私の任地チャカ難民居住地から2時間半ほどで行けるキバレ国立公園というところがあります。この国立公園では、野生のチンパンジーが見れるということでも知られていて、公園周辺には観光客向けの素敵なロッジもたくさんあるために、以前からずっと行きたいと思っていました。
今の任地での私の任期が今年6月末までということもあり、たまたま一緒に行きたいという同僚も見つかったので、3月中旬にやっと念願のキバレ国立公園に週末を利用していくことができました。
キバレ国立公園は左側の赤いピン。現在の任地(チャカ)はその右側の黄色い星、余談だがその前の任地(コンゴ民ブニア)は左上の黄色い星 |
私たちが泊まったのは、観光地としても知られるFort Portalというウガンダ西部にある町から車で30分ほどある、Isunga Lodgeと呼ばれるところ。スコットランドから移住してきた夫婦が経営するロッジで、国立公園のすぐ近くにあるので、バルコニーから公園を一望できる場所でした。ちょうど雨季がはじまった頃だったので、気候が心配でしたが、私たちが行った週末は幸い雨はほとんど降らず、ロッジからの景色は最高でした。
別の任地から来た同僚とロッジで合流して、ロッジでは美味しい夕食を楽しんで、翌朝のチンパンジー見学が早朝7時出発ということもあって、早めに寝ました。
さて、翌朝は朝ごはんをロッジで食べてから、事前に予約していた運転手さんがロッジに迎えに来てくれて、ロッジから約20分ほど離れたチンパンジー見学の開始地点のところまで連れてってもらいました。他の国からの観光客(欧米系が多かった)と一緒に、全体向けのオリエンテーションを簡単に受けて、そして小さなグループに分けられ、各グループのごとにガイドさんがつけられました。私たちのグループは私たち二人と、偶然にも同じロッジに泊まっていたフランス在住イギリス人の中年男性一人との三人グループでした。ガイドさんはウガンダ人の女性。ゴリラ見学に去年行った時は一グループに10人ほどいたので、こちらのグループの方が少人数で動きやすいなという印象を受けました。
早速、ガイドさんを先頭にチンパンジー探し開始!ゴリラ探しの時と違って、歩くところは森の中だけど、急な勾配はほとんどない、なだらかな道でした。前日雨が降ったのか、ぬかるんだ部分があったりするものの、比較的歩きやすい道でした。散策を開始して、約30分ほどすると、ガイドさんが立ち止まって、そして森の中に高く聳え立つ木々の向こうを指さしています。指さしている方を見ると、木の枝のあたりに数頭のチンパンジーが!でも曇り天気で、チンパンジーの黒い毛並みが木の枝や葉っぱの色と同化するし、動くのも素早いので、なかなか上手く写真は撮れない。。。
木の枝に数頭のチンパンジーが |
しばらく散策を続けると、また別のところにチンパンジーの母親と子どもが今度はもう少し近い距離のところで木の枝の分かれ目の間に座りながら、グルーミングしているではないですが・・・。でもやっぱり動きが速いし距離も少しあったので、ここでもなかなかいい写真は撮れず・・・(私のカメラが10年以上前に買った機種なのと、私が使い方を完全に駆使していないのもあるけど・・・)。
そしてまた散策を続けていると、割とすぐに、今度は茂みの中に、大人のチンパンジーが座って休んでいるではないですか・・・!周りを見ると、他にも3頭が木の枝の上でお互いグルーミングをしている姿が・・・!今回は距離もかなり近いし、天気も少しよくなってきたので、ここでは割といい写真が数枚撮れました!
休憩中・・・ |
仲良しにグルーミング中 |
左のチンパンジーの顔がなかなかイカす・・・笑 |
仲良し3頭 |
人間のおっさんみたい・・・。年齢的には若いらしいが・・・。 |
結局、チンパンジーの近くには1時間ほどいることができ、私たちもとても満足することができました!
散策を終えて、11時半くらいには国立公園の入り口のカフェでランチを食べて、午後はロッジに帰ってゆっくりすることも考えましたが、まだ時間も早いのともあって、午後は数時間でできるアクティビティの選択肢がいくつかあることを運転手さんが教えてくれたので、湿地ウォーキングツアーに行ってみることにしました。
ウォーキングツアーでは長靴を貸し出してくれて、いざ出発!午後にはかなり天気も良くなってきて、晴れ間が出るとかなり暑いくらいに感じました。ウォーキング中には、何匹か猿や珍しい鳥の姿も見えたけど、あまりにも動きが速すぎて、いい写真は撮れませんでした・・・。
とんぼは幸運をもたらしてくれるとガイドさんが言っていた。 何かいいことがあるかなあ・・・ |
結局、2時間ほどのウォーキングとはいえど、結構それ以上を感じさせる長さの距離で、終わる頃には結構疲れていました。
ロッジまでの帰りの車内では、朝早起きだったのもあって、短い移動距離であったものの数分間爆睡してしまいました、笑。
ロッジに帰ったら、マッサージや、ちょっと寒かったけど屋外プールでゆっくりとしながら、とても充実した時間を過ごすことができました。
私も同僚も、普段は難民居住地にある宿舎に住んでおり、食事も現地食ばっかりなので、ロッジで食べた西洋風の食事はとっても美味しく感じました。
翌日は朝はゆっくりとして、お昼頃には私と同僚はそれぞれの任地に戻る帰路に着いたのでした。
こんな感じで、キバレでの週末はあっという間に過ぎていったのでした。
任地から2時間半でここまで素敵なリゾート感を味わえるところがあるのは本当に素晴らしい!ウガンダはどこに行っても自然が豊かなで動物がたくさんいるところが私は好きです。
あと残すところ数ヶ月のウガンダ生活、引き続き楽しんでいきたいところです。
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