国内旅行① 〜ピースボート、カサブランカ寄港！〜 / Peace Boat docks at Casablanca!

ブログ更新がかなり久しぶりになってしまいましたが、実は１週間程国内旅行に行っていました。

協力隊員は年間に特定日数の休暇を配属先の許可を得た上でとることができ、今回赴任してから初めての休暇を頂いて、ちょっとした国内旅行に行ってきました！

今回、このタイミングで国内旅行を決めた一番の理由は、前職のNGOピースボートがモロッコのカサブランカ港に寄港するから。特に、今回の８０回クルーズはピースボート創設３０周年記念の特別記念クルーズでもあり、かなり多くの知っているスタッフが乗船していたので、これは絶対にカサブランカに行ってみんなに会わなくっちゃ！と思って休暇を申請しました。せっかくだから、この際カサブランカ以外にも他の都市にも行ってみようと思って、まとめて１週間のお休みを頂くことに。

おまけに、過去に同じクルーズに乗っていた元乗客であり、現在ドイツにてワーキングホリデイ（ワーホリ）をやっている友人も、今回８０回クルーズのカサブランカ寄港にあわせてモロッコに旅行しにくるっていう連絡も入ってビックリ！結局、彼女とはカサブランカで落ち会い、その後一緒にモロッコ国内旅行をすることに。

このポスターを見たことがある人は多いはず。
協力隊前に３年程働いて、地球を５周させてもらいました☆

ということで、寄港日の１日前の夜行バスでカサブランカに向かって、計１４時間程かけてカサブランカへ到着・・・。途中の休憩所で単独でモロッコ国内を旅行する日本人女性と遭遇。彼女はなんと協力隊員の友人を訪ねるために、モロッコ旅行の後はルワンダとザンビア（だっけ？）を旅行するとか。なんと狭い世界・・・。

そして朝７時頃にカサブランカに到着し、ホテルで少し休んだ後は１１時に入港予定の船を待つために港へ向かいました。途中、携帯が突然機能しなくなったりして焦ったけど、無事に船の受入を担当するスタッフとも合流でき、港内へ無事に入ることができました
（※注：外部者が寄港中の船や港内に入るには、関係者を通した事前申請が必要なので、普通は入ることができません）。

そして、港の奥にある岸壁にはなつかしの「オーシャン・ドリーム号」が！！地球一周の船旅中は、これが乗客やスタッフにとっての海に浮かぶ「家」となります。

懐かしいとはいっても、実はちょうど１年前にはまだ現役職員で、私はこの船でカサブランカ港に寄港しているので、すんごく懐かしいという感じではなかったですが、今ピースボートで働いてない身としては、なんだか船や港という環境が少し懐かしく感じました。

ツアーバスが岸壁に並ぶ姿とか、ツアー前の最終調整の緊張感などもなんだか懐かしく思えました。

モロッコ国営長距離バスのCTMの車輛が
なんとツアーバスとして使われていた！（笑）

岸壁や船内では、しばらく会っていなかった元同僚たちとたくさん会うことができて、感激の連続！まさかこの人も船乗っていたの！？っていうくらいたくさんの知り合いが乗っていて、本当にこのタイミングで逢えて良かったなと思いました。

寄港中はスタッフは皆忙しいので、１人で船内を散策し、去年まで私の職場であったピースボートの船内をちょっとだけしみじみしながら歩きました。いや〜、なんだか１年前は私もこの場所で働いていたと思うとなんだかとても不思議な感じでした。

なつかしのデッキ

バー・カサブランカ。
ここではずっと映画「カサブランカ」が流れてたっけ、笑。

私の昔の船内オフィス。よくここで深夜過ぎまで仕事してたっけ〜。
とはいってもよく眠すぎて意識失ってたけど、笑。

ブロードウェー・ショールーム。５００人くらいを収容できる
船内で一番大きな部屋。ここで企画をやったり通訳する時は毎回緊張したっけ。

そして、仕事が一段落ついた元同僚たちと一緒にカサブランカの町を散策することに。まずは世界で７番目に大きく、モロッコ国内では最も大きいモスク、ハッサン２世モスクへ！

普通はモスクには非イスラム教徒は入れないのですが、このモスクは非イスラム教徒でも入れるという珍しいモスクで、外装と内装共にとても綺麗と聞いていたので、中に入ってみました。中には、お祈りをする人が体を清めるための泉や浴場などがあったり、イスラム教の特徴である精密な幾何学模様のデコレーションがあったりして、本当に綺麗でした。

その後は、海岸沿いを歩いて港の方へ戻り、その後夕食は別の元同僚たちと近くのオイスター（牡蠣）のお店に行くことになりました。実は私は日本にいる時から牡蠣は好きではなく、オイスターの店に行くと聞いたことはあまり乗り気ではなかったのですが、このお店で食べた生牡蠣は本当に美味しくって、どんどん食べれちゃいました！

ただ、このお店は普通のモロッコ人では到底手の出せないような高級店・・・。お会計の時はモロッコに来て以来こんなに一回の食事でお金を使ったことがない！！というくらいの高額でビックリしましたが、久しぶりに逢えた仲良しの友人たちと美味しい牡蠣を食べて、久しぶりにお酒も飲んで盛り上がり本当に楽しい時間を過ごすことができたので、これまで一生懸命任地で働いてきたご褒美だと思って、金額はあまり気にせずにレストランを後にしました。

そして幸いにももう一度船の近くまで行くことができ、出港直前の船を見送ることができました。

ピースボート＠カサブランカ港。また次に会う時まで！

カサブランカにて何人の元同僚たちと会うことが出来たか正確には分からないけど、かなり多くの人たちと再会することができました！本当にカサブランカまでわざわざ会いに行って良かったです！！

そして、私が協力隊員の審査に合格してモロッコに赴任することができたのは、おそらくピースボートでの色んな国際的な経験があったからだと思います。なので、そんな経験をさせてくれたピースボートという組織、そして現役時代から今までも私を支えてくれて来た元同僚たちにも改めて感謝・・・。次回ピースボートが寄港する時には、フランス語やアラビア語を使って通訳ができるくらいになって、ツアーや交流コースのお手伝いができるようになればいいのに、とつくづく思います。

そんなことを思いながら、カサブランカを後にし、次は世界遺産の都市マラケシュへ！
マラケシュでの話は次回のブログ記事にて！