グルミマは猛暑が続いてます。最近は夜中でも35度を越える熱帯夜で、ここ2日間は暑さのためにあまり眠れませんでした。グルミマでの生活は大好きだけど、唯一嫌だと思うことはこの暑さかも、と思うくらいに、この暑さに参ってます・・・。
風がある日は窓を開けると風が入って来て気持ちいいですが、何しろここは砂漠の地。見えないくらい小さな砂が風に乗って窓から入ってきます。半日でも開けておけば机上を触ると砂塵でザラっとするくらい。だから、風がある日は逆に窓をあまり開けられず、家の中は蒸し風呂になる、というジレンマに悩まされている毎日です・・・。
さて、今週は先週からちょっとずつ動き始めていた新商品開発に更なる進展がありました。手芸が得意な女性たちが6〜7人集まって、私が開発したいと思っている商品の製作が始ったのです。でも実際に蓋を開けてみると、私が考えていたものと全然違ったり、頼んでもいないものが出来て来たりしています。。。私が先週ラバトに行っていた間に自分たちで積極的に材料を買って、作業を始めてくれたのは良かったんだけど・・・。
前から感じていたのが、やはり日本人が考える「可愛い」と、モロッコ人が考える「可愛い」は多少違うということ。それを今回再確信した気がします。「可愛い」という感覚の違いに加えて、生活習慣も違うから、もちろん日本人が有用として使うものと、モロッコ人が有用として使うものも違います。だから、日本人が買うだろうと思うものと、モロッコ人が買うだろうと思われるものももちろん違います。
そういった違いがあるので、私がやたらめったら「これは可愛いから売れる、これは可愛くないから売れない」と一生懸命商品を作って来た女性たちに言うのも気が引けます。正直、「これは観光客には売れないでしょ」と思うものも見せられましたが、それは逆にモロッコ人には売れるのかもしれない。今はまだ商品開発の段階だし、売るターゲットも外国人とモロッコ人の両方にしたいので、色々作って売ってみて、そこから人気の商品を分析して、更なる商品開発に今後つなげていけばいいのかなと思ってます。
今私が一緒に商品開発をしている女性たちは、私よりも年上で手芸のスキルは全然上だし、人生経験も豊富なのに、「AICHA(私のアラビア語名)、この作品どう思う?」と私に意見を求めてきます。本当に可愛いと思うものには「可愛いね!」とアラビア語で返答しますが、上記の理由もあって、イマイチの作品を持って来たとしても、とりあえず「うん、いいんじゃない」と言ってしまいます(たまに、これだけは譲れないということに対しては、はっきりNOと言いますが)。
ですが、私が全てに関して「良いね、可愛い」と言っているもんだから、時々「本当に?もし満足しないのならやり直すから言って」と言ってきます。そういってくれるのは、カウンターパートがおそらく「AICHAがリードして商品開発をするんだ」と女性たちに伝えているからもあるとは思うけど、彼女たちが私を信頼してくれているからもあるのかなと思って、嬉しくなります。
最近は新しい商品の色んなアイディアが浮かんできて、その度に試しに生地や糸を買ってみたりしているので、それらの材料を置いて作業をするために家のリビングを製作スペースに変更しました(笑)。今週は食費よりも制作費の方が上回るんじゃないかなー。
アイディアは色々と浮かぶのですが、それに伴う手芸スキルが私には十分なかったりして、毎日布の使い方や縫い方などを想像かつ創造しながら、少しずつ作品の開発と製作活動を行っています。
これら製作活動を活動先団体で女性たちと行うときは、ほぼ全部アラビア語での会話となります。最近は、語学力というよりは、相手がおそらくこう言っているんだろうなということを文脈や身振り手振りで推測する「想像力」的部分が大分育ってきている気がします。でも、あくまでも理解力ではなくって「想像力」なので、時々相手が何を言っているか推測した内容が間違っていたりして、トンチンカンな回答をすることもよくありますが(笑)。でも、まあ最近はこの「想像力」を元に以前よりもアラビア語での会話が続くようになったと思います。
時々、作業をしている間に女性たちの間で意見が割れたりして、怒り気味の口調で喧嘩みたいになるときがあります(海外の人たちは日本人に比べて自己主張が強いので、喧嘩のように聞こえてても、別に大したことはないようで、モロッコ人も同様です)。そういうときは皆早口だし、多分ベルベル語も混ざっているので、もうさっぱり何を言っているかわかりません。その会話の中で「AICHA」が連呼されている時もありますが、会話の内容は何も分からないので、あまり気にしないことにしています。もうそんなことにも結構慣れました。おそらく私の悪口を言ったり、私が理由で気を悪くしているわけではないようなので。
そんな1週間でしたが、私が前から考えて自ら創ってきた新商品の試作品の一部が出来上がりました!ツーピースで1セットの作品で、あくまでもそのうちの1ピースの試作品が完成したというだけなので、まだここでは見せることができませんが、今後発表できることを願って、乞うご期待☆
そして余談ですが、今週は前から乗りたかった念願のロバくんに乗ることができました!
風がある日は窓を開けると風が入って来て気持ちいいですが、何しろここは砂漠の地。見えないくらい小さな砂が風に乗って窓から入ってきます。半日でも開けておけば机上を触ると砂塵でザラっとするくらい。だから、風がある日は逆に窓をあまり開けられず、家の中は蒸し風呂になる、というジレンマに悩まされている毎日です・・・。
さて、今週は先週からちょっとずつ動き始めていた新商品開発に更なる進展がありました。手芸が得意な女性たちが6〜7人集まって、私が開発したいと思っている商品の製作が始ったのです。でも実際に蓋を開けてみると、私が考えていたものと全然違ったり、頼んでもいないものが出来て来たりしています。。。私が先週ラバトに行っていた間に自分たちで積極的に材料を買って、作業を始めてくれたのは良かったんだけど・・・。
前から感じていたのが、やはり日本人が考える「可愛い」と、モロッコ人が考える「可愛い」は多少違うということ。それを今回再確信した気がします。「可愛い」という感覚の違いに加えて、生活習慣も違うから、もちろん日本人が有用として使うものと、モロッコ人が有用として使うものも違います。だから、日本人が買うだろうと思うものと、モロッコ人が買うだろうと思われるものももちろん違います。
そういった違いがあるので、私がやたらめったら「これは可愛いから売れる、これは可愛くないから売れない」と一生懸命商品を作って来た女性たちに言うのも気が引けます。正直、「これは観光客には売れないでしょ」と思うものも見せられましたが、それは逆にモロッコ人には売れるのかもしれない。今はまだ商品開発の段階だし、売るターゲットも外国人とモロッコ人の両方にしたいので、色々作って売ってみて、そこから人気の商品を分析して、更なる商品開発に今後つなげていけばいいのかなと思ってます。
今私が一緒に商品開発をしている女性たちは、私よりも年上で手芸のスキルは全然上だし、人生経験も豊富なのに、「AICHA(私のアラビア語名)、この作品どう思う?」と私に意見を求めてきます。本当に可愛いと思うものには「可愛いね!」とアラビア語で返答しますが、上記の理由もあって、イマイチの作品を持って来たとしても、とりあえず「うん、いいんじゃない」と言ってしまいます(たまに、これだけは譲れないということに対しては、はっきりNOと言いますが)。
ですが、私が全てに関して「良いね、可愛い」と言っているもんだから、時々「本当に?もし満足しないのならやり直すから言って」と言ってきます。そういってくれるのは、カウンターパートがおそらく「AICHAがリードして商品開発をするんだ」と女性たちに伝えているからもあるとは思うけど、彼女たちが私を信頼してくれているからもあるのかなと思って、嬉しくなります。
最近は新しい商品の色んなアイディアが浮かんできて、その度に試しに生地や糸を買ってみたりしているので、それらの材料を置いて作業をするために家のリビングを製作スペースに変更しました(笑)。今週は食費よりも制作費の方が上回るんじゃないかなー。
アトリエ(?)化した、うちのリビング |
グルミマにあるこの小さな手芸屋さんには ほぼ毎日通っているために、常連客になっている(笑) |
カラフルな糸がいっぱい。 私にとって、「多彩=多様性」 |
アイディアは色々と浮かぶのですが、それに伴う手芸スキルが私には十分なかったりして、毎日布の使い方や縫い方などを想像かつ創造しながら、少しずつ作品の開発と製作活動を行っています。
これら製作活動を活動先団体で女性たちと行うときは、ほぼ全部アラビア語での会話となります。最近は、語学力というよりは、相手がおそらくこう言っているんだろうなということを文脈や身振り手振りで推測する「想像力」的部分が大分育ってきている気がします。でも、あくまでも理解力ではなくって「想像力」なので、時々相手が何を言っているか推測した内容が間違っていたりして、トンチンカンな回答をすることもよくありますが(笑)。でも、まあ最近はこの「想像力」を元に以前よりもアラビア語での会話が続くようになったと思います。
時々、作業をしている間に女性たちの間で意見が割れたりして、怒り気味の口調で喧嘩みたいになるときがあります(海外の人たちは日本人に比べて自己主張が強いので、喧嘩のように聞こえてても、別に大したことはないようで、モロッコ人も同様です)。そういうときは皆早口だし、多分ベルベル語も混ざっているので、もうさっぱり何を言っているかわかりません。その会話の中で「AICHA」が連呼されている時もありますが、会話の内容は何も分からないので、あまり気にしないことにしています。もうそんなことにも結構慣れました。おそらく私の悪口を言ったり、私が理由で気を悪くしているわけではないようなので。
そんな1週間でしたが、私が前から考えて自ら創ってきた新商品の試作品の一部が出来上がりました!ツーピースで1セットの作品で、あくまでもそのうちの1ピースの試作品が完成したというだけなので、まだここでは見せることができませんが、今後発表できることを願って、乞うご期待☆
そして余談ですが、今週は前から乗りたかった念願のロバくんに乗ることができました!