2013/09/15

国内旅行③ 〜大西洋の風が吹く街、エッサウイラ〜 / Trip to Essaouira

国内旅行の最終回は、エッサウイラ編。

マラケシュでの滞在後は、同期隊員と共にマラケシュから西へ3時間向かったところに位置する小さな港町、エッサウイラへ。

エッサウイラは18世紀半ば以降はモロッコ各地から文人や芸術家が集まる街だったようで、それがなっとくできるような、ヨーロッパ風だけどモロッコらしさも残る可愛らしい港町。大西洋沿いにあるために、海の冷たい潮風が吹き、マラケシュの暑さが信じられないくらいの涼しさでした。
エッサウイラの旧市街
街中の様子

モロッコの砂漠地方にあるような砂色の建物と違って、大西洋側にあるこの街は、海の景色に合わせるかのように白や青の建物が多いのが印象的。同じモロッコ国内でもここまで雰囲気が違うとは・・・。

任地グルミマは内陸地なのでシーフードはほぼ一切手に入ることはないけど、ここエッサウイラならば美味しいシーフードが安く手に入るとのことなので、早速ランチはモロッコ人で賑わっていたシーフード料理屋に入って、たらふくシーフードを食べました!


お腹いっぱいになった後は、魚市場などがある港へ散策へ。この頃、同期隊員の子は活動の都合で彼女の任地に帰らなくてはならなかったので、ここからはずっと1人。



そして、海の絶壁沿いの突き出した城塞のスカラにも足を伸ばしてみました。16世紀初めにポルトガル人が支配した時に要塞を築き、ヨーロッパ風の塔がそびえ、大砲が並び、中世のヨーロッパを思い出させるような雰囲気でした。



この街は寄木細工で有名なため、寄木細工のお店を見て回ったり、街の雰囲気を味わうために旧市街を散策したりしました。エッサウイラはマラケシュよりも小さいし、客引きもマラケシュよりは少し控えめなので、1人でもわりと廻りやすく、このコンパクトでお洒落な街を堪能することができました。
カラフルな帽子たちと帽子屋のおじさん 
猫と犬のコラボ☆
こんなステッカーも。
エッサウイラは風が強いからサーフィンもできるらしい。
ジェラバ(ワンピースのようなフード付きの
モロッコ人が良く着る服)姿でサーフィン、
そしてその後ろにラクダってのが面白い・・・
こんなところにたこ焼きが!
世界を旅し、たこ焼きを通して各地の人と
交流する日本人男性が教えてくれたらしい
お洒落なお店が多いエッサウイラ

そしてエッサウイラで一泊した後は、エッサウイラ〜マラケシュ、マラケシュ〜グルミマの経路で、任地グルミマまで戻ってきました。

マラケシュからグルミマへ戻る時にはアトラス山脈越えがあったのですが、その山道がまた綺麗なこと!残念ながら通路側の席だったので良い写真は撮ることができませんでしたが、マラケシュ側の緑が残る山の斜面から、カスバ街道のある茶色の荒々しい砂の荒野に風景が変わってくると、もう任地グルミマのあるモロッコ南東部の風景だなと感じました。同じ国内でもここまで風景が違うモロッコって本当に面白い!
こういう風景を見ると、やっとアトラスのこっち側に来たって感じ

国内旅行のおかげで久しぶりにリフレッシュすることができたし、モロッコの異なる側面も見ることができて、大満足!もっとモロッコのことが知ってみたいと思いました。

最後に、一緒に旅をしてくれた同期隊員のKちゃんと、ドイツからわざわざモロッコまで来てくれたSちゃん、ありがとう!2人が一緒だったおかげで楽しい旅をすることができました!☆

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