6月20日に、無事にモロッコに再赴任しました!
(なんのために?などの詳細は1つ前の投稿を参照)
もともとは6月13日の予定だったのだけど、エールフランスのストにもろかぶりしてしまい、一週間日程を延期させた上での赴任でした。
モロッコに来るのは去年11月に休暇で訪れた5ヶ月ほどぶり。そもそも去年の今頃まではまだモロッコにいたこともあって、首都ラバトの空港についても、ラバトの街中を歩いても、全く違和感というか異国間なし・・・(笑)。むしろ、私は一度この国を本当に出たんだろうか、と思ってしまう。
到着初日は協力隊員時代にもよく使っていたラバト市内のホテルに泊まったけど、それ以降は、同じく元モロッコ協力隊員で今は首都ラバトにある国連機関で勤めている先輩隊員の同僚のお家に一時的に居候させてもらっています。その間に、できれば自分のアパートを探したいと思っています。
初出勤となる今週一週間は、ラマダン中ということもあって、物事もわりとゆっくりだし、勤務時間も通常よりも短いので、業務に慣れるにはちょうどいいタイミングでした。銀行口座も開設して、携帯も買ったし、長期滞在者申請も済ませたし、手続き的にはまずまず順調に進んでます。とりあえず今週は、手続き的なことやUNDP(国連開発計画)モロッコ事務所の取り組んでいるプロジェクトなどを知ることから始めています。
あと、まずはオフィスにいる人たちの名前や担当業務を覚えること。オフィスにいる人には(休暇で不在の人以外)みんなに紹介してもらったので、あとは彼らがどんな業務しているのかを、これから関連業務を一緒にする人たちに少しずつ時間をとってもらって紹介してもらっています。
同僚はほとんどがモロッコ人。モロッコ人以外だと、UNDPには私以外に同じく国連ボランティア(皆ヨーロッパ出身)が約4人います。モロッコ人の国連ボランティアも首都ラバト事務所にいて、それ以外にも地方都市(タンジェ、テトゥアン、アガディール)に10人ほどのモロッコ人ボランティアがいます。ちょうど私が赴任した週には、モロッコの国連組織にいるすべての国連ボランティアを対象としたフトール(※)の会がありました。全員ではないけど多くのボランティアと話すことができて、ラッキーでした。
(※・・・ラマダン中の日没後最初に食べる食事)
職場での言葉はフランス語がメイン。事前からそれはわかっていたことだけど、改めて国連のような国際機関の業務で使うレベルのフランス語は、レベルが高い・・・。ミーティングとかで話すフランス語は、仏語を母国語とするフランス人やベルギー南部出身のベルギー人はもちろん、仏語を母国語としないが小学校から仏語を学校で身につけてきたモロッコ人も、かなり流暢で早口なフランス語を話します。まず、そのレベルについていくことが大変なのは、この一週間だけでもかなり身にしみて感じます。彼らほど仏語ができないと、私みたいな中途半端の仏語じゃ相手されなくなってしまう・・・。前々から自覚していたけれども、改めて本気で仏語上達には気合い入れて頑張らないといけないと思います。
でも、ちょっとした日常会話は、隊員時代に身につけたアラビア語モロッコ方言(ダリジャ)がかなり役立ってます。事務所内はほとんど仏語だけど、ちょっとした会話は時々ダリジャで話すと、やっぱりモロッコ人に対するウケはかなりいいです。街でもタクシーに乗ったり、市場で買い物したりする時は、ダリジャが喋れるのとそうでないのでは、相手のこちらに対する反応が違います。ダリジャが少しでも喋れるっていうだけで、値段交渉の時に、値段がより地元価格になるのは言うまでもなし。
同僚は皆すごく優しくって、「何かあればいつでも連絡・相談してね!」と言ってくれます。そして、みんなとっても優秀です。言葉も3、4言語話せるのはみんな当たり前。だから、彼ら・彼女らみたいに自分もできる人材になりたい!という刺激にかられます。まだ仕事っぽい仕事は始まっていないんですが、まずは良好な人間関係づくりが欠かせないと思うので、言葉も少しずつ上達させながら、徐々に仕事にも積極的に取り組んでいこうと思います。
あと、今週はモロッコにいるJICAボランティアの帰国隊員送別会があったので、OVとして参加させてもらいました。去年の今頃は自らが送別される立場であったのを思い出す・・・。もうあの頃から1年が経ってしまったのか。。。そしてまさか1年後にモロッコにまた戻ってくるとは、あの時は想像もしていなかったなあ・・・、と色々感慨深くなります。久しぶりに後輩隊員たちと再会したり、今回初めてお会いする隊員さんたちやスタッフさんたちもいて、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。このようなつながりに感謝です。
ちなみに、ラバトは気候的にも、隊員時代に住んでいた砂漠地域よりも圧倒的に過ごしやすいし、いろんなものが簡単に手に入るのでありがたいんですが、隊員時代の任地グルミマでの生活が既に恋しいです。グルミマでは、ラマダン中は毎晩同僚などから家庭でのフトール(前述の※参照)への招待あったけど、ラバトではそういったことがないし、レストランでフトール食べてみたけど、味も全然違います。人の優しさも、圧倒的に違う。ラバトにいるだけでは絶対に本当のモロッコは理解することができないということを改めて感じます。私の同僚の非モロッコ人スタッフの中には、まだラバトからほとんど出たことがないと言っている人もいるので、是非首都以外で、もっと田舎の、特に村落地方の貧困層の実態を見て欲しいなあとか思いますが、仕事が忙しくて休暇が取れないなど状況が状況なので仕方ないのかもしれません・・・。そう意味では、私の場合既に2年3ヶ月、かなり濃い時間を地元の人たちと一緒に草の根の現場レベルで過ごすことができたという経験はかなり貴重なのかと改めて思います。
ということで、なんだかんだ言って結構忙しい一週間でした!
時差ぼけっぽい変な睡眠パターンもまだ若干残ってますが、とりあえず元気にやっています!来週も引き続き頑張ります!☆
(なんのために?などの詳細は1つ前の投稿を参照)
もともとは6月13日の予定だったのだけど、エールフランスのストにもろかぶりしてしまい、一週間日程を延期させた上での赴任でした。
モロッコに来るのは去年11月に休暇で訪れた5ヶ月ほどぶり。そもそも去年の今頃まではまだモロッコにいたこともあって、首都ラバトの空港についても、ラバトの街中を歩いても、全く違和感というか異国間なし・・・(笑)。むしろ、私は一度この国を本当に出たんだろうか、と思ってしまう。
到着初日は協力隊員時代にもよく使っていたラバト市内のホテルに泊まったけど、それ以降は、同じく元モロッコ協力隊員で今は首都ラバトにある国連機関で勤めている先輩隊員の同僚のお家に一時的に居候させてもらっています。その間に、できれば自分のアパートを探したいと思っています。
初出勤となる今週一週間は、ラマダン中ということもあって、物事もわりとゆっくりだし、勤務時間も通常よりも短いので、業務に慣れるにはちょうどいいタイミングでした。銀行口座も開設して、携帯も買ったし、長期滞在者申請も済ませたし、手続き的にはまずまず順調に進んでます。とりあえず今週は、手続き的なことやUNDP(国連開発計画)モロッコ事務所の取り組んでいるプロジェクトなどを知ることから始めています。
あと、まずはオフィスにいる人たちの名前や担当業務を覚えること。オフィスにいる人には(休暇で不在の人以外)みんなに紹介してもらったので、あとは彼らがどんな業務しているのかを、これから関連業務を一緒にする人たちに少しずつ時間をとってもらって紹介してもらっています。
同僚はほとんどがモロッコ人。モロッコ人以外だと、UNDPには私以外に同じく国連ボランティア(皆ヨーロッパ出身)が約4人います。モロッコ人の国連ボランティアも首都ラバト事務所にいて、それ以外にも地方都市(タンジェ、テトゥアン、アガディール)に10人ほどのモロッコ人ボランティアがいます。ちょうど私が赴任した週には、モロッコの国連組織にいるすべての国連ボランティアを対象としたフトール(※)の会がありました。全員ではないけど多くのボランティアと話すことができて、ラッキーでした。
(※・・・ラマダン中の日没後最初に食べる食事)
職場での言葉はフランス語がメイン。事前からそれはわかっていたことだけど、改めて国連のような国際機関の業務で使うレベルのフランス語は、レベルが高い・・・。ミーティングとかで話すフランス語は、仏語を母国語とするフランス人やベルギー南部出身のベルギー人はもちろん、仏語を母国語としないが小学校から仏語を学校で身につけてきたモロッコ人も、かなり流暢で早口なフランス語を話します。まず、そのレベルについていくことが大変なのは、この一週間だけでもかなり身にしみて感じます。彼らほど仏語ができないと、私みたいな中途半端の仏語じゃ相手されなくなってしまう・・・。前々から自覚していたけれども、改めて本気で仏語上達には気合い入れて頑張らないといけないと思います。
でも、ちょっとした日常会話は、隊員時代に身につけたアラビア語モロッコ方言(ダリジャ)がかなり役立ってます。事務所内はほとんど仏語だけど、ちょっとした会話は時々ダリジャで話すと、やっぱりモロッコ人に対するウケはかなりいいです。街でもタクシーに乗ったり、市場で買い物したりする時は、ダリジャが喋れるのとそうでないのでは、相手のこちらに対する反応が違います。ダリジャが少しでも喋れるっていうだけで、値段交渉の時に、値段がより地元価格になるのは言うまでもなし。
同僚は皆すごく優しくって、「何かあればいつでも連絡・相談してね!」と言ってくれます。そして、みんなとっても優秀です。言葉も3、4言語話せるのはみんな当たり前。だから、彼ら・彼女らみたいに自分もできる人材になりたい!という刺激にかられます。まだ仕事っぽい仕事は始まっていないんですが、まずは良好な人間関係づくりが欠かせないと思うので、言葉も少しずつ上達させながら、徐々に仕事にも積極的に取り組んでいこうと思います。
あと、今週はモロッコにいるJICAボランティアの帰国隊員送別会があったので、OVとして参加させてもらいました。去年の今頃は自らが送別される立場であったのを思い出す・・・。もうあの頃から1年が経ってしまったのか。。。そしてまさか1年後にモロッコにまた戻ってくるとは、あの時は想像もしていなかったなあ・・・、と色々感慨深くなります。久しぶりに後輩隊員たちと再会したり、今回初めてお会いする隊員さんたちやスタッフさんたちもいて、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。このようなつながりに感謝です。
ちなみに、ラバトは気候的にも、隊員時代に住んでいた砂漠地域よりも圧倒的に過ごしやすいし、いろんなものが簡単に手に入るのでありがたいんですが、隊員時代の任地グルミマでの生活が既に恋しいです。グルミマでは、ラマダン中は毎晩同僚などから家庭でのフトール(前述の※参照)への招待あったけど、ラバトではそういったことがないし、レストランでフトール食べてみたけど、味も全然違います。人の優しさも、圧倒的に違う。ラバトにいるだけでは絶対に本当のモロッコは理解することができないということを改めて感じます。私の同僚の非モロッコ人スタッフの中には、まだラバトからほとんど出たことがないと言っている人もいるので、是非首都以外で、もっと田舎の、特に村落地方の貧困層の実態を見て欲しいなあとか思いますが、仕事が忙しくて休暇が取れないなど状況が状況なので仕方ないのかもしれません・・・。そう意味では、私の場合既に2年3ヶ月、かなり濃い時間を地元の人たちと一緒に草の根の現場レベルで過ごすことができたという経験はかなり貴重なのかと改めて思います。
ということで、なんだかんだ言って結構忙しい一週間でした!
時差ぼけっぽい変な睡眠パターンもまだ若干残ってますが、とりあえず元気にやっています!来週も引き続き頑張ります!☆
ラバトにあるウダイヤカスバ(要塞)近くから、ブーレグレグ川を望んだ景色 |