2014/03/09

国際女性デー&ピクニック@Tilouine / International Women's Day and a picnic @ Tilouine

毎年3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」。世界各地では、女性の社会参画やジェンダー平等などを唱えていろんなイベントが行われる日でもあります。

日本ではこの「国際女性デー」はまだあまり知られていないですが、モロッコの私の任地では、男性を含める多くの人たちがこの日のことを知っていました。

土曜日だった3月8日は、普段英語をアソシエーションで教える日。普段は男子生徒もいるのですが、なぜか今日に限っては女子生徒しか来ていませんでした(笑)。授業の始めにいつも日にちの言い方を英語で教えるのですが、今日はそれに加えて、「国際女性デー」のことについて簡単に説明しました。

モロッコでは、地域によってはまだ女性が自由に外出できなかったり、道を歩いていても男性からセクハラを受けたりするし、社会進出している女性はまだ少なく(過去よりは増えているが)、まだ女性の地位が低いように感じます。ちなみに、世界経済フォーラムが毎年発表している世界における男女格差に関するリポートを見ると、2013年の統計では、モロッコはなんと下から8位の第129位。。。そして先進国としては驚くべき、日本は第105位です。
(参考文献:http://memorva.jp/ranking/world/wef_global_gender_gap_report_2013.php)

そんな中、「国際女性デー」の日の私の英語の授業には偶然にも女子生徒ばかり集まって、なんだか少し嬉しくなりました。「こうやって女性が教育を受けるということは女性たちや社会の将来にとってもすごく大事なこと。だから勉強を続けて、自分のやりたいことを達成できるように頑張って」と、できるだけ簡単な英語を使って説明したけど、ちゃんと分かってくれたかな・・・。

本当はもっと「国際女性デー」にちなんだ企画とかやれば良かったのかもしれないけど、正直いって直前まで私もこの日のことを忘れていたし、レッスンプランを作るので精一杯でした。。。後から、何かもっとこの日にちなんだことをやればよかったと後悔・・・。


さて、話は少し変わりますが、この前アソシエーションでいつもお世話になっている女の子たちと一緒に、グルミマの近郊にあるTilouineというところにある水源にピクニックに行ってきました。

行き先は、普段活動している集落からさらに8kmくらい離れたところにある、「アマン・ティルウィン」(アマンはベルベル語で「水」、ティルウィンは地名)というところでした。女の子たち7人(年齢は約18〜30歳)と私、計8人で、自転車に乗って行きました。

道はずっとまっすぐで、坂もほとんどないのでわりと楽でした!
そしてやっと着いたのが、ここ!↓



ここに行った週は学校の春休みだったにも関わらず、人は全然いなくって、私たちだけで占領しちゃう感じでした!

着いたらまずはお茶とお菓子で一息!一休みしたら、今度はお昼ご飯の用意がスタート。タジン鍋に入れる野菜を女の子たちが手際よく切って、火をつけるための木の枝を別の女の子たちが拾って来たりして、どんどん準備が進みます。慣れない私はただ単にちょっとだけ枝拾いを手伝ったり、様子を観察するだけでしたが・・・(笑)。

そして野菜と肉をタジン鍋に入れたら、火をつけて煮込みます。

タジンの野菜と肉が柔らかくなるまでは数時間かかるので、その間に女の子たちと一緒に近くの水辺で遊んだり、景色を楽しんだりしました。

何しろ周りに人がいなくて、天気も良くって、開放的な雰囲気だったからか、普段髪の毛を隠している女の子たちの一部はスカーフをとって、普段は絶対に家族以外の男性に見せることのない髪の毛を下ろして、大自然の中、私のカメラの前で可愛くポーズをとって、「写真撮って!」というではないですか!う〜ん、可愛い・・・♥ どこの女の子も、可愛く写真を撮ってもらいたいと思うのは同じなのだな〜っと思った瞬間でした。

そして、お昼は数時間前から煮込んでいたタジン!ちょうど2、3時間煮込んで、野菜と肉が程よい柔らかさになってました。そして、これが美味しい!

この日に限ったことではないけど、女子だけ集まると、やはり女子トーク炸裂!モロッコではイスラム圏ということもあって、婚前の男女が付き合ったり関係を持つことは事実上禁止されているけど、内緒で付き合っている子がいたり、彼氏と呼べるのかは分からないけど、友達の友達とかで電話上のみで会話したことがある男性がいたりと、誰かの携帯が鳴って、その会話相手が男性だったりすると、周りの女子は大騒ぎ!これも、どこの国でも変わんないんだな〜、とよく思います。

食後は水源のあたりを散歩して、そして日が暮れる前に出発して、グルミマの集落の方へ向かいました。帰りは来た道をちょっと外れて畑のある道を走ったりして大分遠回りしたおかげで、もうヘトヘト・・・。でも、帰り道に見た夕暮れの田舎の景色は綺麗でした。

こんな風に、女性が元気に力強く生きている姿を見ると、特に女性のためになる要請の活動に参加できて良かったなと思います。

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