2013/06/11

先週の村落隊員の出来事ダイジェスト / Summary of the events last week

先週のグルミマ村落隊員の出来事ダイジェスト。
なんかまとまりが全然ない出来事ばっかですが、こんな出来事があるのかーとでも思いながら読んでもらえたらいいかと思います。


【アザーン】
アザーンはイスラム教徒のお祈りの場所であるモスクから毎日5回お祈りの時間になると聞こえてくる、お祈りに来なさいよ〜という呼びかけの声。モスクの塔から拡声器を通して周辺の住宅や町中にこのアザーンが響き渡る。声は必ず肉声で、このアザーンを行う人をムアッジンと呼ぶ。

実はムアッジンにもいろんな声があるので、同じアザーンでも上手だったり下手だったりがあるらしい。確かに同じグルミマ市内でも、複数あるモスクからは異なる声でアザーンが聞こえてくる。
グルミマ中心地にあるモスクの金曜日の礼拝の様子。
モスクの中がいっぱいで、外でお祈りするときも。

昨日活動帰りに集落の中にある小さなモスクから聞こえて来たアザーンは、なんだか今までに聞いたことのあるアザーンとはちょっと違う。

「アッラアァァ〜〜〜〜〜・アクバアアァァ〜〜〜〜ル
(神はぁ〜〜〜〜〜偉大なりぃいい〜〜〜)」

という感じでやたらとエコーが効いているのだ。拡声器に異常があるのかなんだかよくわからんが、他のモスクから聞こえるアザーンとはちょっと音が違って、なんだかものすごく小節の利いた演歌みたい(笑)。非イスラム教徒の私が言うのは勝手な偏見なのかもしれないが、なんだか町中のモスクの方がアザーンが上手で、田舎に行けば行く程ちょっとイマイチのアザーンになるような気がする。。。今度録音でもしてみようかな。。。


【ピカラちゃん、パンク・・・】
乗り始めて1週間しか経ってないにも関わらず、ピカラちゃんの後輪がパンクした。実は乗り始めてから2日目にして左のペダルが故障し、新しいものに交換してもらっている。

今回パンクに気づいたタイミングが、商店が一斉にお昼休みに入っている時間帯で、開いている自転車屋を探していたら、近所の子どもたちにしつこくつきまとわれた。お菓子くれだとかお金くれだとかなんだか言っているからほとんど無視。家の在処がバレると今度は家まで来たりピンポンダッシュとかされる可能性もあると思って、ずっと家には帰らず近くをウロウロしてたら、どうやら子どもたちはピカラちゃんのパンクに気づいたようで、最寄りの自転車屋さんに連れて行ってくれた。

それでもまだ撤収しないからどうせ案内料金としてお金をせびってくるんだろうと思ったら、やっぱりそう。自転車屋のおじさんも「この子たちにお金やればいいんだ」みたいなことを言っているから、仕方なく小銭(20円程)をあげたら去って行った。

こんなことだと、どうせパンクしたタイヤの修理代も自転車屋に高く請求されるのかなと思っていたら、修理後におじさんは「支払いはいらない」という。「いや、いくら?」と聞いても、もう一度「支払いはいらないよ、タダ」って言っている。どうやらお金を受け取る気が本当にないようなので、「どうもありがとう」とたくさん言ってその場を去った。まさか無料で直してくれるとは思わなかったので、ビックリ。お金をせびってきた子どもたちとは対照的で、なんだか戸惑ってしまった。その後、あの子どもたちには本当はお金をやるべきではなかったのではないか…など色々考えてしまった。
こんな砂利道ばっかり走ってるからパンクしちゃったのかなー・・・


【交通事故】
活動先から約100mしか離れてないところで、死亡事故があった。活動先の横を通る道はわりと平和の田舎道だけど、カーブが多い。事故に遭ったのはバイクとトラックで、どうやらバイク運転手は年老いた近くに住む男性。元々目があまりよくなかったらしく、カーブで太陽の光に視界を遮られコントロールを失い、その瞬間に反対側から来たトラックと接触、転倒。私が駆けつけた時には既に被害者には白い布が被さっていて、死亡していたようだった。

亡くなった男性は、活動先の手芸の先生と私もよく知る女の子の親戚だったらしく、悲報を聞いた女の子はその場で泣き崩れていた。

普段は平和なグルミマだけど、やっぱり日本とは交通事情や医療事情も異なる任地では、自分の身は自分で守るしかないと実感したと同時に、命の大切さを改めて認識した気がする。



【活動は山あり谷あり】
赴任してもう1ヶ月が経ったけど、まだ現状把握段階にあるので実はまだ大した活動はできていない。

先週は識字教育の最終試験や非公式教育の試験、そしてその後の採点などでカウンターパート(CP、受入団体)の担当者が大忙しで、あまり活動の相談に乗ってもらえなかった。この前は、「今度ワークショップをやりたいけど、アラビア語ではできないから、手を貸してほしい」とフランス語が話せる同僚2人に相談したら、「僕忙しいから、XXにやってもらって」、「いや私も忙しいから●●にやってもらったらいいわ」みたいに、面倒なことを擦り付け合う感じになってしまうし、前から協力してほしいと言っている仕事も忙しくってつき合ってもらえなかった。

でも、少しずつ練ってきた活動計画を今後どうやって実施していくかを配属先の教育省まで報告しに行ったり、カウンターパート(CP)の役員数人と意見をすり合せるためのミーティングを設けてもらうことになった。この問題にはこう対処していけばいいのではないかという私からの具体的な提案にも、「これはどういう風にやっていくんだ?」とか、CPからも色々質問してくれたりして、わりと実りのあるミーティングとなった。いくつかの計画は具体的に進めていく承認を得たので、実際に始められる計画は早くも実施していきたいなと思っている。
活動先の女性団体のメンバー数人が作った
グルミマのオアシスの恵みで作った商品の一部



【隊員歓送迎会】
6月末に任期を終え日本へ帰国する先輩隊員と、赴任して間もない私の歓送迎会を、隣町に住む先輩隊員たちが企画してくれた。

手作りの料理と久しぶりのお酒など、めっちゃ美味しかった!
予期せぬちょっとしたエンターテイメントもあって、盛りだくさんの夜でした。
企画してくれた先輩隊員たちに感謝です☆

0 件のコメント:

コメントを投稿