あっという間に、最後にブログ更新してから数ヶ月が経ち、スーダンに赴任してからもうすぐ4ヶ月が経とうとしています。こちらでの生活もまあ大体慣れてきました。
首都ハルツームでは、このブログの読者の人が面白いと思ってもらえるようなネタっていうのはあまりないので(と、個人的には思う)、今回ざっと紹介しようかなと思うのは、ちょっと前の話になるけど、世界難民の日のイベントに関して。
毎年6月20日は、国連が定める「世界難民の日」。うちの事務所もそれを記念するためと、かつスーダンでのUNHCRのオペレーションが今年で50年という節目の年を迎えることもあって、6月30日にスーダンにいる難民約500人を動員して、イベントをハルツーム市内にあるスタジアムで開催しました。とは言っても、準備はイベント数日前になってもまだあまり進んでない部分もかなりあって、急遽企画を担当する渉外・広報部署以外からも、企画に携わりたいスタッフをボランティアで募集するというので、私もいい機会だと思って企画チームに参加。普段はあまり一緒に仕事することのない他の部署のスタッフと一緒に、あれだこれだ色々話し合って、数日後のイベントの準備をしました。
当日は、6つの難民コミュニティ(シリア、イエメン、エチオピア、エリトリア、コンゴ民主共和国、南スーダン)の人たちが計500人ほど集まって(+大使館関係者、UNHCRスタッフ、その他国連・政府機関の人たち一部など)、難民の子ども向けのお絵かきコンクールから、国別対抗サッカー、バレーボール、ミニマラソン、各コミュニティによる民芸品・食品の展示、そして最後はコミュニティごとによるダンス・音楽のパフォーマンスで締めくくられました。特に印象的だったのは、最後のダンス・音楽パフォーマンス。どの国のパフォーマンスもその国の文化や習慣、歴史などを表していて、それぞれと特徴的でした。観ている観客の方も大盛り上がり。普段は私たちスタッフもあまり見れない各国の踊りや音楽を通して、いろんな国を旅しているようでした。
各国からの難民のみなと話すことはできなかったけど、話すことができたのは、シリア出身の難民家族やコンゴ民主共和国出身の難民男性。
シリア出身の家族は、紛争が始まってから祖国を逃れ、スーダンに家族でやってきたらしい。シリアにいた頃は、旦那も妻も共働きで収入もそれなりにあり、苦労しない生活をしていたそうだが、スーダンにやってきては、旦那は朝から晩まで農業関係の日雇い労働をしていて、妻は家で家事と子どもの面倒を見ている。妻によると、自分も仕事をしたいが、スーダンでは難しく、ここでの生活は簡単ではないそう。いつかは美しい祖国シリアへ帰りたい、と言っていたのが印象的でした。
コンゴ民出身の男性は、ここへ来た背景はわからないけれど、フランス語で話しかけたら嬉しそうに「君はフランス語ができるのか!」と喜んでいました。スーダンでは基本アラビア語での生活なので、久しぶりにフランス語が話せて、かつその相手がまさかの日本人だったのが印象に残ったのかもしれないです。
少し余談になりますが、実はこの世界難民の日のイベントと同じ時期くらいに、JICAの「人とシゴト」という、元協力隊員が自らの協力隊を経て、その後どのようなキャリアパスを歩んでいるか紹介するウェブサイトに紹介されました。記事はこちらです。時間があれば読んでみて下さい!
首都ハルツームでは、このブログの読者の人が面白いと思ってもらえるようなネタっていうのはあまりないので(と、個人的には思う)、今回ざっと紹介しようかなと思うのは、ちょっと前の話になるけど、世界難民の日のイベントに関して。
毎年6月20日は、国連が定める「世界難民の日」。うちの事務所もそれを記念するためと、かつスーダンでのUNHCRのオペレーションが今年で50年という節目の年を迎えることもあって、6月30日にスーダンにいる難民約500人を動員して、イベントをハルツーム市内にあるスタジアムで開催しました。とは言っても、準備はイベント数日前になってもまだあまり進んでない部分もかなりあって、急遽企画を担当する渉外・広報部署以外からも、企画に携わりたいスタッフをボランティアで募集するというので、私もいい機会だと思って企画チームに参加。普段はあまり一緒に仕事することのない他の部署のスタッフと一緒に、あれだこれだ色々話し合って、数日後のイベントの準備をしました。
当日は、6つの難民コミュニティ(シリア、イエメン、エチオピア、エリトリア、コンゴ民主共和国、南スーダン)の人たちが計500人ほど集まって(+大使館関係者、UNHCRスタッフ、その他国連・政府機関の人たち一部など)、難民の子ども向けのお絵かきコンクールから、国別対抗サッカー、バレーボール、ミニマラソン、各コミュニティによる民芸品・食品の展示、そして最後はコミュニティごとによるダンス・音楽のパフォーマンスで締めくくられました。特に印象的だったのは、最後のダンス・音楽パフォーマンス。どの国のパフォーマンスもその国の文化や習慣、歴史などを表していて、それぞれと特徴的でした。観ている観客の方も大盛り上がり。普段は私たちスタッフもあまり見れない各国の踊りや音楽を通して、いろんな国を旅しているようでした。
エリトリアの民芸品ブース |
各国からの難民のみなと話すことはできなかったけど、話すことができたのは、シリア出身の難民家族やコンゴ民主共和国出身の難民男性。
シリア出身の家族は、紛争が始まってから祖国を逃れ、スーダンに家族でやってきたらしい。シリアにいた頃は、旦那も妻も共働きで収入もそれなりにあり、苦労しない生活をしていたそうだが、スーダンにやってきては、旦那は朝から晩まで農業関係の日雇い労働をしていて、妻は家で家事と子どもの面倒を見ている。妻によると、自分も仕事をしたいが、スーダンでは難しく、ここでの生活は簡単ではないそう。いつかは美しい祖国シリアへ帰りたい、と言っていたのが印象的でした。
コンゴ民出身の男性は、ここへ来た背景はわからないけれど、フランス語で話しかけたら嬉しそうに「君はフランス語ができるのか!」と喜んでいました。スーダンでは基本アラビア語での生活なので、久しぶりにフランス語が話せて、かつその相手がまさかの日本人だったのが印象に残ったのかもしれないです。
少し余談になりますが、実はこの世界難民の日のイベントと同じ時期くらいに、JICAの「人とシゴト」という、元協力隊員が自らの協力隊を経て、その後どのようなキャリアパスを歩んでいるか紹介するウェブサイトに紹介されました。記事はこちらです。時間があれば読んでみて下さい!