商品の品質がイマイチの部分もあったのですが、
そんなことも理解した上で、商品を手にとり、買って下さった方々に本当に感謝です。
そして、なんと商品の追加注文も数件いただきました!
ルンルン気分で売上を持って帰り、グルミマの女性たちのお金を渡したときは、
すごく喜ぶ女性もいたし、わりと薄い反応の人もいたけど、
その日、家に帰る間際に、女性たちに「ありがとう」と言われました。
「どうして?仕事をしたのはあなたたちでしょう。私に感謝する必要はないよ。」
って答えたけれども、本当は女性たちから感謝されて嬉しかったです。
まだスタートしたばかりで、女性たちに還元できる程の売上は、
全体的には上がっていないのだけれども、
今後、働いた分だけ女性たちにお金が行き渡るようになるのが楽しみです。
少しでも彼女たちの現金収入が増えるように。
そして、彼女たちの生活が今よりももっと良くなり、
商品を自分で作って、いずれは自分たちで売って、
それが彼女たちの自信につながって、
そしてコミュニティーにもその動きが波及して、
コミュニティー全体の生活がもっと良くなるように・・・。
そこまで達成するには、私の任期が満了するまでにはできないかもしれないけど、
自分ができる限りのことはやってみようと思います。
ひとまず、今回の販売会で商品に対する反応を見ることができて良かったです。
頂いたコメントやアドバイスなどを参考にして、今後女性たちとより良い商品を作って行きたいと思います。