先週の投稿では国内旅行でカサブランカへ行ったことを書きましたが、今回はその後に訪れた世界遺産の古都、マラケシュについて書きたいと思います。
マラケシュはカサブランカからバスあるいは電車で3時間程で行ける距離。カサブランカで合流した元ピースボートの乗客だった友人と一緒にバスでマラケシュへ。そして、マラケシュでは、同期隊員が合流!彼女とは3ヶ月ぶりの再会でした!
予約していたホステルにチェックインした後は、世界遺産のメディナ(旧市街)の中にあるスークの迷路を散策。さすがマラケシュ!モロッコ国内から色んな可愛い雑貨などが集まっているために、3人とも買い物で大盛り上がり!早速3人でお揃いのスカーフを買ってしまいました(笑)。
スークの中は細い道がたくさんで迷路みたい。迷子になってしまいそうですが、友達たちと気に入った店に入って欲しいものがあればアラビア語で商人たちと値段交渉したりしているうちに、あっという間に時間は過ぎてしまい、迷子になっている時間もないくらいです。
マラケシュはカサブランカからバスあるいは電車で3時間程で行ける距離。カサブランカで合流した元ピースボートの乗客だった友人と一緒にバスでマラケシュへ。そして、マラケシュでは、同期隊員が合流!彼女とは3ヶ月ぶりの再会でした!
予約していたホステルにチェックインした後は、世界遺産のメディナ(旧市街)の中にあるスークの迷路を散策。さすがマラケシュ!モロッコ国内から色んな可愛い雑貨などが集まっているために、3人とも買い物で大盛り上がり!早速3人でお揃いのスカーフを買ってしまいました(笑)。
スークの中は細い道がたくさんで迷路みたい。迷子になってしまいそうですが、友達たちと気に入った店に入って欲しいものがあればアラビア語で商人たちと値段交渉したりしているうちに、あっという間に時間は過ぎてしまい、迷子になっている時間もないくらいです。
スークの様子 |
でもさすがマラケシュ、任地では絶対に買えないような可愛いモロッコ雑貨がたっぷり詰められていて、今回の訪問ではかなりたくさんの買い物をしてしまいました・・・。
実は、私はマラケシュには4年前に一度来たことがあります。それは、4年前に「ピースボート地球一周の船旅」に初めて通訳ボランティアで乗船した時に、カサブランカに船が寄港し、1泊2日でマラケシュを訪れるツアーに通訳で同行した時のこと。その時はモロッコのことは知りませんでしたが、その時の訪問がとても楽しくて、モロッコの奥深い文化や自然の豊さなどに惹かれこの国が大好きになり、船がカサブランカ港を出港する時には、どんどん遠くなって行くモロッコの岸壁を見つめながら、「いつか絶対にまたモロッコに戻ってくる!」と思っていたのを今でも覚えています。
そして偶然にも、船旅中にルームメートだった通訳ボランティアの1人が、実は過去に協力隊員(私と同じ職種の村落開発普及員)としてボリビアに派遣されていたこともあり、彼女に色々と話を聞いているうちに、いつか「私も協力隊にも絶対に応募する」、そしてできれば「モロッコに行きたい」と思い始めたのもこの頃でした。
2008年にこちらのお仕事を始めたとき、現地の実情を目の当たりにしたとき、無知ながらも、生産価格、現地の労働賃金、中間業者の利益、販売価格の間に、大きな格差があるように感じました。その「格差」の原因をつきとめ、少しでも改善できる方向へ促進するために、フェアトレードについて文献を読み進め、その理念に従い、活動を進めています」
(「サハラへの道」ウェブサイトより一部抜粋)
色とりどりのバブーシュ(羊革のスリッパ) |
お店の中を見ているだけでも楽しい。宝石箱みたいな彩。 |
スークの中にたくさんあるランプ屋さん。 |
スークの近くの広場 |
今日はもうすぐ店じまい |
マラケシュの旧市街の街並は、雰囲気も素敵 |
実は、私はマラケシュには4年前に一度来たことがあります。それは、4年前に「ピースボート地球一周の船旅」に初めて通訳ボランティアで乗船した時に、カサブランカに船が寄港し、1泊2日でマラケシュを訪れるツアーに通訳で同行した時のこと。その時はモロッコのことは知りませんでしたが、その時の訪問がとても楽しくて、モロッコの奥深い文化や自然の豊さなどに惹かれこの国が大好きになり、船がカサブランカ港を出港する時には、どんどん遠くなって行くモロッコの岸壁を見つめながら、「いつか絶対にまたモロッコに戻ってくる!」と思っていたのを今でも覚えています。
そして偶然にも、船旅中にルームメートだった通訳ボランティアの1人が、実は過去に協力隊員(私と同じ職種の村落開発普及員)としてボリビアに派遣されていたこともあり、彼女に色々と話を聞いているうちに、いつか「私も協力隊にも絶対に応募する」、そしてできれば「モロッコに行きたい」と思い始めたのもこの頃でした。
4年前に全く同じ場所から見たマラケシュの「ジャマ・エル・フナ広場」。 あの時は、まさか4年後に協力隊員として 再びモロッコに戻ってこれるとは思ってもいなかった。 |
そんなことを思い出しながら、4年越しの想いでやっとここまで来れたと思うと何だか感慨深くなってしまいました。その分、しっかりと2年間で自分ができることをやらなくてはなと引き締まる思いでした。
そして、マラケシュでの滞在の最終日には、マラケシュの近郊にあるベルベル人村より日本へモロッコ雑貨を輸出している「サハラへの道」というフェアトレードのお店の工房を訪問させていただきました。
「サハラヘの道は、2008年に設立したマグリブ地方のハンドメイド作品をご紹介しているお店です。現在では、2013年に現地で立ち上げのお手伝いをした、NGO「未来へ」のメンバーが切磋琢磨して生み出した素敵な作品を日本をはじめ、海外の皆さまにご覧いただいています。
2008年にこちらのお仕事を始めたとき、現地の実情を目の当たりにしたとき、無知ながらも、生産価格、現地の労働賃金、中間業者の利益、販売価格の間に、大きな格差があるように感じました。その「格差」の原因をつきとめ、少しでも改善できる方向へ促進するために、フェアトレードについて文献を読み進め、その理念に従い、活動を進めています」
(「サハラへの道」ウェブサイトより一部抜粋)
「サハラへの道」の店長は、部谷由佳さんという日本人女性です。彼女が考える「フェア(平等な・公正な)トレード(取引)」に基づいた会社の運営方法や、商品の生産者たちとの働き方について共感できる部分が多く、そして現在私が協力隊活動の一部として女性団体と一緒に手工芸品開発をするにあたって色々と学ばせて頂ける部分も多いのではと思い、今回同社の工房を訪問させて頂くことになりました(部谷さんが考えるフェアトレードに関しての記事はこちら)。
マラケシュ中心地の喧噪を抜けて、工房のある郊外の村に行ってみると、そこはオリーブの木やフルーツの木が生えて、鶏やヤギ、羊などの動物がいる、静かなベルベル人の村でした。村の素朴な雰囲気は任地グルミマともなんとなく似ていて、少し任地が懐かしくなりました。
店長の部谷さんは現在モロッコ国外の大学院に在学中なので、残念ながらこの時はお会いすることができませんでしたが、彼女と一緒に会社を運営するモロッコ人の方に村や工房を案内して頂きました。
最近では、この村の人たちと一緒にNGOを立ち上げたようで、訪問した時はメンバーの女性たちが作ったベルベルバスケットやリサイクルラグなどをを見せて頂きました。
普通ならば、商品を買う時は既に出来上がったものを手にしますが、このようにどのようにして商品1つ1つが作られているのか、その生産過程を知った上で商品を手にするのでは、また少し商品の見方が変わってきますね。
最近は安い輸入品が普及したり、大量生産された安い物が市場に出回っていますが、このように1つ1つ丁寧に手で作られた製品は、それだけ質も良いものですし、1つ1つのものにそれぞれの物語があって、また趣があると思います。
また、「サハラへの道」のようにフェアトレードの仕組みの元で作られたものならば、きちんと仕事と物に見合った金額が生産者に支払われるように取り組んでいるのですから、生産者たちの生活向上の支援にもつながります。
私の協力隊活動の要請の1つも、「手工芸品や特産品の開発や販路拡大を通した女性たちの現金収入向上」を支援することなので、今後どのように女性たちと商品を開発し、値段設定をして、商品を販売していくか考える良い機会となりました。
工房のある村には随分と長居させていただき、結局マラケシュに戻った頃にはもう日が暮れていました。私たちを長い間歓迎してくださった村の方々に感謝です。
そして、3日間のマラケシュ滞在はあっという間に過ぎ、次は大西洋沿いの街、エッサウイラに。エッサウイラでの滞在に関する記事はまた次回!
最近では、この村の人たちと一緒にNGOを立ち上げたようで、訪問した時はメンバーの女性たちが作ったベルベルバスケットやリサイクルラグなどをを見せて頂きました。
製作中のリサイクルラグ、「ボ・シャルウィット」 |
端切れや古着を細かく切り裂いて結んでいく |
普通ならば、商品を買う時は既に出来上がったものを手にしますが、このようにどのようにして商品1つ1つが作られているのか、その生産過程を知った上で商品を手にするのでは、また少し商品の見方が変わってきますね。
最近は安い輸入品が普及したり、大量生産された安い物が市場に出回っていますが、このように1つ1つ丁寧に手で作られた製品は、それだけ質も良いものですし、1つ1つのものにそれぞれの物語があって、また趣があると思います。
また、「サハラへの道」のようにフェアトレードの仕組みの元で作られたものならば、きちんと仕事と物に見合った金額が生産者に支払われるように取り組んでいるのですから、生産者たちの生活向上の支援にもつながります。
私の協力隊活動の要請の1つも、「手工芸品や特産品の開発や販路拡大を通した女性たちの現金収入向上」を支援することなので、今後どのように女性たちと商品を開発し、値段設定をして、商品を販売していくか考える良い機会となりました。
工房のある村には随分と長居させていただき、結局マラケシュに戻った頃にはもう日が暮れていました。私たちを長い間歓迎してくださった村の方々に感謝です。
そして、3日間のマラケシュ滞在はあっという間に過ぎ、次は大西洋沿いの街、エッサウイラに。エッサウイラでの滞在に関する記事はまた次回!
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