2013/10/10

サハラ砂漠、メルズーガへ / A trip to Merzouga, Sahara Desert

またもや、ちょっとしたモロッコ国内旅行に行ってきました!
(※配属先の許可をちゃんととって、年間に使えるお休みの範囲内でお休みとってます。)

今回はなんと、私がイギリスの大学に留学していた時に仲良くなった親友のJayが、モロッコに一週間遊びに来てくれたので、彼と一緒にちょっとした国内旅行に行くことなりました。彼とはかれこれ10年間も仲良しで、大学時代には彼や他の友人とシェアハウスに住んでいたこともある友達。日本にも遊びに来てくれたことがあります。

Jayはカサブランカに到着し、翌日首都ラバトに居た私とバスで合流し、一緒に私の任地の近くの都市、エルラシディアへ。3年ぶりくらいの再会だったけど、全然変わってませんでした(笑)。

エルラシディアへ向かう途中の景色は相変わらず綺麗で、Jayも感激!モロッコの自然の多様性には毎回感動させられます。

エルラシディアでは、隊員のお宅に一泊泊まらせてもらって(美味しい食事まで作ってもらって・・・)、そして翌日、砂漠をめがけてメルズーガへ。

メルズーガに行く目的は、なんといっても砂漠ツアー!らくだに乗ってサハラ砂漠の中を歩き、砂漠に沈む夕日を見て、夜は満点の星空を見上げ、そして砂漠の中でキャンプ・・・。

砂漠ツアーの出発は午後5時頃なので、それに間に合うように無事メルズーガに到着。なんと砂漠ツアーに一緒に参加することになったのは、偶然にも全員日本人旅行客でした!

天候にも人にも恵まれて、私たちツアーご一行(計5名&案内人のブラヒムさん)は夕方5時過ぎにホテルを出発。なんとホテルの裏はすぐに砂丘が広がっているので、ホテルの裏からすぐにらくだに乗っちゃうんですね。


らくだは立ち上がるとかなり背が高いし、歩くたびに前後に多少揺れるので、最初はちょっと怖かったのですが、そのうち慣れてきて、両手をハンドルから離して写真を撮れるくらいになりました。


砂漠をゆっくり歩いてどんどん砂丘の奥まで進んで行くと、メルズーガの村も大分遠くに見えるようになってきて、そのうち私たちの乗っているらくだが砂を「ぎゅ、ぎゅ」と踏む音しか聞こえないくらいに静かになりました。そして、周りに広がるのは果てしなく続く砂丘のみ・・・。




そして、ここに来るまでは写真の世界でしか存在しないと思っていた、オレンジ色の砂漠に長〜く写るらくだのキャラバンの黒い影・・・。

ずーっとこのような景色が続いて、ある意味この世のものとは思えない程綺麗で、静かで、穏やかでした。

でもさすがに2時間程らくだの背中で揺られていると、結構しんどい・・・。らくだはわりと穏やかだけど、何しろ砂丘のアップダウンが激しいところでは結構揺れるので、振り落とされないように捕まっているだけで必死な部分も・・・。おかげで、らくだから降りた時は既に筋肉痛でした・・・。

ちょうど夕日が砂丘に落ちる頃に、私たちが今夜泊まるキャンプの近くに到着。私たちが夕日の写真で夢中になっている間に、案内人のブラヒムさんと、後からやってきたもう1人のスタッフのアリさんが、キャンプで手際よく夕飯のタジン料理やミントティーを作ってくれました。
私たちが泊まった砂漠の中のキャンプ
テントはこんな感じ
アリさん、アタイ(お茶)を注ぐ

そして食後は、何しろ周りには電気も何もないので、星空タイム!キャンプの裏にあった大きな砂丘にみんなで登って(これがめちゃくちゃ大変だった!)、満点の星空を砂漠に寝転がって見上げました。みんな流れ星をいくつか見つけたようだけど、私は日頃の行いが良くないのか、最後に一個だけ大きな流れ星を見つけただけでした(苦笑)。

深夜12時頃には大分肌寒くなったので、テントに入っておやすみなさ〜い☆

翌朝は6時頃にはキャンプを出発し、朝日を見ると聞いていたので、目覚ましをかけて早起きしたのですが、案内人のブラヒムさんも、一緒にツアーに参加していた人たちも誰も起きてない・・・。しょうがないから、キャンプの周りをウロウロしてみたら、もうすぐ朝日が登りそうな夜明けの空に浮かぶ月が見えて、なんて美しい夜明けなんだろう・・・と1人で感動してました。

そして、やっとブラヒムさんや他の参加者も起きてきて、キャンプを出発。もうすぐ朝日が登りそうだったので、急いで砂丘のてっぺんまで登って、朝日を待ちました。

果てしなく広がる砂漠にのぼる朝日は、最高に綺麗!もともと黄色/オレンジ色で色鮮やかな砂漠の色も、朝日に照らされて更にカラーが増します。

もう日本に帰りたくなくなってしまうくらいに、最高に綺麗な景色!

もっと朝日の様子をゆっくり楽しみたいところでしたが、日が出て暑くなる前にまたらくだに乗って砂漠を横断してホテルに戻らなければならないので、ここで朝日の写真はおしまい。

再びらくだに乗って、時々振り落とされそうになりながらも、砂漠をゆっくりゆっくりと進み、メルズーガの村の方へ戻って行きます。



そして、ついに前日に出発したホテルまで戻り、ツアーはここでおしまい。
いや〜、本当に貴重な体験をさせてもらいました。
お世話になったらくだくんとブラヒムさん

ここで、ちょっとだけ砂漠の素晴らしい雰囲気を味わいたい人用に、ムービーを作成しました。ノイズが随分入ってたり、 ムービー編集の雑さにはツッコミどころ満載ですが(汗)、なんとなくその場の雰囲気は分かると思うので、興味ある方はご覧ください☆



ツアーにはホテルでの朝食代金も含まれているので、モロッコ式の朝食を頂き、シャワーで砂まみれの体を清潔にし、そしてメルズーガを後にしました。


エルラシディアまで一旦戻り、一時的に置かせてもらっていた荷物をピックアップし、そしてJayと一緒に任地グルミマへ。グルミマでの出来事は次回の記事に書きます。

今回は、天候にも人にも恵まれて本当に素晴らしい砂漠ツアーでした。色々と事前に情報を提供してくれたトドラ渓谷ののり子さんや、偶然一緒にツアーに参加して良い思い出作りに貢献してくれたKちゃんや、Tさん&Hさんにも感謝です。そして、元々砂漠ツアーに行くきっかけとなったのは、なんといってもJayのモロッコ訪問だったので、わざわざイギリスから遊びに来てくれた彼にも感謝ですね。

メルズーガは私の任地グルミマと同じ県に位置し、約3〜4時間で行ける距離にあるので、是非また行きたいと思いました。いや、また絶対に行きます!



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