2014/07/30

ラマダン中のひととき、そして・・・ / Moments in Ramadan and...

イスラム教徒が一ヶ月間、日の出から日没まで断食する聖なる月のラマダンが終わりました。去年はラマダン中ずっと任地にいて、26日間は私も断食したのですが、さすがに毎日40度を越える暑さの中断食(水も飲めない)のはキツくって、今年は2週間任国外旅行に行ってました。

でも、任地に帰って来てからは、やはり職種上現地の人たちの生活習慣にかなり密着した活動形態のため、私も同僚の女性たちの生活パターンに合わせるためにも、ラマダンをやらざるを得ない状況でした・・・(家にいる時のみこっそり水は飲んでましたが・・・)。でもその分、普段よりも女性たちと一緒に過ごす時間は長く、なんだか濃い2週間を過ごした気がします。

普段は午後からの活動も、ラマダン中は午前中10時頃〜午後2時頃までの活動となり、その後集落から自宅へ炎天下の中自転車で水も飲まずに帰るのは危険なので、同僚の女性の家にお邪魔して、彼女やその家族と一緒に川の字になって、汗まみれになりながらも昼寝。家事や農業をするにも断食状態でこの時間帯にするには暑すぎるから、集落も町もこの時間帯は一気に静かになります。

女性たちは日没後の最初の食事であるフトール(「朝食」の意味)を準備するために、午後5時くらいから起きて支度を始めます。私も大体その時間には目が覚めるので、女性たちの手伝いをしようと思って声をかけるのだけど、戦力にならないと思われているのか、「大丈夫よー」と言われて、結局彼女たちがテキパキと食事の準備をする様子を観察するだけに・・・。

そして、大体7時半頃に日没時のアザーン(お祈りへの呼びかけ)がモスクから鳴り響き、フトールが始まります。敬虔なイスラム教徒の人たちは、水と食べ物を少しだけ口にしたら、その後すぐにお祈りをし、そしてフトールを食べ始めます。

フトールのメニューはモロッコの地方によって多少違うみたいだけど、私の住んでいる地域は、ベルベル風の辛いパン「アゴロム・イハラン(ベルベル語で「辛いパン」)や、ナツメヤシのペースト、ハリーラ(モロッコのトマトスープ)、ゆで卵、フルーツジュース、シュバキア(モロッコの甘いお菓子)などがどの家庭でも頻繁に出てきました。

ちなみに、日没後は室内よりも屋外の方が涼しいので、部屋の中からカーペットやテレビまでを庭に持ち出してフトールを食べる家庭が多いです(集落のお家は土地があるので)。

そして食後に同僚と少し歓談したり、TVみたりしてゆっくりして、私は帰宅。よく「うちに泊まって、スホール(日の出前の食事)も食べて行きなさいよ!」と言われるけど、そうするとずっと家に帰れなくなってしまうので、ごめんねーと言って帰らせてもらってます(笑)。

モロッコ人はそのあと夜に街に繰り出して、買い物したり夜涼みをしたりして楽しんで、そして夜12時頃には2食目の食事(ラアーッシャ)をとり(とらない人もいる)、日の出を告げるアザーンがなる前の午前2〜3時頃には3食目(スホール)をとり、そして眠りにつきます。時々近くに住むアフメドじいさんからスホールに招待されたので、食べに行ったけど、通常眠くなってしまうので招待が無い時は家で一足先に寝てました(笑)。

ラマダンの断食は辛いけど、一緒にお昼寝したりフトール食べたりするから、普段よりもモロッコ人の同僚と一緒に過ごす時間が長くって、いい交流の機会になりました。

そして、活動先アソシエーション2つのうち、1つはラマダン後にフェスティバルを企画していて、そこで商品を販売するために、女性たちはラマダン中にも関わらず普段の1、2倍のスピードと努力で商品の製作に取り組んでいました。

私が試作品として自分で作ってみて、それをアソシエーションの女性たちに見せたところ好評で、「私たちもそれを作って売りたい」と言ってくれたので、商品化することとなったベルベル刺繍の巾着。
これらが私の作った試作品の巾着

巾着の作り方を女性たちに教えて、フェスティバルで販売する用に試しに3色違う色の巾着を女性たちが作ってみました!
女性たちが作った巾着
裏にはアソシエーションの名前を
アラビア語で入れたものもある

最初はうまくいかなかったミシン作業も、コツをおしえたらすぐに女性たちだけでもできるようになりました!これで、女性たちだけでもこの巾着は上手に作れそうです。


そして、もう1つのアソシエーションでも、とても可愛らしい新商品ができそうです。
こちらは、日本にアフリカの雑貨などを輸出している某会社から依頼を受けて作った試作品の1つ。まだ試作品にしかすぎず、今後取引してもらえるか分からないのですが、うまくいけば日本にこのようなベルベル刺繍の商品が輸出される日も来るかもしれないので、女性たちと頑張っていきたいところです!


今日でラマダン明けの休暇もおしまい。明日からはまた本格的に活動が始まります!

2014/07/20

ナツメヤシの恵み / The bounty from dates

突然ですが、皆さんはナツメヤシを知ってますか?

ナツメヤシはモロッコでは「ツマル」と呼ばれ、英語では「デーツ」と呼ばれる、甘い実を持ったヤシの木のことです。
グルミマの集落にあるナツメヤシの木

ナツメヤシは中東や北アフリカでもたくさん目にしますが、モロッコでは主に南部の内陸の乾燥した砂漠地帯に多く見られます。私の任地グルミマもその地帯にあたり、グルミマを小高い丘から見ると、以下の写真のように見えるのですが、この緑のオアシスの多くがナツメヤシの木です(他にも、オリーブの木もたくんさん生ってます)。
ナツメヤシに覆われたグルミマのオアシス

1年半近くグルミマに暮らして、村の人たちの生活を見ていると、このナツメヤシたち(モロッコでは「ツマル」と呼ぶので、ここでも以下「ツマル」と呼ぶ)は、いろんな場面で活躍して、多くの村人たちに恵みをもたらしていることが見えてきました。そこで、今回はなかなか知られていないツマルくんたちの活躍っぷりを紹介したいと思います。


(1)食べる
まずツマルと聞いてフツーに考えられるのは、食すること。砂漠のまちに住むモロッコ隊員が「砂漠のカロリーメート」と命名してたくらい、実は栄養分が豊富なツマルくんたち。雨が少なくても育ち、長期保存ができるため、砂漠の民にとっても大切な食糧となっている。
ツマル祭りにて売られるツマルくんたち
@エルフード(モロッコ)
生で食べること以外にも、ジャムにしたり、シロップにしたり、ペースト状にしたりと、色々加工する方法もあって、生で食べるのは苦手!という人(私も実はそう・・・)にも結構イケるのです。この前他の隊員に教えてもらったけど、ツマルジャムにケチャップと醤油とだしを混ぜると、おたふくソースの代わりとなるソースができるそうな!実際食べてみたけど本当に美味しかった!

そして、ツマルをミキサーでつぶして牛乳と混ぜて作るツマルミルクも、豆乳みたいな味で美味しかった!これは、ツマルをそのまま食べるのが苦手な人にもオススメです!

あと、以外に知られていないのが(?)、まだ熟れていない緑のツマルの実を食べること。私の活動する集落の人たちは、まだ硬く緑色の実をどんぐりのように拾って来ては、そのまま食べています。味は・・・・、というと、うーん、ちょっと苦くて私は苦手です。


他にも食べる方法は色々あるようですが、食べることに関してはこの辺まで・・・。もっと知りたい方は、自分で調べてみて下さい!

あと、ツマルを食べるのは人間だけではありません。集落の人がよく家で飼っているロバや、砂漠の民には欠かせないラクダくんの餌にもなっているのです。人間が食べるツマルよりも質の悪いツマルが彼らにはまわってくるようですが・・・。
分かりにくいけど、右の赤いたらいみたいな入れ物の中にあるのが、
ロバくんの餌のツマル



(2)燃やす
モロッコの田舎の家では、女性たちが自宅で小麦粉を練って、釜戸で焼いて、パンを作っています。私の住むグルミマでも、多くの家がそうです。(場所によっては、パン生地だけ家で作って、パン屋に持っていって焼いてもらうというところもあるそうですが、グルミマでは私の知る限りほとんどの家が自宅にある釜戸で焼いてます)。
同僚の女性の家の釜戸@グルミマ

さて、この上の写真にある釜戸の左横に置いてあるものは一体なんでしょうか?
近くで見るとこんな感じ↓

実はこれ、ツマルの木の枯れ葉の部分です。パンを焼く際や、水瓶を温める際の燃料として使われているのです。写真の釜戸に、どんどんツマルの枯れ葉が詰め込まれ、火を絶やさないようにして、パンを焼きます。

ツマルの枯れ葉を燃料として使って焼かれたパンは美味しい〜!

この枯れ葉、聞いた話によると、好き勝手にどこから持っていていいというわけではないようで、各家庭が枯れ葉をゲットできるツマルの場所が決まっているようです(詳しくはまだ調査中なので詳細はよくわからない・・・。ツマルの収穫の時期にモロッコ人の同僚と一緒に収穫に行った時は、彼女の家から少し離れた所に、彼女の家族が所有するツマルの群れがあり、そこのツマルを収穫していたので、枯れ葉もそこから得るのかな・・・?)
まだ緑のツマルの葉っぱ


(3)使う
ツマルの木は他にも、家庭で使う道具諸々として活躍中!

例えば、ツマルの木の枝を束ねたほうき!

このほうきが結構使えるのです!例えば、家の中の埃を払うとか、家畜の小屋の掃除とか・・・、いろんな場面でこのほうきが活躍する場面を見たことがあります。

そして、上記にも説明したパンを焼く時、パンをひっくり返す棒にも、ツマルの枝が使われている。硬くて頑丈だからだろうか・・・。

ついでに私もパン焼いてみた・・・。熱い・・・!

その他、ツマルの枯れ葉は編んで籠バックとして使われたり、鍋敷きやパン入れとして使われています。

ちなみに、この鍋敷きやパン入れは女性が編んでいるのをよく見ますが、籠バッグは男性が編んでいるのしか見たことがありません。
パン入れを編む女性
籠バッグを編む男性


他にも、私がまだ知らないツマルの使われ方が色々あるのでしょうが、これまでに紹介しただけでもいろんな使われ方があります。日本では、こうやって自然の恵みをフルに活かして生活することが忘れられて来ているし、その方法を知らない世代も増えているのが現状かと思います。

このようなモロッコの田舎の生活は、不便なところもあるけど、日本人私たちが忘れかけている、自然と共存することや、大量消費のモノに頼らない「豊かさ」があるように感じます。

日頃の活動では私が女性たちに何か新しいアイディアや手法を教えることが多いですが、彼女たちや他の集落の人たちから教えてもらうこともたくさんあり、毎日色々学ばせてもらっています。

そんな機会を私にくれた、青年海外協力隊という制度にも感謝。あと残り任期、8ヶ月程ですが、全力で頑張って行きたいと思います。
収穫を迎えたツマルをたくさん積んだロバくん

任国外旅行② 〜フランス・パリ〜 / Traveling abroad (2) - Paris

前回の投稿(任国外旅行① 〜スペイン〜)に続き、任国外旅行で行ったフランスのパリ訪問について書こうと思います。

スペインの最終訪問地であったバルセロナを出発し、飛行機でパリに到着。パリの空港では散々迷って、パリにて待ち合わせをしていた知り合いとの待ち合わせ時間には全然間に合わず、最初から大変なスタートに・・・。

やっとの思いで、知り合いのSさんには合流できて、お腹空いたので近くにある中華料理屋にて、超久しぶりの中華料理!

ちなみに、Sさんはパリでモロッコの刺繍を自分で作っては販売している日本人女性で、私のブログのベルベル刺繍のページを偶然見つけ、私に連絡くれて、彼女がモロッコに来た時は一度ラバトでお会いしたのでした。彼女のサイトはこちら☆とても可愛い作品ばかりです!)

その後は、モンマルトル地区にあるという布やパーツが売っているエリアに案内してもらって、ちょっとシャレた感じのカフェにて一休憩・・・。それにしても、寒い!!!スペインはバルセロナ以外は天気にも恵まれ、どこも大体暑かったけど、パリはビックリするほど寒くって、持っている服は全部夏物なので、とりあえずできるだけ重ね着して寒さを忍ぐ程でした・・・。

初日の夜は、大学時代からの親友であるイギリス人のJayと再会!彼はパリに仕事の関係で頻繁に出張に来ていて、今回のパリの日程は彼のパリ滞在に合わせて組んだのでした。

2日目も天気はどんよりで気温も15度程度。とりあえずこの日の目標は、モンマルトル地区をウロウロすること、ラーメンを食べること(笑)、もし時間があれば3区にてお買い物、そしてなんとなくパリの雰囲気を味わえればそれでいいやと思ってました。

早速目的地のモンマルトルに行って、まずはサクレ・クール寺院へ!丘の上にあるこの寺院に行くまでに、たくさんの階段を登って行きます。でも、まずは下から写真をパシャリ。
サクレ・クール寺院

この寺院は近くで見るよりも遠くから見た方がなんか威厳があるなーと思いましたが、近くのも一応アップ・・・。


モンマルトル地区に、コンテンポラリーダンスをしながら日本雑貨屋さんを経営している女性のお店があり、なんと彼女の店にある物のほとんどが手作りだとのこと!全部超可愛い雑貨が揃っていて、もともと大好きな和柄の雑貨を買ってしまいました・・・。

そして私は映画「ムーラン・ルージュ」の大ファン!パリへ来たら見たいと思っていたのが、あの赤い風車が目印のムーラン・ルージュ!昼間の姿でもいいからと思って、歩いて行った頃にはかなり雨がざあざあ降り・・・。
パリのムーラン・ルージュ

そして、遅い昼ご飯だけけどどうしてもラーメンが食べたかったので、日本食レストランがたくさん並ぶ、オペラ座の近くのエリアへ行くことに!久しぶりのラーメンと日本のビール、最高でした〜!

2日目の夜は、大学時代の知り合いで同じダンスサークルに入っていた子と、パリ勤務の彼女の旦那と、そしてJayの4人で夕食。


そして3日目、この日もまた雨・・・。

せっかくパリに来たのだから、少なくともエッフェル塔とノートルダム寺院くらいはみたいなと思って、雨降りの中エッフェル塔の外観がよく見えるところへ・・・。


足下が悪かったから、写真だけ撮って、地下鉄乗って再びオペラ座近くのラーメン屋さん行って、今度は餃子付きラーメンセットを食べて、お腹も心も満たされました・・・。

そして、そこから歩いてノートルダム寺院へ。

その後は、Sさんがアクセサリーのパーツ屋さんに連れて行ってくれると言ってたので、待ち合わせの場所に向かったのでした。

連れて行ってもらったパーツ屋さんには可愛いものばっかり置いてあって、どれも欲しい!!という衝動にかられたけど、荷物のこともあるのでそこは我慢し、近くのアンティーク屋さんのある地域にも連れて行ってもらって、パリのお洒落な雰囲気を味わいさせてもらいました☆

夜はSさんのお友達で、パリのフランス料理屋でシェフをしている日本人に、お宅でフランス料理を作ってもらい、大満足〜!初対面だったのに、美味しい食事やワインまで出して頂いて本当に感謝です。


パリを経つ日も結局雨降りで、最後までパリでは天気に恵まれませんでしたが、今度もっと天気の良い時にまた行く理由ができたので、そういうことにしておきます。

2014/07/18

任国外旅行① 〜スペイン〜 / Traveling abroad (1) - Spain

しばらくブログを更新してませんでしたが、2週間程任地を離れて、任国外旅行に行っていました!任国外旅行とは、青年海外協力隊に参加中に自分の任国以外に自費で旅行することであって、1年に最大20日間の任国外旅行が許されています。行ける国は各国によって異なりますが、モロッコの青年海外協力隊員の場合は現時点でフランスとスペインにのみ渡航が許されてます。

去年1年間は任国外旅行の日数を1日も消化せずに終わってしまったので(繰越不可)、今年は国外に行くぞ!と思い、モロッコのしんどい真夏のラマダンを避けるためにもラマダン開始日からスペインへ行き、その後フランスのパリに行くことにしました。

ルートは、モロッコ北部の港町タンジェからフェリーでスペイン南部の港町アルヘシラスへ渡り、その後スペイン南部を陸路(バス)で移動しながら、マラガ、グラナダ、コルドバを周り、高速鉄道でマドリードとバルセロナへ移動。その後、飛行機でバルセロナからパリへ飛び、そしてパリから飛行機でマラケシュ(モロッコ)へ帰るという感じでした。

スペインにいる間は、モロッコ隊員のKさんと一緒に旅し、パリは1人だったけど現地にいる知り合いに会うことができました。

さて、旅行でどこにいってどうした・・・と書くときりがないので、それよりも旅行中に撮ったいくつかの写真をアップし、どんなところに行ったのか想像してもらったほうが早いと思うので、そうします!

では、写真でのスペイン旅行、お楽しみください!

バイバイ、モロッコ! フェリーにてモロッコ→スペインに渡る

船内はほとんど乗客がいなくって、貸切状態!

マラガ到着。アルカサル(城塞)。ちなみにモロッコでは城塞・要塞のことをカスバと呼ぶ。

マラガの大聖堂

マラガの大聖堂(たしか正面)

マラガの土産屋。アンダルシア地方はアラブ人の支配が800年程続いたので、アラブ系の雑貨も多い。

グラナダのかの有名なアルハンブラ宮殿。イスラムの幾何学模様のタイルをあしらった装飾が印象的。
モロッコではよく見るけど、スペインで見ると、ここまでもイスラムの支配が及んでいたことを実感する。

グラナダ・アルハンブラ宮殿

外観はわりとシンプルだけど、中の装飾は見事!

これまた、イスラムの幾何学模様のタイルが可愛い☆

アルハンブラ宮殿を近くの丘から望む


グラナダの大聖堂。天井のお星様模様が可愛い!

アンダルシア地方で有名なフラメンコを本場で鑑賞!@コルドバ
タップダンスやアイリッシュダンスのように、靴をカツカツならす部分が多くって、とても面白い!
生のギター演奏とボーカルも素敵!
コルドバのメスキータ。イスラム教とキリスト教が融合した建築様式が興味深い。

キリスト(左)とイスラムの幾何学模様タイルのコンビ(右奥)@メスキータ

いくつものアーチが見るものを圧倒させる(メスキータ)

とにかく綺麗!@メスキータ

こちらも、イスラム様式のアーチと、キリスト教会によく見られるアーチのコンビが面白い。

街自体が世界遺産となっている、トレドの旧市街。

これはまた天井の模様と周りの装飾が美しい! @トレドの大聖堂

トレドはイスラム教、キリスト教、そしてユダヤ教が融合された街。
街にはシナゴーグ(ユダヤ教会)もある。































天才建築家ともいわれるガウディの作品の1つ、カサ・バトリョ@バルセロナ。
前職ピースボートでバルセロナを3回訪問したことがあるけど、
中は入ったことが無かったので、入ってみることにした。
そうしたら中は本当に凄かった・・・!

水の中にいる見たい・・・。階段から建物の向こう側を見るとこういう風に見える。。。
建物全体にいろんな工夫が施してあって、感動!

同上。タイルの色は、下から上にいくにつれて濃くなっていくそう。
太陽の光は上にいくにつれてたくさん入るからだそうな。

カサ・ミラ@バルセロナ
こちらもガウディの建造物の1つ。外装は改修中であまりよく見えなかったけど、
中庭から見上げるカサ・ミラも面白い。中のアパートの様子は本当に興味深くって感動だった!

そして定番のサグラダ・ファミリア。
日中しか見たことなかったから、夜景を見れて感激!
この日はずっと雨降りだったので、観光はせずに買い物に走っちゃいました(汗)。

マドリードには2日間滞在したのですが、そのうち1日は近郊のトレドに行ったし、もう1日は美術館巡りだったので、あまり良い写真がありません。マドリードではピカソの「ゲルニカ」を見れたし、前から好きなダリの作品を一部見れたし、なかなか面白かったです。

あと、トレドでなんとスリ未遂に遭いました。犯人は30代くらいの地元人っぽい女性2人。地図を大きく広げた女性2人で、いかにも道に迷った観光客を装ってますが、明らかに確信犯でした。私はすぐにバッグを触られた感触に気づいたので阻止し、むしろこっちから犯人たちを「おまえら何してんだ」的に見つめ返して撃退(?)しましたが、こういった犯行には注意が必要だなと改めて実感しました。

10日間のスペイン旅行はあっという間に過ぎて、モロッコはラマダン中だというところ、普段は食べれない豚を食べたり、普段は絶対に着れないちょっと露出度の高い服を着てみたりもして(笑)、大分気分転換になりました!

お次はパリ!バルセロナにて、10日間一緒に旅をしたKさんと別れて、1人でパリへ飛行機で向かったのでした!